こんにちは。
アップリメイク代表の齋藤直樹です。
外壁塗装の業者選びが難しいのは、塗り終わった直後の見た目だけでは、工事の違いがわかりにくいからです。
「丁寧に塗ります」という説明だけでは、傷んだ部分をどう直すのか、何が塗装の費用に入っているのか、作業を誰が点検するのかまではわかりません。
どの会社に頼めばいいのか、迷ってしまうのは当然のことだと思います。
塗装職人として仕事を始めた私が大切にしているのも、傷んだ下地(したじ:塗料を塗る面そのもの)を直してから塗る計画になっているか、という点です。
結論から言うと、外壁塗装の業者を選ぶときに比べたいのは、次の四つです。
現地診断がどれだけ具体的か、見積書に書かれた工事の範囲、工事中の管理の仕方、そして完成後の保証の中身です。
この記事では、候補の会社に連絡するところから、診断と見積もりを比べて依頼先を決めるところまで、実際の順番に沿ってお話しします。
記事のポイント
- 塗装専門店と住宅会社、紹介サイトの違い
- 現地診断で分かる提案の具体性
- 見積金額と施工内容を比べる方法
- 工事中の管理と工事後の保証の確かめ方
外壁塗装はどこに頼める?
主な依頼先は、地域の塗装専門店、リフォーム会社、新築を建てた住宅会社です。
どれが一番かを業種だけで決めるより、今回直したい範囲と、必要な相談に応えてもらえるかで候補を選ぶのがおすすめです。
塗装が中心なら専門店が候補
外壁や屋根の塗り替えが目的なら、塗装専門店は相談先のひとつになります。
相談するときは、外壁材に合った塗料の話だけでなく、どこまで補修するかも説明してもらってください。今ある塗膜(とまく:塗料が乾いてできる薄い膜)や、目地(めじ:外壁の板と板のつなぎ目)の状態をふまえた説明です。
塗料のカタログを比べるだけでは、あなたの家に必要な作業は決まりません。
同じサイディング(板状の外壁材)の家でも、表面の色あせが中心の家と、目地が切れて外壁材まで傷んでいる家とでは、塗る前の処置が変わるからです。
相談する会社の施工例を見るときも、完成写真だけでなく、工事前の状態と補修の流れを読んでみてください。その会社がどんな工事をしているのかがよくわかります。
ただし、「塗装専門店」と名乗っていても、何でも対応できるとは限りません。屋根の葺き替え(ふきかえ:屋根材を新しく取り替える工事)や雨漏りの調査は、別の話です。
塗装以外の修理が必要になったとき、誰が診断し、どの担当者が工事を管理するのか。そこまで聞いておくと、途中で相談先を探し直す手間を減らせます。
家全体の工事なら窓口の役目を見る
外壁と一緒に窓や玄関、ベランダの防水も直すなら、いくつもの工事をまとめて調整できるリフォーム会社も考えられます。
例えば、窓を取り替えたあとにまわりの外壁を補修して塗る工事で、塗装だけを先に終えてしまうとどうなるでしょう。あとから仕上げをやり直す部分が出てしまいます。
工事の種類ごとの値段に加えて、作業の順番と担当者どうしの調整まで含めた提案かどうかが大切です。
新築を建てた住宅会社に頼む場合は、建てたときの図面や外壁の仕様、今の保証との関係を相談しやすいのがよいところです。
その住宅会社独自の外壁材やつなぎ目が使われている家では、一般的な塗装方法をそのまま使えるかも確かめる必要があります。
ほかの会社で修理した場合に今の保証がどうなるかは、契約と対象の場所によって違います。
「ほかの会社に頼むと家の保証が全部なくなる」とひとくくりにせず、対象になる条項を説明してもらうと安心です。
比較サイトは契約相手を確かめる
比較サイトや紹介サービスは、地域の施工会社を探して連絡するための窓口です。
紹介を受けたあとに契約する相手が、施工会社なのか、サイトを運営する会社なのか。それによって、工事の相談や保証を申し出る先が変わります。
登録の前に、自分の連絡先がどの会社まで伝わるのかを規約で確かめておきましょう。電話に出られない時間帯があれば、最初に伝えておくと気が楽です。
何社かへの依頼をまとめてできる便利さはあります。ただ、紹介された会社の工事の中身が、自動的に同じになるわけではありません。
現地調査と見積もりの説明は、それぞれの会社から受ける必要があります。
| 相談先 | 相談しやすい内容 | 最初に聞きたいこと |
|---|---|---|
| 塗装専門店 | 外壁・屋根の塗り替えと下地補修 | 塗装以外の修理を含む場合の担当 |
