艶の種類と特徴

同じ塗料でも、艶ありや艶消しがあり、見た目や対候性の違いなど、それぞれにメリットとデメリットがあります。

このページでは、艶の種類、艶ありと艶消しのメリットとデメリット、よく使われている艶の種類、塗装するときの注意点について紹介しています。

■艶は5種類

塗料の艶は、グロス値によって、艶あり、7分艶、5分艶、3分艶、艶消しの5種類に分類されます。

グロス値とは、平面に60度の角度から光を当てて、反対側に反射した光の量を測定した値で、光沢率とも呼ばれています。

●艶あり

グロス値が70%以上の艶を指します。最も光沢感が強く、手触りはツルツルしています。

●7分艶

グロス値が55%~65%の艶を指します。艶ありよりも少しだけ光沢感を落とした艶で、そこまで仕上がりに大きな差は感じられません。

●5分艶

グロス値が30%~40%の艶を指します。艶ありの半分程度の艶で、光沢感は抑えられた仕上がりになります。

●3分艶

グロス値が10%~20%の艶を指します。艶ありの2割~3割程度の艶で、落ち着いた仕上がりになります。

●艶消し

グロス値が5%以下の艶を指します。ほとんど光が反射しないので、マットな仕上がりになります。

■それぞれのメリット・デメリット

●艶ありのメリット・デメリット

艶ありのメリットは、表面がツルツルしているので汚れが溜まりづらく、対候性が高い点です。また、光沢があるので、新築のようなキレイな状態にすることができます。

但し、艶は塗料の耐久年数よりも早く劣化し、2年~3年で消えてしまいます。

デメリットは、光沢が強すぎて眩しかったり、仕上がりが安っぽかったりといった印象を持つ場合がある点です。

●艶消しのメリット・デメリット

艶消しのメリットは、落ち着いた仕上がりになり、高級感を出すことができる点です。

デメリットは、艶ありに添加剤を使用して艶を消しているので、塗料の性能が全体的に落ちてしまう点です。

また、ザラザラしているので汚れが溜まりやすい点や、塗料の種類が少なく、水性塗料しかないといったデメリットもあげられます。

 

■よく使われている艶の種類


艶ありが、全体の75%程度を占めます。光沢感があり耐候性が高いなどメリットがあるためです。

 

■塗装するときの注意点

●艶の有無は塗料によって違う

塗料の艶は、メーカーによって製造段階で決められており、全ての艶がある塗料もありますが、一部の艶しかない塗料もあります。

塗装業者が艶を調整することもできますが、塗料の性能が落ちる可能性があるので、注意が必要です。

●艶の言い方の違い

艶は、業界や地域によって表現が変わることがあるので、注意が必要です。通常は、グロス値が55%~65%の艶を7分艶と呼びますが、3分艶消しと表現する場合もあります。

表現が違うと全く異なった仕上がりになるので、よく確認することが重要です。

●仕上がりがイメージと違う

艶の光沢は、蛍光灯などの下で見る場合に比べて、太陽光の下で見る場合の方が輝いて見えます。これは、光の反射が関係しており、目に入る光の量が変わるため、印象が異なって感じられる現象です。

艶を決める際は、天気の良い日と悪い日の両日に室外で確認することが重要です。

■まとめ

塗料の艶は、艶ありが主流で全体の75%を占めており、塗料本来の性能を発揮し、対候性が高いなどのメリットが大きいため選ばれています。

但し、高級感がある落ち着いた仕上がりを希望する場合は、艶消しが適しているので、仕上がりの希望によって、艶を決めることをオススメします。

艶を決める際は、業者や地域によって艶の表現が変わる場合があるので、注意が必要です。

 

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