雨漏り調査の方法や費用を解説!依頼する会社選びのポイントは?

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突然発生する雨漏りの調査は、慌てずに信頼できる業者に依頼し、適切に対処することが重要です。

しかし、雨漏り調査を行っている業者は数多くあり、何を基準に選べば良いか分からないという方も少なくありません。

 

中にはよく調べずに依頼してしまい、トラブルにつながるケースや大切な住宅の寿命を縮めてしまうこともあります。

 

本記事では雨漏りの調査方法や費用について解説をし、業者選びのポイントも紹介します。

トラブルを避けるためにもぜひ参考にしてみてください。

雨漏りの原因調査を業者に依頼すべき理由

放置や不適切な処理が取り返しのつかない事態を招く雨漏りの調査は、経験や知識が豊富な専門業者に依頼することがなによりも大切です。

ここでは、雨漏り調査を専門業者に依頼することの重要性について解説します。

 

雨漏りの原因や経路を自分で調査することは難しい

水はその性質上、どんなに小さな隙間でも入り込んでしまうため、素人目では雨漏りの入り口を特定するのは非常に難しいものです。

 

これから紹介する雨漏りのメカニズムを理解し、専門業者へ依頼することの重要性を認識しておきましょう。

 

雨漏りの原因や発生経路とは?

雨漏りの原因を想像すると、屋根からの浸水をイメージする方が多いです。

 

しかし、雨漏りの発生点となる箇所は屋根だけではなく、外壁やサッシ、室外機とをつなぐエアコンの配管、ベランダの防水塗膜の割れ目など、雨漏りを疑うべきポイントはさまざまです。

 

また、雨漏りの出口となっている箇所の真上からの浸水を疑う方も多いですが、全く関係のない箇所で浸水した雨水が流れ伝って漏れてきていることもあります。そのため内側から見ただけでは判断できません。

 

普段から雨漏りについて調べたり、知識を深めたりしていない人にとっては、想像もつかないような原因や浸水経路で雨漏りが発生していることもあります。さまざまな可能性を考慮して、きちんと調査を行うことが大切です。

 

不適切な雨漏り修理が建物に与える悪影響

雨漏り発生時の放置や不適切な修理は、結果として建物に大きなダメージを与えます。中には思いもよらない事故を発生させるケースもあるので注意が必要です。

 

一番よく知られている雨漏り被害は、浸水による室内や家具などの濡れです。

 

これらの拭き取り掃除だけでことが済めばまだ被害は小さい方ですが、適切な処置を行わずに放置した場合、天井や壁のシミ、カビの発生、木材の腐敗やシロアリの発生などといった甚大な被害を引き起こします。

 

また、住宅の耐久性能に及ぼす影響だけでなく、電気系統への被害は最悪の場合、漏電による火災を発生させることもあります。

 

大切なご自宅に長く住み続けるためには、雨漏りに対して適切な修理をすることが必要不可欠です。

 

こちらのページでも雨漏りの被害について紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

 

専門業者なら原因や経路を正しく特定できる

想像もつかないような原因や経路で被害を拡大していく雨漏りは、専門業者に依頼することで正しく特定し、修理が可能です。

 

普段からたくさんの雨漏り対応を行っている業者であれば、屋根や外壁の異変に気付くことができ、その異変に対してさまざまな方法でアプローチをかけられます。

 

また、雨漏りの原因箇所は高所であることも多く危険を伴うので、作業に慣れている専門業者に依頼することが必要不可欠です。

 

雨漏りの原因調査の方法

雨漏りの原因を調査には、一般的な方法から特殊な方法までさまざまです。雨漏り調査の業者選びをする上で、それぞれの調査方法の特徴を知っておくことが重要です。

本章では雨漏りの調査方法について紹介するので参考にしてください。

・目視調査
・散水調査
・赤外線サーモグラフィー調査
・発光液調査
・ドローン撮影調査

 

目視調査

さまざまな調査方法がある中で、ほとんどの業者が最初に実施するのが目視調査です。目視調査は道具を使わずに行い、全体の状態を見て触れて確認できます。

 

数々の雨漏り調査を行ってきたプロであれば、目視調査だけで原因を特定できることもあります。素人目ではなかなか気付けないような劣化や破損を発見できるでしょう。

 

調査にかかる時間は30〜60分と短いものの、屋根材を取り外したり、天井裏を覗き込んだりして内側の被害状況を直接確認でき、たくさんの情報を集められます。

 

十分な目視調査を行わず、最初から特別な道具を使用して行う高額な調査を提案する業者には注意が必要です。

 

散水調査

散水調査は原因と思われる疑わしい箇所に対して下から順番に散水し、徐々に高い位置へ水をかけて雨漏りを再現する調査方法です。

 