| リフォーム会社 | 窓・玄関・防水などを含む改修 | 各工事の順序と全体を管理する人 |
| 新築を担当した住宅会社 | 建築時の仕様や既存保証を踏まえた修繕 | 保証の継続条件と今回の工事範囲 |
| 比較・紹介サイト | 複数の候補探しと連絡の取り次ぎ | 契約相手、保証の窓口、紹介の条件 |
ランキングより施工の中身を見る
ランキングは会社を知るきっかけにはなります。でも、その順位だけでは、ご自宅の工事を任せられるかどうかはわかりません。
載っている条件、実際の施工例、会社の場所を調べてから、話を聞く候補を絞りましょう。
順位と口コミには対象がある
全国での売上の順位と、あなたの家を担当する現場の管理は、別の情報です。
ランキングを見るなら、何を評価した順位なのか、どんな会社が載っているのか、広告の枠があるのかを読んでみてください。
順位の付け方が書かれていない場合は、「上位」という表示を理由に選ぶより、各社の実際の提案を比べるほうが確かです。
口コミも同じで、星の数より、どんな工事の何を評価しているかが参考になります。
「打ち合わせの連絡が正確だった」「追加の補修について前もって説明があった」「工事後の不具合に対応してくれた」。こうした書き込みは、頼んだあとのやり取りを想像する手がかりになります。
反対に、完成したときの色だけをほめた口コミから、塗膜が何年ももつとまでは言えません。
気になる評価があれば、そのまま信じ込むより、面談で質問に変えてみると役に立ちます。例えば「工事のあとに連絡するときは、誰が対応してくれますか」と聞いてみるのです。
自宅に近い施工例を読む
参考になるのは、色や建物の大きさだけでなく、外壁材と傷み方が似ている施工例です。
モルタルの割れを補修する仕事と、サイディングの目地を直す仕事では、下地への手当てが違います。
屋根を頼む場合も、金属の屋根とスレート屋根を、同じ施工例として読まないことが大切です。
工事前の状態、選んだ工法、その工法にした理由まで説明されていれば、その会社が何を調べて提案しているのかがつかめます。
下の写真のように、外壁を塗る前の作業も記録されていれば、完成すると隠れてしまう工程も確かめられます。

所在地と許可は意味を分ける
会社名、住所、電話番号がはっきり書かれていて、工事のあとも連絡できる窓口があること。これが依頼先を選ぶときの基本です。
契約書に書かれる会社名がチラシの店名と違う場合は、どういう関係なのかを説明してもらいます。
建設業許可は、一定の規模の建設工事を請け負うための制度です。職人さん個人の資格とは違います。
国土交通省は、建築一式以外では、税込みの請負代金が一件500万円未満の軽微な工事だけを行う場合に、許可が必須ではないことを示しています。
ですから、許可のない塗装店をどこも違法だと考えるのも、許可があればどの現場も必ず品質が高いと考えるのも、正しくありません。
許可の表示とあわせて、頼む工事の実績、現場の責任者、検査の方法を調べる必要があります。
現地調査で提案の違いがわかる
業者の説明を比べる最初の機会は、家を見てもらったあとの診断の報告です。
「古いから塗りましょう」という話から一歩進んで、傷んでいる場所と必要な手当てが結び付いているかを聞いてみましょう。
症状と原因を一緒に聞く
外壁の表面に粉が付く、目地にすき間がある、塗膜がふくれている。どれも同じ「劣化」ですが、直し方は同じではありません。
表面の塗膜が傷んでいるのか、外壁材そのものが割れているのか、別の場所から水が回っている疑いがあるのか。それによって、工事の目的が変わります。
診断の写真を見せられたら、まず家のどこを撮ったものかを聞いてください。そのうえで、何が問題で、どんな手当てをするのかを説明してもらいます。
「ここは目地の補修」「ここは表面の塗り替え」と分けて理解できると、見積書の項目も読みやすくなります。
写真だけでは中の状態がわからないとき、その限界を正直に説明してくれることも大切です。
確かめていない傷みまで言い切るより、追加の調査が必要な理由と時期を示してくれるほうが、あとで工事の中身が変わっても慌てずに済みます。

雨漏りは塗り替えと分けて考える
部屋の中に雨じみがある場合は、見積もりを頼むときから、その症状を伝えてください。
塗装は、外側の表面を守る仕事です。雨水の入り口や中の傷みを突き止めないまま塗っても、雨漏りの原因まで届かないことがあります。
