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静岡の屋根塗装

ROOF PAINTING | 屋根塗装

見えない屋根だからこそ、
根拠のある屋根塗装を。

屋根は、家の中でいちばん強い日差しと雨風を受けている場所です。アップリメイクでは、まず「塗装してよい屋根かどうか」を確かめてから、洗浄・下地処理・縁切り・手塗り4回塗りまで、写真でご説明しながら丁寧に仕上げます。

  • 手塗り4回塗りが標準
  • タスペーサーW工法
  • 1級塗装技能士が在籍
  • 最長10年の工事保証
スレート屋根に緑色の塗料をローラーで塗装している様子

屋根は、家の中でいちばん過酷な場所です

こんにちは。株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。

私は塗装職人として、亡き父のもとでこの仕事を始めました。父が1973年に創業してから、私たちは静岡の屋根と外壁を見続けてきました。その経験から申し上げると、屋根は外壁よりも傷みが早く進みやすいのに、住んでいる方からはほとんど見えない場所です。気づいたときには色が抜け、コケが広がり、屋根材の端が反っている。そんなご相談を毎年のようにいただきます。

このページでは、屋根塗装を考えている方に向けて、「そもそも塗装でよいのか」という判断から、工程、料金、見積書の見方、外壁と一緒に工事するときの考え方まで、できるだけかみ砕いてお伝えします。

静岡の屋根が受けている負担

屋根は、ほぼ一日中、真上から日差しを受けます。静岡は日照時間が長く、夏の日差しが強い地域です。塗膜(塗料が乾いてできる膜)は紫外線と熱で少しずつ分解され、色あせや艶の低下として表れます。表面を触ると白い粉が付く「チョーキング」も、外壁と同じように屋根でも起こります。

雨の影響も見逃せません。梅雨の長雨では屋根が乾く時間が少なくなり、北側や日陰になる面にはコケや藻が育ちやすくなります。台風の時期には横殴りの雨と強風が重なり、屋根のてっぺんにある「棟板金(むねばんきん)」という金属のカバーが浮いていると、そこから雨水が入り込んだり、板金があおられたりすることがあります。

清水区や焼津市など海に近い地域では、潮風に含まれる塩分が金属部分の錆を早める傾向があります。一方、葵区の山あいや藤枝市・島田市の北部など、朝晩の寒暖差が大きい地域では、屋根材が水を含んだ状態で冷え込むと、膨張と収縮を繰り返して細かな割れにつながることもあります。同じ静岡県中部でも、住んでいる場所によって屋根の傷み方は少しずつ違うのです。

塗装前のスレート屋根の全景。色あせと汚れが目立つ
塗装前のスレート屋根。地上からは分かりにくい色あせや汚れも、屋根の上では一目で分かります。

屋根塗装が守っているのは「屋根材の表面」です

屋根塗装は、屋根材そのものを新しくする工事ではありません。スレートや金属屋根の表面に新しい塗膜をつくり、水を吸い込みにくくしたり、錆の進行を抑えたりするための工事です。いわば屋根材の「日焼け止め」と「雨がっぱ」を塗り直すようなものだと考えてください。

ですから、塗装で効果が出るのは「屋根材と下地がまだ健全で、表面の保護が切れかけている」段階です。屋根材が大きく割れていたり、屋根材の下にある防水シートや野地板(屋根の下地になる板)が傷んでいたりする場合は、上から塗っても根本的な解決にはなりません。その場合は塗装以外の工法を正直にご提案します。

塗装できる屋根・できない屋根

屋根塗装で最初に確かめるべきことは、塗料の種類ではなく「屋根材の種類」です。屋根材によっては塗装そのものが不要だったり、塗装をおすすめできなかったりします。ここを確かめずに「どの屋根も塗れば長持ちする」と進めてしまうのが、屋根工事でいちばん避けたい失敗です。

屋根材から考える、工法選びの流れ まず屋根材と状態を確認 粘土瓦 (和瓦・洋瓦) スレート・金属屋根 セメント瓦など 初期のノンアスベスト スレート(パミール等) 瓦への塗装は基本不要 漆喰・棟・板金は点検 割れ・反り・下地の 傷みはどの程度? 塗装はおすすめしない カバー工法・葺き替えへ 少ない 屋根塗装へ 多い 工法を比較 ※最終的な判断は、現地で屋根材と下地の状態を確かめたうえで行います