一見すると水をかけるだけで簡単に再現できそうに思えますが、少量の水をかけただけでは雨漏りを再現できません。さまざまな状況を想定し、水をかける向きや強さを変えながら、大量の水をかけて調査を行います。

 

また、散水からすぐに水が下りてくれば半日程度で原因を特定できますが、原因箇所にうまく水がかからず難航すると、2日間ほどの時間がかかることもあります。

 

散水調査は雨漏りをリアルに再現するので調査時にも被害が拡大するのがデメリットです。

 

赤外線サーモグラフィー調査

赤外線サーモグラフィー調査は、対象物の温度を計測し、温度分布を画像表示するカメラを使用した調査方法です。

 

赤外線サーモグラフィーを使用すると、雨水の通り道は温度の低い青色に写り、それ以外の温度が高い箇所は赤、黄、緑に写ります。

これは、雨漏りによって建物内に侵入した雨水が周囲の熱を奪いながら蒸発しようとするからです。

 

しかし、この方法が有効なのは雨水によって浸水経路が濡れて温度差が生じているときだけです。晴れ続きの夏場などでは散水をして温度差を発生させてから赤外線サーモグラフィー調査を行います。

 

散水調査と同様に散水してから水の染み込みを待つ必要があるのでスムーズにいけば半日、難航すると最大で2日間ほどかかるケースもあります。

 

発光液調査

発光液調査に使用される「蛍光増白剤」という検査液は、ブラックライト(紫外線を放射するライト)を照射すると青白く光ります。

 

発光液調査とは、蛍光増白剤を雨漏りの原因と思われる箇所へ散布し、内側からブラックライトを照射することで浸水経路を特定する方法です。

 

発光液調査は、散水調査や赤外線サーモグラフィー調査と同様に散布から検査液が下りてくるのを待つ必要があるので、半日で特定できることもあれば2日間ほどかかってしまうこともあります。

 

一箇所の入り口から、経路を分岐して複数の出口に雨漏りしている場合は、一発で可視化できるのでおすすめの調査方法です。

また、蛍光増白剤は数日で発光しなくなるので、壁紙などの周囲に与える影響はありません。

 

ガス調査

ガス調査は建物内部の雨漏り箇所から高圧ガスを注入したり、ガスを充満させたりして外部に漏れ出たガスをセンサーで感知し、特定していきます。

 

ガスは使用方法によっては危険なものですが、一般に流通しているガスを使用して検査を行うので、安全に使用できます。

 

密閉性の高いマンションやビルなどの鉄筋コンクリート造の建物に適しており、木造住宅で採用されることはほとんどありません。

 

ドローン屋根点検

ドローン屋根点検はテクノロジーの発展により、近年では注目されている点検方法です。ドローンを活用するメリットは安全に高精度な点検を安価に行えるところにあります。

 

通常、屋根の目視調査や散水調査を行う場合は足場を組むか、高所作業車を使用して屋根に人が登る必要がありました。

 

最近ではドローンを使用することにより足場や高所作業車の手配は不要になり、地上からの操作でじっくりと点検を行えます。

 

しかし、万能に思えるドローン屋根点検には、飛行禁止区域での使用ができないことや、点検ついでの応急処置ができない、ドローンの操作ミスによる落下事故の発生といったデメリットもあり、まだまだ課題の残る点検方法です。

 

雨漏りの検査費用

雨漏りの調査にはさまざまな方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

当然、調査にかかる費用も手段によって異なり、業者に委託する際の判断材料となります。

この章では各雨漏り調査の価格相場を比較し、紹介します。

 

各調査の価格相場

雨漏り調査は簡単に原因を発見できることもあれば、難航して数日かかることもあり、価格の幅が広いのが特徴です。

 

散水調査、赤外線サーモグラフィー調査、発光液調査、ガス調査はそれぞれ使用する道具や材料の費用がかかります。

 

また、脚立やはしごで調査ができる場合、足場は必要ありませんが、建物の立地状況や階数によっては足場を設置する必要があります。当然ながら足場を設置する場合はその分だけ費用が高くなります。

 

例外として足場の設置が必要な場合に費用がかかることもありますが、ほとんどの業者が無料で提供しているのが目視調査です。

 

なかには最初から費用のかかる調査方法を提案する業者もいますが、まずは目視調査を行ってもらいましょう。

 

 

<表|検査費用リスト>

目視調査

0円〜

散水調査

3〜18万円

赤外線サーモグラフィー調査

16〜30万円

発光液調査

10〜25万円

ガス調査

10〜30万円

ドローン調査

0〜5万円

 

雨漏り調査の費用が安くなるケースとは?