雨が降るたびにしみるのか、風向きによって違うのか、いつから起きているのか。それを伝えると、調べる範囲を決めやすくなります。
「外壁を塗れば止まります」と言われたら、そう判断した調査の中身と、塗装以外に必要な手当てを聞いてみましょう。
塗装会社に相談してもかまいません。ただ、その会社が原因の調査まで扱えるのか、別の担当者による調査が必要なのかは分けて考えます。
今すぐ必要な工事を説明できるか
提案された作業を全部一度にやるか迷うときは、先に直すべき不具合と、時期を選べる見た目の改善に分けて説明してもらいます。
例えば、外壁の色を変えたいという希望と、雨水が入っている所の補修は、急ぐ度合いが違いますよね。
予算を抑えるために何を後回しにできるかは、その違いがわかって初めて考えられます。
一方で、塗装と一緒に工事しないと、あとで足場をもう一度組まなければならない部分もあります。
急ぎの補修だけをする案と、外壁全体を塗る案を両方比べれば、今回の出費だけでなく、次の工事のことまで考えられます。
診断の説明が難しいときは、「このままにすると何が起きますか」「今回直すとどこまで解決しますか」と聞いてみてください。
その答えが、工事をする理由と範囲につながっていきます。
見積書は同じ工事にそろえて比べる
見積もりの金額の差を理解するには、値段を見る前に、各社がどこまで工事するつもりなのかをそろえる必要があります。
同じ「外壁塗装」という名前でも、補修、付帯部、屋根の工事が入っているかどうかで、合計の金額は変わります。
塗る範囲が違えば総額も変わる
外壁のほかに塗る所としては、軒天(のきてん:屋根の裏側の天井部分)、雨樋、破風板(はふいた:屋根の側面の端の板)があります。
雨戸や水切り(雨水を外へ流す金物)なども含めて、どこを塗るのかを見積書に具体的に書いてもらいましょう。
「付帯部一式」という項目だけでは、どの部分が入っているのかを、あとから確かめにくくなります。付帯部(ふたいぶ)とは、外壁と屋根以外の細かい部分のことです。
「一式」という書き方がすべて悪いわけではありません。別紙や図面も含めて、工事の範囲がはっきりわかるかどうかが大事です。
特に窓のまわりは、外壁、目地、サッシ、シャッターボックスが近くに集まっています。見た目は一か所でも、塗る対象は分かれているのです。
外壁を塗る契約に、サッシそのものの塗装まで入っているとは限りません。材質や製品によって、塗ってよいかどうかも変わります。
希望があるときは、現地でその場所を指さして、やる作業とやらない作業を決めておくほうが確実です。

塗料名だけで高い安いを決めない
「シリコン塗料」「無機塗料」といった種類の名前だけでは、製品も塗装の内容も決まりません。
メーカーと製品名、下塗り材、作業ごとの塗る回数がわかる書き方なら、何を組み合わせた工事なのかを比べられます。
下塗りは、仕上げの塗料と下地をつなぐ接着剤のような役目です。上塗りだけを高い製品に替えても、下地に合った下塗りがいらなくなるわけではありません。
今ある塗膜がはがれかけている所に、そのまま新しい塗料を重ねるやり方も避ける必要があります。
見積書に材料の名前が並んでいるだけでよくわからなければ、「今の壁に、この下塗り材を使う理由」を説明してもらってください。
製品の期待耐用年数(性能を保てる年数の目安)は、家の部品を全部その期間修理しなくてよい、という意味ではありません。施工会社の保証期間とも違います。
これから何年くらい住み続けるか、次に屋根や防水を直す予定があるかも伝えておくと、塗料の値段だけに偏らない提案を受けやすくなります。

比較例で差額の理由を読む
仮に、A社は外壁と雨樋の塗装、B社はそれに目地の打ち替えと軒天の塗装を加えて提案したとします。
打ち替えとは、目地の古いシーリング(すき間を埋めるゴムのような材料)を取り除き、新しく詰め直すことです。
この段階でB社の合計が高くても、同じ仕事の単価が高いとは言えません。
目地の打ち替えがご自宅に必要かを診断の中身から確かめ、必要ならA社にも同じ範囲で出し直してもらいます。
逆に、B社が足した作業の必要性に納得できなければ、理由を聞いてみましょう。その作業を省いたときに残る問題も説明してもらいます。
この例のように、まず工事の中身の差を確かめ、そのあとで材料や管理の差を比べると、値段の差を具体的に考えられます。