スレート(コロニアル・カラーベスト)

日本の戸建てで最も普及している、薄い板状の屋根材です。セメントを主な原料にしているため、表面の塗膜が切れると水を吸いやすくなり、コケの発生や反り、割れにつながります。塗装でのメンテナンスが前提の屋根材で、塗り替えの効果を実感しやすい屋根でもあります。

ただし、スレートの塗装では、屋根材どうしの重なり部分を塗料でふさがないための「縁切り(えんきり)」という工程が欠かせません。詳しくは後ほど図でご説明します。

金属屋根(トタン・ガルバリウム鋼板)

金属屋根は軽く、雨仕舞い(雨水を建物の中に入れない納まり)にも優れていますが、塗膜が傷むと錆が出てきます。特に沿岸部では、ビスや継ぎ目、軒先の切り口から錆が始まることが多い印象です。軽い表面の錆であれば、ケレン(錆や古い塗膜を削り落とす作業)と錆止め塗装で対応できますが、穴が開くほど進んでいる場合は板金の部分交換やカバー工法を検討します。

セメント瓦・モニエル瓦

セメントを主成分とした瓦は、塗装自体は可能です。ただし、古い塗膜が残ったまま塗ると密着しにくいため、一般的には高圧洗浄で古い塗膜をしっかり落とす必要があります。見た目が粘土瓦と似ているものもあるため、塗る前に屋根材を正しく見分けることが大切です。

粘土瓦(和瓦・洋瓦)は基本的に塗装不要です

焼き物である粘土瓦は、瓦そのものが塗装を必要としない素材なので、基本的に塗装は行いません。「瓦を塗りましょう」という提案を受けたら、一度立ち止まってください。ただし、瓦屋根でも、棟の漆喰(しっくい)、谷部分の板金、瓦の下にある防水シートなどは年数とともに傷みます。瓦屋根の方には、塗装ではなく、こうした部分の点検と補修をご提案しています。

寄棟の瓦屋根を点検している全景写真
瓦屋根の点検の様子。瓦自体は塗らず、棟や板金、漆喰などの状態を確かめます。

初期のノンアスベストスレートは、塗装をおすすめしません

スレートの中でも、アスベスト(石綿)が使われなくなった時期に作られた初期のノンアスベスト製品、たとえば「パミール」や「コロニアルNEO」などは、塗装するとかえって劣化を早める可能性があるとされています。表面が層状にはがれたり、細かな割れが広がったりしやすく、塗膜が屋根材ごとはがれてしまうことがあるためです。

こうした屋根には、塗装ではなく、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる「カバー工法」や、屋根材を取り替える「葺き替え(ふきかえ)」をおすすめしています。屋根材の製品名は、新築時の図面や仕様書で分かることがあります。お手元にあれば診断のときに見せてください。分からなくても、現物の状態から判断しますのでご安心ください。屋根の工法ごとの費用の違いは、外壁塗装と屋根カバー・葺き替え費用の比較でも詳しくご紹介しています。

屋根材塗装の可否塗装時に気をつけること
スレート塗装できる洗浄後の吸い込みに合わせた下塗り、縁切り(タスペーサー)が重要
金属屋根塗装できるケレンと錆止め、ビスや継ぎ目の処理が重要
セメント瓦・モニエル瓦塗装できる古い塗膜を高圧洗浄でしっかり除去する
粘土瓦基本的に不要漆喰・棟・谷板金・防水シートを点検
初期のノンアスベストスレートおすすめしないカバー工法や葺き替えを検討

※塗装できる屋根材でも、割れや下地の傷みが多い場合は別の工法をご提案することがあります。

塗り替えを考えたい劣化サイン

屋根の塗り替え時期は、築年数だけでは決まりません。一般的には10年前後がひとつの目安といわれますが、日当たりや周辺環境、前回使った塗料によって大きく変わります。次のような症状が見えてきたら、一度点検をおすすめします。

