外壁塗装で外壁をレンガ調にする方法とその費用を解説!

外壁塗装で家の見た目を一新したい方は、おしゃれな雰囲気を出せる「レンガ調」の外壁がおすすめです。

しかし、予算や家の環境に合っているかわからず、なかなか実行できない方も多いでしょう。外壁は家の印象を大きく左右するため、よく検討してから行うことが大切です。

 

この記事では、外壁塗装をレンガ調にする方法・費用・注意点など、一通りの情報を詳しく解説します。レンガ調の外壁に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

外壁塗装でレンガ調に塗装する事例

レンガ調の外壁塗装は高いデザイン性がメリットです。色や模様などをうまく活かすことで、ワンランク上のおしゃれな外観を演出できます。

 

ここからは、レンガ調の外壁塗装にどんな種類があるのかを紹介していきます。

 

もとの外壁の色を活かす

今の外壁の色味を活かすにはクリア塗装を行います。透明の塗料を使って塗装することで、外壁の色を変えずに新築のような艶を出せるのがメリットです。

 

色あせをなくしたい、しっかりと艶感を出したい、といった場合にはクリア塗装を検討してみてください。色あせていた外壁がピカピカに仕上がります。

 

新しい二色で塗り替える

現在のサイディングボードに二色の塗料で塗り替えするのも人気の塗装方法です。レンガ調のデザインを残しつつ、家全体のイメージをガラリと変えられます。

 

塗料の色を自由に選べるので、好みの色を組み合わせてデザイン性をアップできるのがメリットです。

 

ただし、通常の外壁塗装よりも費用が高くなってしまう場合もあります。また、頻繁にデザインを変えられない点にも注意が必要です。

多色を用いる

レンガ調の外壁塗装では、多色を用いてさまざまな柄にできるのが魅力です。

 

複数の色を取り入れることで、外壁に立体感が生まれおしゃれ感をアップできます。同系色で統一感を出したり、補色でメリハリをつける、といった色のデザイン性を楽しむことも可能です。

 

数種類の塗料を使うため、他よりも費用がかかる点には注意してください。

模様や色をつける

高級感を出したい場合や今のデザインを一新したい場合は、多彩模様塗料で塗装します。

 

多彩模様塗料は意匠性に優れており、さまざまな模様や色をつけられるのが特徴です。一般的な塗料は単色塗りつぶしですが、多彩模様塗料を使えば凹凸デザインや石粒の吹き付けが可能となります。

 

デザインだけでなく安全性が高い点も利点です。

 

外壁塗装で外壁をレンガ調にする方法

ここからはレンガ調の外壁にする3つの方法を具体的に解説していきます。それぞれの特徴と注意点をまとめたので、気になるものからチェックしてみてください。

 

レンガ調サイディングの模様を保存したい:クリア塗装

クリア塗装は、もとのデザインを残したまま艶感をアップさせる施工方法です。現在のデザインを変えたくない、費用を安く抑えたい場合はクリア塗装を検討してみましょう。

 

特徴

クリア塗装は、もとのデザインや模様を活かしながら艶感のある外壁にできるのが特徴です。その他、外壁を保護したり工期を短縮するといったメリットもあります。

 

クリア塗料を使用するには、新築から10年未満の建物かつ外壁に著しい劣化がないことが条件です。また、前回光触媒・無機・フッ素の外壁やシーリングには塗装できません。

 

一般的な塗料と同様、クリア塗料もグレードによって費用や耐久性が異なります。30坪の住宅の場合であれば5090万円程度が相場です。下塗りの工程がないため、他の塗料よりも安く抑えられます。

 

注意点

クリア塗装は初めての塗装時しか行えません。前回の塗料が残っていると、色ムラや白濁の原因になってしまうからです。

 

また、下地の状態がそのまま仕上がりに反映されるため、耐久性が低くなる可能性もあります。サイディングにひび割れやチョーキング現象がある場合、塗装後にも劣化状態を引き継いでしまいます。

 

外壁塗装は通常10年を目安に行いますが、クリア塗装の場合は外壁が劣化する前にやっておく必要があります。10年以上経過すると、塗装工事自体ができなくなってしまうので、早めに検討しておくのが望ましいでしょう。

レンガ風に新しく塗り直したい:二色塗り・多色塗り

 他のデザインから新しくレンガ調へ塗り替える場合には、二色塗り・多色塗りがおすすめです。何度も重ね塗りするので手間はかかりますが、立体感のあるおしゃれな仕上がりになります。

特徴

二色塗り・多色塗りは、目地と外壁の色を分けて塗装する方法です。現在の外壁がレンガ調でない場合や、すでにレンガ調のサイディングを新しいものに変えたい場合によく利用されます。

 

サイディングの凹凸した質感を残しつつ塗装できるのがメリットです。まずは下塗りで目地の部分を塗装し、下塗りが乾いたら異なる色で上から塗装します。

 

手間と時間がかかるため、他の塗装工事よりも費用は高くなりがちです。二色塗りは3,000円~3,500/㎡、多色塗りだと5,500円~7,000/㎡が相場です。また、足場設置代も別途800円〜1,000/㎡かかります。

注意点

二色塗り・多色塗りは、一般的な外壁塗装よりも工期が長いことに注意してください。おおよそ2倍の日数がかかります。

 

足場の設置や重ね塗りが必要となるため、通常の工事よりも工数が増えてしまいます。家の大きさや劣化状態などで異なりますが、完成までに2週間~20日程度かかると思っておきましょう。レンガの模様によっては1ヵ月前後かかる場合もあります。

 

また、工期が長くなる分、費用がかさんでしまう点にも注意してください。

 

意匠性を高めたい:多彩模様の吹付け

多彩模様とは高級感を演出できるハイグレードな塗装方法です。ワンランク上の仕上がりや意匠性を求めている方によく選ばれています。

 

特徴

多彩模様とは、外壁の凹凸で色を替えたり、石粒を吹き付けたりすることで模様を付ける方法です。単色塗りだとシンプルな仕上がりですが、多彩模様ではさまざまな柄や模様をつけられるため、高級感・重厚感を演出できます。

 

多色塗料だと柄が潰れて意匠性が損なわれてしまいますが、多彩塗料ではそのようなデメリットを避けられます。天然石のような質感は多彩塗料にしか出せません。

 

また、水性なので安全性が高い点もメリットです。油性塗料のような臭いがなく環境にも優しいため、小さなお子様やペットがいる家庭でも使いやすいでしょう。

 

一般的な塗料よりも手間がかかるため、同グレードの塗料よりも費用は高くなります。

 

注意点

多彩模様塗装は一般的な塗料にはない作業が発生するため、施工できない業者もいます。細かい模様をつけるには高い技術力が必要なので、多彩模様塗装を依頼しても断られるケースがあります。

 

また、やってもらえたとしても、経験不足の職人だと塗装にムラが出る可能性もあります。多彩模様塗装の実績や施工例を事前に確認しておきましょう。

 

外壁塗装で外壁をレンガ調にしておしゃれな家にしよう

外壁をレンガ調にすると、家をおしゃれな印象に変えられます。

 

レンガ調の外壁にする方法は主に「クリア塗装」「二色・多色塗り」「多彩塗装」の3パターンです。それぞれメリット・デメリットがあるので、予算や家の環境に合わせて選ぶようにしましょう。

 

自分の家がレンガ調塗装可能かどうか詳しく知りたい方は、業者に問い合わせてみることをおすすめします。よく比較検討し、満足いく外壁塗装にしてください。

 
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