| 差がある項目 | 比較の前に確かめること |
|---|---|
| 外壁の面積 | 窓などの開口部の扱いと、計測した範囲 |
| 目地の補修 | 対象となる位置・長さ・施工方法 |
| 塗料と下塗り材 | 製品名と自宅の下地に使える理由 |
| 付帯部 | 部材名、数量、塗らない部分 |
| 足場や養生 | 施工範囲、周囲の保護、必要な付帯作業 |
| 工事中の管理 | 工程報告、検査、変更時の連絡 |
面積が違うときの聞き方
各社の外壁の面積が違っていても、すぐにどちらかが水増ししていると決めつけないでください。
外壁の凸凹や、窓などの開いた部分の差し引き方、塗る範囲の考え方が違うこともあります。数字の出し方を見せてもらいましょう。
「延べ床面積から出したおおよその数字ですか。外壁を実際に測った数字ですか」と聞けば、比べている量の違いがつかめます。
費用全体の内訳は、戸建て外壁塗装の費用相場と内訳もあわせて、決める手がかりにしてください。
値引きしたあとの金額より、必要な作業を含めた最終的な合計で比べてください。
大きく値引きできる理由が、工事の範囲を変えたからなのか、会社の値段の付け方なのかも分けて聞くと、見積もりを読み違えにくくなります。
見積もりを比べる前に、今の状態を知っておきませんか
資格者が外壁と屋根を確認し、写真と診断書で傷みと必要な工事をご説明します。相見積もりの1社としてのご依頼も歓迎です。
ホームページからのお申し込みは、いつも以上にお値引きを頑張ります
施工品質は管理の仕方から確かめる
契約の前に、完成後どれくらいもつかを見抜くことはできません。でも、品質を守るために何を管理している会社なのかは聞けます。
「職人の腕がいい」というぼんやりした説明で終わらせず、下地の処理、塗る間隔、報告、検査の進め方を確かめます。
隠れる工程を記録しているか
補修や下塗りは、上から仕上げの塗料を塗ると見えなくなります。
完成したときの写真だけでなく、工事前と途中の記録を残してもらう意味は、まさにここ。
目地の補修なら、どの部分にどんな手当てをしたかがわかる記録が必要です。
金属の部分なら、錆などを落としてから塗装に進んだことを、作業の説明と写真で確かめます。
ただし、写真の枚数が多いだけで、塗布量(とふりょう:決められた面積に塗る塗料の量)や乾燥時間がすべて証明されるわけではありません。
材料の記録、工程表、毎日の作業報告と組み合わせて、見積書のとおりに進めたかを追えることが大切です。

回数より施工の条件まで説明できるか
塗る回数は大切です。でも、回数が多ければ必ず長持ちする、というものではありません。
決められた下塗り材を使い、必要な量を塗り、次の作業まで乾かす。この条件がそろって初めて、製品に合った施工になります。
傷んだ下地に追加の手当てが必要なら、その理由と工程を示してもらいます。
「三回だから普通」「四回だから安心」と回数だけで評価すると、塗る前の補修や、材料の組み合わせを見落としてしまいます。
アップリメイクでは外壁・屋根とも、下塗り2回・上塗り2回の合計4回塗りを標準にしています。
これも、下地に合う下塗り材を選び、乾燥時間を守ってこそ意味を持つ工程です。
雨の日や乾きにくい日に予定を変える判断も、施工の管理のうち。
工期を短く約束する会社を選ぶときほど、天気による変更をどう扱うかまで聞いておく必要があります。

自社施工でも窓口は決めておく
自社の職人が工事する会社では、打ち合わせの内容を社内で伝えやすいのがよいところです。
ただし、実際の現場では、足場、板金(ばんきん:金属の板の部分)、設備などの別の担当が関わることもあります。体制の呼び方だけで、連絡の仕方まで決まるわけではありません。
営業担当と職人の間で話が食い違ったとき、誰が契約の中身を確かめて対応するかを決めておきます。
例えば、窓を開けたい日があるのに、全部の窓を養生(ようじょう:塗料が付かないように覆うこと)してしまったら、どうでしょう。塗り方に問題がなくても、暮らしには困ったことになりますよね。
現場の責任者に暮らしの予定を伝えられ、変更の連絡が職人まで届く仕組みがあるか。これも業者選びの大事なポイントです。

アップリメイクでは、診断のあとの提案に加え、着工前の現場打ち合わせ、工程表の提出、工事写真報告書のお渡しを行っています。