  • 色あせ・艶がなくなった塗膜が紫外線で分解され、保護する力が弱まってきたサインです。
  • コケ・藻・カビが生えている屋根材が水を含みやすくなっている状態。北面や日陰に多く見られます。
  • 屋根材の端が反っている塗膜が劣化し、紫外線や雨、水分の影響で屋根材が反り返っています。
  • 割れ・欠けがある小さな割れは補修できますが、数が多いと工法の見直しが必要です。
  • 棟板金の釘が浮いている屋根のてっぺんの金属カバーを留める釘が抜けかけ、強風に弱くなります。
  • 板金や金属屋根に錆が出ている沿岸部では特に進みやすく、放置すると穴あきにつながります。
  • 雨樋に屋根材の粉や砂がたまる表面がすり減っている手がかりのひとつです。
  • 天井や小屋裏に雨染みがある塗装より先に、雨漏りの原因を調べる必要があります。
塗装前のスレート屋根。色あせて表面の保護力が落ちている
色あせたスレート屋根
スレート屋根材の端部が劣化している様子の接写
屋根材の端部の劣化
屋根の金属部分の端に錆が出ている様子
金属部分の端に出た錆

表面の劣化か、屋根材そのものの傷みか

劣化サインは、大きく二つに分けて考えると判断しやすくなります。ひとつは、色あせやコケのように「表面の保護が切れてきた」症状。もうひとつは、大きな割れや欠け、踏むと沈むような感触、屋根材の層状のはがれのように「屋根材や下地そのものが傷んでいる」症状です。

前者であれば屋根塗装で十分に守れることが多く、後者が広い範囲で見られる場合は、カバー工法や葺き替えと比べて考えます。塗装費用だけを安く抑えても、数年で別の工事が必要になれば、結果的に負担が大きくなってしまうからです。

突然「屋根が浮いていますよ」と言われたら

「近くで工事をしている者ですが、お宅の屋根の板金が浮いていますよ」と声をかけられたという相談は、静岡でも少なくありません。本当に浮いていることもありますが、その場で契約を急ぐ必要はありません。まずは、どこがどう傷んでいるのかを写真で見せてもらい、ほかの会社にも見てもらってから判断してください。

また、ご自身で屋根に上がって確かめるのは大変危険です。転落の危険があるだけでなく、劣化したスレートは踏むと割れることもあります。屋根の状態は、私たちが撮影した写真で一緒にご確認いただけます。

無料診断で確かめること

アップリメイクの無料診断では、経験豊富な資格者がお住まいをひととおり拝見し、30倍の専用スコープで塗膜の表面の状態まで確かめます。雨漏りが疑われる場合などは、必要に応じて赤外線カメラや散水調査も行います。社内には1級建築塗装技能士のほか、雨漏り診断士や外装劣化診断士の資格を持つスタッフもいます。診断の結果は、撮影した写真と診断書をもとにご報告し、屋根材の種類、傷み具合、塗装でよいのか別の工法がよいのかまで、分かりやすくご説明します。

縁切りとタスペーサーW工法

スレート屋根の塗装で、仕上がりの見た目以上に大切なのが「縁切り」です。言葉としては聞きなれないと思いますが、屋根塗装の後に雨漏りが起きるかどうかを左右する、非常に重要な工程です。

なぜ塗装で雨漏りが起きることがあるのか

スレート屋根は、屋根材を少しずつ重ねて並べています。重なり部分にはわずかな隙間があり、屋根材の下に入った雨水は、この隙間を通って外へ流れ出るようにできています。ところが、塗装でこの隙間が塗料でふさがれてしまうと、水の逃げ道がなくなります。

さらに、細い隙間には「毛細管現象(もうさいかんげんしょう)」といって、水が自然に吸い上げられる性質があります。ストローの先を水につけると、少しだけ水が上がってくるのと同じ原理です。隙間がふさがりかけた状態だと、雨水が重なりの奥へ吸い込まれ、屋根材の下の防水シートや下地を濡らし続けてしまいます。これが、塗装後の雨漏りや下地の傷みの原因になることがあります。

屋根材の重なり部分の断面(縁切りなし・あり) 縁切りなし タスペーサーで縁切り ← 棟(屋根の上)側 軒先側 → ← 棟(屋根の上)側 軒先側 → 塗料で重なりの隙間がふさがり 雨水が奥へ吸い上がる (毛細管現象) 雨漏り・下地の傷みの原因に タスペーサー 重なりに隙間が確保され 入った水が外へ抜ける 水の逃げ道と通気を確保