方法によっては高額な費用がかかる雨漏り調査は、思いがけず費用が安く済むケースもあります。

 

ご自身で全てコントロールできることではありませんが、知っておくことで交渉の材料となる知識なので、ぜひ参考にしてください。

 

目視調査で原因が判明した場合

雨漏り調査を行うときは、ほとんどの業者が目視調査を行い、その結果によって次にどのような調査を行うかを判断していきます。つまり、この目視調査で原因が判明すればその他の調査費用はかかりません。

 

経験や知識が豊富な業者であればあるほど目視調査で雨漏りの原因を特定できる可能性が高くなります。

 

調査に足場が必要ない場合

高所での作業になることが多い雨漏り調査は、調査にかかる費用と足場代によって金額が決まります。建物の立地や構造、雨漏りの原因によっては足場が必要ないケースもあり、この場合は費用が安くなります。

 

例えば、平家建ての住宅や外壁からの雨漏りで、はしごや脚立などで対応できる場合です。

しかし、足場を設置するかは業者が判断するので、現地調査に訪れた調査員に足場の必要性を確認しておきましょう。

 

雨漏り調査会社を選ぶポイント

雨漏りは予期せぬタイミングで突然発生するため、冷静に対応することは難しく、業者選びで失敗してしまうことも少なくありません。

 

本章では雨漏り調査会社を選ぶときに失敗しないためのポイントを紹介します。

・雨漏り調査の実績があるか確認する
・修理も行ってくれるか確認する
・資格を持っているか確認する

 

雨漏り調査の実績があるか

建築業界の中でも難しいとされている雨漏りの調査や修理は、これまでの実績に基づいた「経験」「知識」「技術」が必要不可欠です。

 

実績のない業者に委託してしまうと、雨漏り箇所を正しく特定できない上に十分な処置が施せず、トラブルに発展することも珍しくありません。

 

雨漏り調査を修理業者へ依頼する前に、ホームページを確認して、その業者が実際に対応した現場の事例を確認しましょう。

 

事例をみるときには「写真付きで一次情報を丁寧に解説していること」「事例ごとに費用の概算が記載されていること」を確認しておくと安心です。

 

修理も行ってくれるか

雨漏り調査や雨漏り修理というと一括りに考えてしまいがちですが、雨漏り調査会社と修理業者は別物です。

 

雨漏り調査会社は、建物の雨漏りや不具合の調査を行い、原因を突き止めることを専門としており、修理業者はそれらを直すことを専門にしています。

 

修理業者には、雨漏り調査を行っている業者もありますが、その精度はさまざまで各業者によってムラがあるので、しっかりと吟味する必要があります。

 

また、雨漏り調査会社に依頼をして修理業者の斡旋を受ける場合には、見えないところで紹介料が発生していることもあるので注意が必要です。

 

状況や契約について丁寧に説明してくれるか

世間には細かなことまで丁寧に説明してくれる業者もいますが、お施主様から聞かれていないことには触れない業者が多いのも事実です。

 

雨漏り調査を行うにあたって「どのような方法で調査をするのか」「原因は何だったのか」「どのような処置をとるのか」を質問しましょう。

 

親切な業者であれば、相手が素人であっても目線を下げて分かりやすく説明をしてくれます。反対に、質問に対して明確な回答をせず、曖昧な答えで受け流す業者には注意が必要です。

 

雨漏り診断士の資格を持っているか

雨漏り診断士とは、NPO法人雨漏り診断士協会から認定を受けた資格者です。

 

雨漏り診断士は「建物の基礎知識」「雨仕舞い・防水・塗装・雨漏り診断の基礎知識」「雨漏り診断の実例・実務」の試験に合格することで取得できます。

 

専門的な知識を有しており、協会を通して情報を共有していることもあって、雨漏り調査の現場で高い判断力を発揮します。

 

雨漏りの調査や修理は経験はもちろん、実例をもとにした知識や情報も大切です。雨漏り診断士の有資格者が所属する業者は、雨漏り調査を安心して委託ができます。

 

委託を予定している業者のホームページの確認や、電話で直接確認するなどして雨漏り診断士の在籍を確認することをおすすめします。

 

無料調査を行っている会社は要注意

「各調査の価格相場」でも紹介しましたが、目視調査を無料で行っている業者は数多くあります。

 

しかし、中には無料調査を謳い、不必要で高額な工事を押し売りする業者もいるので注意が必要です。

 

不必要な工事を勧めるためのエサなのか、企業のサービスとして健全に無料調査を行っているのかを慎重に判断する必要があります。

 

特に、依頼もしていないのに無料調査や点検を勧めてくる業者には警戒した方が良いといえます。

 

雨漏り調査の方法と費用

雨漏りの調査にはさまざまな方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。どの方法を採用して調査を行うにしても、豊富な経験と知識や技術を持った業者に委託することが大切です。

 

また、費用を抑えるのも重要ですが、安く済ませることを意識しすぎて質の悪い調査や修理を受けてしまうと結果として住宅の寿命を縮めることにもなりかねません。

 

本記事を参考に、作業内容と金額を吟味し、信頼できる業者選びで納得のいく雨漏り対応をしましょう。

 

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