打ち合わせた内容を工事の現場へつなぐための取り組みですので、窓の使い方や車の出し入れなど、暮らしの予定も遠慮なくお伝えください。
工事中に、毎日作業を見張る必要はありません。
どの作業が終わったか、予定が変わるか、気になることを誰に伝えるかがわかる報告の仕方を、契約前に決めておくと安心です。
屋根も頼むなら工法が合うかを聞く
屋根も外壁と一緒に頼む場合は、塗装できる屋根なのかを診断してから、同時に工事する費用を比べます。
足場を一緒に使えるとしても、塗装では直せない傷みを、塗り替えで済ませることはできません。
塗れるかどうかが最初の判断
屋根材の種類、表面の傷み、割れや変形、雨漏りがあるかどうかで、塗装に向いているかは変わります。
「色が薄くなったから塗る」「古いから全部取り替える」という説明だけでは、あなたの屋根についての理由としては足りません。
材質と傷みを示したうえで、塗装で対応できる範囲と、別に補修が必要な部分を説明してもらってください。
屋根材を重ねるカバー工法や葺き替えを提案された場合もあるでしょう。そのときも、塗装の案と金額だけで比べず、直そうとしている不具合が同じかを確かめます。
表面を守る工事と、屋根材を新しくする工事では、目的も範囲も違うからです。
屋根材ごとの見分け方の目安や工程は、静岡の屋根塗装の工法・工程・料金でご紹介しています。

屋根材に合う下地処理を聞く
トタンなどの金属の屋根では、錆を落とす作業と、下地に合った塗装の内容が提案に入っているかを聞きます。
錆が進んで穴が開いていたり、留めている部分が傷んでいたりすると、塗膜を付けるだけでは元の状態に戻せません。
スレート屋根(セメントを薄い板にした屋根材の屋根)では、屋根材の重なりから水が抜ける状態を保つ工夫も必要です。
屋根ごとに必要な手当ては違います。外壁と同じ塗料や工程を、そのまま使い回す話になっていないかを確かめてください。
屋根の状態を確かめるために、あなたがはしごで上がる必要はありません。
調べる側が安全に見られた範囲を報告します。足場を組んでから確かめる部分が残るなら、その扱いを見積もりの段階で決めておきます。

契約前に保証と追加工事を確かめる
最後に依頼先を決める前に、工事中に予定が変わったときと、完成後に不具合が出たときの扱いを読んでおいてください。
うまく進んだ場合の説明だけでなく、変更や不具合についても具体的に答えてくれる会社を選びたいところです。
追加費用の決め方を先に聞く
足場を組んで初めてわかる傷みなど、調査のときには見えない部分が残る工事もあります。
その場合は、何が見つかったかを写真で報告し、補修の中身と金額に合意してから追加の作業に進む、という流れが必要です。
契約前に「追加は相談します」と言われたら、誰に、いつ、どんな書面で連絡するのかまで決めておきます。
そうしておけば、家族の一人が現場で相談を受けて了承したのに、支払いを考えていた家族には伝わっていなかった、という行き違いも防げます。
見積もりに入っていない工事があること自体より、その中身と決め方をあいまいにしたまま着工(工事を始めること)するほうが問題です。
契約書のどこを読めばよいかは、外壁塗装の契約書で確認する項目でくわしくまとめています。

保証年数と保証の中身を分ける
「十年保証」という年数だけでは、何が起きたときに、どこを直してもらえるのかはわかりません。
塗膜のはがれ、ひび割れ、色の変化、シーリング、防水など、対象になるものとならないものを、保証書の見本で読んでください。
外壁と雨樋で保証の条件が違うこともあるので、家全体に同じ保証が付くとは思わないようにします。
点検を受けることが保証を続ける条件になっている場合は、時期、申し込みの方法、費用がかかるかどうかも知っておく必要があります。
アップリメイクの工事保証は塗料によって5年から最長10年で、工事保証書を書面でお渡ししています。
塗料の耐久年数とは別の期間です。対象や条件のくわしい内容は、保証・アフターサポートのページにまとめています。
完成後に受け取る書類は、保証書だけでなく、契約の内容や工事の記録も一緒にしまっておいてください。
数年後に相談するとき、いつ、どこを、どの材料で工事したかがわかると、話がスムーズに進みます。
保証は「長いからよい」で終わらせず、「外壁がはがれたら、まずどこへ連絡すればいいですか」と具体的に聞いてみてください。
その答えと保証書の中身がつながっていることが大切です。