アップリメイクは、屋根材1枚にタスペーサー2枚の「W工法」

縁切りの方法には、塗装後にカッターなどで隙間を切り開く方法と、塗装前に「タスペーサー」という小さな部材を差し込んで隙間を確保する方法があります。アップリメイクでは、タスペーサーを屋根材1枚に対して2枚挿入する「ダブル工法(W工法)」を標準的な考え方としています。1枚あたり2か所で支えることで、隙間が片寄りにくくなるためです。

タスペーサーには、塗替え後の雨漏りを防ぐことに加え、屋根裏の通気を良くし、遮熱性能を活かしやすくする役割もあります。コロニアル(カラーベスト)屋根の塗装では、タスペーサーの設置を強く推奨しています。料金は1㎡あたり300円(税別)で、詳しくは料金の項目でご紹介します。

タスペーサーが不要な屋根、別の判断が必要な屋根

タスペーサーはスレート屋根のための部材なので、金属屋根や瓦屋根には使いません。また、スレート屋根でも、屋根材の形状や反りの具合、既存の隙間の状態によって、挿入の仕方を調整することがあります。「どの屋根にも同じように入れる」のではなく、屋根の状態を見て判断するものだとお考えください。見積書に縁切りの項目があるかどうかは、屋根塗装の見積もりを比べるときの大切な確認ポイントです。

屋根塗装の工程

屋根は工事が終わると、近くで仕上がりを確かめることが難しい場所です。だからこそ、一つひとつの工程を省かず、記録に残しながら進めることが大切だと考えています。アップリメイクの屋根塗装は、下塗り2回・中塗り・仕上げ塗りの合計4回を手塗りで行うのが標準です。

手塗り4回塗りの塗膜の断面イメージ 紫外線・雨・熱 屋根材(スレートなど) 4 上塗り:仕上げの保護層・色と艶 3 中塗り:選んだ塗料で厚みをつくる 2 下塗り:吸い込みを止め密着を高める 1 下塗り:傷んだ表面に下地強化剤 ※層の厚みは分かりやすく誇張しています
  1. 高圧洗浄で汚れと弱った塗膜を落とす

    長年たまった汚れやコケ、弱くなった古い塗膜を、高圧の水でとことん洗い流します。ここが不十分だと、どんなに良い塗料を塗っても密着が悪くなります。劣化した屋根材を傷めないよう、屋根の状態に合わせて洗い方を調整し、洗浄後は十分に乾かしてから次の工程に進みます。

    スレート屋根を高圧洗浄している様子
  2. 補修・下地処理(棟板金の釘打ちなど)

    屋根のてっぺんの棟板金を留めている釘が抜けかけていれば、打ち付けて固定します。割れた屋根材の補修や、継ぎ目・釘まわりのシーリング(すき間を埋めるゴム状の材料)も、この段階で行います。下地がベストの状態になるまで整えることが、塗装を長持ちさせる土台になります。

    屋根の留め具まわりをシーリング材で処理している様子
  3. 板金のケレン

    棟板金や軒先の板金など金属部分は、ケレンで錆や浮いた塗膜を削り落とし、表面に細かな傷をつけて塗料が密着しやすい状態にします。頑固なコケや錆も、ここで取り除きます。

    屋根端部の板金をケレンして下地を整えている様子
  4. 鉄部の錆止め塗装

    ケレンを終えた金属部分に、錆止め塗料を丁寧に塗ります。潮風の影響を受けやすい沿岸部のお住まいでは、特に重要な工程です。

    屋根の板金に錆止め塗料を塗っている様子
  5. 下塗り1回目(下地強化剤)

    傷んだスレートの表面に、下地強化剤を染み込ませます。劣化した屋根材ほど塗料をよく吸い込むため、濡れ色になるまでたっぷりと塗ります。

    スレート屋根に下塗り1回目を塗っている様子
  6. 縁切り(タスペーサーW工法)と下塗り2回目

    屋根材1枚に対してタスペーサーを2枚差し込み、水の逃げ道を確保します。そのうえで下塗り材を重ね、吸い込みを止めて上塗りとの密着を高めます。下塗りを2回行い、塗料メーカー標準の3回塗りを超える4回塗りにしているのが、アップリメイクのこだわりです。

    スレート屋根に下塗り2回目を塗っている様子
  7. 中塗り

    お選びいただいた塗料で中塗りを行い、屋根をコーティングします。塗膜にしっかり厚みをつけるための工程です。決められた塗布量と乾燥時間を守り、ムラなく塗り進めます。

    スレート屋根に中塗りを行っている様子
  8. 仕上げ塗り・最終確認

    同じ塗料で仕上げ塗りを行い、下塗り2回・中塗り・仕上げ塗りの合計4回の手塗りで仕上げます。塗り残しや重なり部分の状態を確認し、社内検査を経てお引き渡しとなります。

    スレート屋根に仕上げ塗りを行っている様子

天気と乾燥時間を優先して工程を組みます

塗料は、乾く前に雨に当たったり、湿気の多い状態で塗り重ねたりすると、本来の性能を発揮できません。静岡は梅雨や台風の時期に雨の日が続くことがあるため、天候による日程の変更をあらかじめ前提にして工程を組みます。「予定どおりに終わらせること」よりも「正しく乾かすこと」を優先していますので、雨で工事が止まる日があってもご心配なさらないでください。工事期間中のスケジュールは、工程表にしてお渡ししています。

見えない屋根の工事は、写真でご確認いただけます

屋根の工事は、お客様が近くで見ることができません。アップリメイクでは、施工の各工程を写真に収めた「工事写真報告書」をお渡ししていますので、留守中の作業も含めて確認していただけます。完成写真の艶だけでなく、洗浄、補修、下塗り、縁切りといった、完成後には見えなくなる工程の記録こそ、ぜひ見ていただきたいところです。施工品質への考え方は施工品質のページでもご紹介しています。

遮熱塗料の考え方

「2階が暑いので、遮熱塗料にしたい」というご相談は、夏の日差しが強い静岡では特に多くいただきます。遮熱塗料は屋根との相性が良い塗料ですが、期待していただく効果と実際の効果がずれないよう、仕組みを知っておいていただきたいと思います。

遮熱と断熱は、働き方が違います

遮熱塗料は、太陽の光に含まれる近赤外線(熱を運びやすい光)を反射・放射して、屋根の表面温度が上がるのを抑える塗料です。一方の断熱塗料は、熱そのものを伝わりにくくする塗料で、アップリメイクで扱う「ガイナ」は、断熱と遮熱の両方の性質を持つ多機能塗料です。ガイナは屋根に塗ることで、夏の2階の暑さを和らげる効果が期待できます。

どちらの塗料も、体感の変わり方は、屋根の色、屋根材、屋根裏の断熱材や換気、間取りによって違います。塗料だけで室温が大きく変わると断言することはできません。私たちは、建物の条件と費用のバランスを見ながら、遮熱や断熱が向いているかどうかを一緒に考えます。外壁を含めた考え方は断熱・遮熱塗料の効果と選び方でも解説しています。

法人様の倉庫での実験例

遮熱塗料の効果は、屋根が大きく、断熱材の少ない工場や倉庫で特に分かりやすく表れます。アップリメイクがご紹介している法人様の倉庫の事例では、遮熱塗料を塗った屋根で、表面温度の差が最高で20.9℃、倉庫内の温度差が最高で6.1℃、電力使用料金が前年同月比で25%削減となった例があります。

ただし、これは倉庫という条件での一例です。住宅は断熱材が入っていることが多く、同じ数字がそのまま当てはまるわけではありません。「この塗料で何度下がります」という約束ではなく、「熱の入り口である屋根の温度上昇を抑える手段のひとつ」として考えていただくのが、私は誠実な説明だと思っています。

工場や倉庫に多い波形スレート屋根を高圧洗浄している様子
波形スレート屋根の高圧洗浄
波形屋根を白い塗料で上塗りし終えた様子
白色で上塗りを終えた波形屋根

住宅で遮熱塗料を選ぶときのポイント

遮熱の効果は、一般的に白や淡い色ほど高く、濃い色ほど小さくなる傾向があります。一方で、屋根を明るい色にすると外観の印象が大きく変わり、汚れが目立ちやすくなることもあります。アップリメイクの屋根プランのうち、フッ素遮熱・ガイナ・遮熱シリコンの3プランは遮熱や断熱の性能を持つ塗料ですので、色選びの段階から「見た目」と「暑さ対策」の両方を考えてご提案します。

屋根塗装の料金プランと保証

アップリメイクの屋根塗装は、4つのプランからお選びいただけます。どのプランも、超高圧トルネード洗浄と、下塗り2回・上塗り2回の合計4回塗りが共通の工事内容です。屋根塗装は既存の屋根を活かすため廃材が出ず、屋根の破損が少ない場合には費用を抑えてリフォームできる方法です。