すぐ決めてと言われたら持ち帰る
「今日中に決めてくれたら」という条件で大きな値引きを示されても、診断と見積もりを読む時間はしっかりとってください。
本当に急いで直すべき傷みがある場合でも、とりあえず安全を確保する話と、家全体を塗る契約は分けて考えられます。
国民生活センターは、突然訪ねてきた業者による屋根点検をきっかけに、不安をあおられて契約するトラブルについて注意を呼びかけています。
頼んでもいない点検をその場で受けないことが大切です。屋根が心配なら、あなたから連絡した会社に状態を確かめてもらう方法があります。
その場の値引きより、工事の中身を理解してから契約することを優先してください。
わからない項目が残っているなら、説明と書面の直しを受けてから決めてかまいません。
何社かの提案から一社に絞る方法
候補を絞るときは、各社に同じ希望を伝えて現地調査を頼み、説明を受けた順に疑問を解いていきます。
アップリメイクでは、比べるために三社以上の見積もりをおすすめしています。ただ、社数を増やすこと自体が目的ではありません。
工事の範囲がわからないままたくさんの見積書を集めても、合計金額の高い安いしか比べられなくなるからです。
まず、外壁と屋根のどこまでを頼むか、気になる不具合、希望の時期を共通の条件として伝え、提案の違いを聞いてください。
予算が合わないときは、ただ値引きをお願いするだけでなく、後回しにできる作業や、内容を変えられる所について相談できます。
必要な補修を削って値段だけ合わせる案と、暮らしの計画に合わせて工事を分ける案とでは、意味がまったく違います。
家族で話し合うときは、「この会社が安い」だけでなく、「何を直し、どこまで工事し、完成後は誰が対応するか」を説明できる状態を目指してください。
その説明ができれば、選んだ理由も家族みんなで共有できます。
迷ったときは、最後に残った二社に同じ質問をしてみてください。
ご自宅の状態に合わせて答え、必要なら見積書まで直してくれるかを見ると、工事中の相談のしやすさも想像しやすくなります。
外壁塗装業者選びのよくある質問
依頼先を決める前に迷いやすい点を、四つの質問にまとめました。
Q1. 一番安い会社は避けるべき?
A. 安いというだけで避ける必要はありません。
必要な補修、塗る範囲、材料、管理の仕方が同じ条件になっているかを比べ、そのうえで値段の差の理由を聞いてください。
入っていない作業が多くて安い場合は、必要な工事を足した合計で考えます。
Q2. 地元の会社なら安心ですか?
A. 近くに窓口があると相談はしやすくなります。でも、場所だけで工事の品質は決まりません。
地域での施工実績に加えて、今回の担当者、工程の管理、工事後の対応を具体的に聞いて選びます。
Q3. 屋根と外壁は同じ会社に頼む?
A. 両方の状態をきちんと診断し、必要な工事を管理できる会社なら、一緒に相談できます。
屋根に塗装以外の工事が必要な場合は、その担当と見積もりを別に示してもらってください。
足場を一緒に使えるかだけでなく、それぞれの部分を今直す必要があるかを確かめます。
Q4. 担当者との相性も重視してよい?
A. 話しやすさは大切です。そのうえで、質問への答えと書面の中身が合っているかも見てください。
親切な言葉に加えて、わからないことを調べて答えてくれる、変更を見積書に反映してくれる、といった対応は、工事中の相談にも役立ちます。
納得できる提案から施工先を選ぶ
外壁塗装の業者選びは、会社の知名度を比べるだけでは終わりません。
ご自宅の傷みに対して何を直すのか、その作業が見積書に入っているか、工事中と完成後に誰が対応するのか。そこまでつながっていることが大切です。
値段に差があれば理由を聞き、中身に差があれば必要かどうかを確かめる。そうすれば、選んだあとも納得しやすくなります。
アップリメイクの無料診断では、撮影した写真と診断書で外壁・屋根の状態をご説明し、ご希望と診断の結果に合わせて工事をご提案しています。
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業者選びで迷っている段階でも大丈夫です。塗料の種類を決める前に、今のお住まいに必要な補修と、今回する工事の範囲を一緒に確かめていきましょう。
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