プラン使用塗料耐久年数工事保証30坪(80㎡)40坪(110㎡)50坪(140㎡)
超高耐久無機プランKFケミカル 超高耐久無機塗料20年10年369,600円〜508,200円〜646,800円〜
超高耐久フッ素遮熱プラン日本ペイント サーモアイDF(2液型弱溶剤フッ素。サーモアイ4Fの後継品)15年7年281,600円〜387,200円〜492,800円〜
遮熱断熱ガイナプラン日進産業 ガイナ10〜15年5年326,700円〜435,600円〜544,500円〜
高耐久遮熱シリコンプランサーモアイ 2液型弱溶剤セラミックシリコン(サーモアイSi)10〜13年5年193,600円〜266,200円〜338,800円〜

※料金は税込の目安です。屋根は形状によって面積が大きく異なるため、実際には現地調査で屋根の面積(㎡数)を算出し、正確なお見積もりをご提出します。足場、補修、縁切りなどの要否は、屋根の状態を確かめたうえでお見積書に項目を分けて記載します。

プラン別の耐久年数(目安) 濃い部分が下限、薄い部分が幅のある上限までを表しています
超高耐久無機
20年
超高耐久フッ素遮熱
15年
遮熱断熱ガイナ
10〜15年
高耐久遮熱シリコン
10〜13年
05年10年15年20年25年
屋根面積別の料金の目安(税込) 30坪(80㎡)・40坪(110㎡)・50坪(140㎡)の場合。目安のため、現地調査後に正確なお見積もりをご提出します
遮熱シリコン 80㎡
193,600円〜
遮熱シリコン 110㎡
266,200円〜
遮熱シリコン 140㎡
338,800円〜
フッ素遮熱 80㎡
281,600円〜
フッ素遮熱 110㎡
387,200円〜
フッ素遮熱 140㎡
492,800円〜
ガイナ 80㎡
326,700円〜
ガイナ 110㎡
435,600円〜
ガイナ 140㎡
544,500円〜
無機 80㎡
369,600円〜
無機 110㎡
508,200円〜
無機 140㎡
646,800円〜
020万40万60万80万円

プラン選びで大切なのは、「いちばん長持ちする塗料が、いちばん良い選択とは限らない」ということです。たとえば、あと10年ほどで建て替えや住み替えを考えているなら、耐久年数20年の塗料は持て余してしまうかもしれません。反対に、この家に長く住み続けるなら、塗り替えの回数を減らせる高耐久の塗料が、結果として生涯の費用を抑えることにつながります。アップリメイクには2級ファイナンシャルプランニング技能士の資格者も在籍していますので、ご家族の今後の暮らし方をうかがいながら、無理のないプランをご提案します。最新の料金は料金・費用プランのページでもご覧いただけます。

タスペーサーW工法のオプション料金

スレート屋根の塗装では、縁切りのためのタスペーサー取り付けを強く推奨しています。単価は1㎡あたり300円(税別)のW工法で、屋根面積ごとの目安は次のとおりです。

屋根面積の目安タスペーサーW工法(税込の目安)
30坪(80㎡)26,400円〜
40坪(110㎡)36,300円〜
50坪(140㎡)46,200円〜

※金額は目安です。屋根は形状によって面積が大きく異なるため、現地調査で㎡数を積算してお見積もりします。

耐久年数と保証年数は、意味が違います

表の「耐久年数」は、その塗料が性能を保つ期間のおおよその目安です。一方の「工事保証」は、施工に原因がある不具合に対して、アップリメイクが責任を持って対応する期間です。耐久年数20年の無機プランでも、工事保証は10年となっています。年数の数字だけを比べるのではなく、保証書に何が書かれているか、どんなときに対応してもらえるのかを確認していただくことが大切です。

保証とアフターフォロー

アップリメイクでは、すべての工事を対象に工事保証書を書面で発行しています。保証期間はプランに応じて最長10年です。また、国土交通大臣指定のリフォームかし保険の登録施工店でもあります。

保証は、施工した会社が続いていて初めて意味を持ちます。1973年の創業から静岡で仕事を続けてこられたのは、地域の皆様に支えていただいたおかげです。施工実績は6000件以上(2026年4月末時点)、いただいたお客様の声は550件以上になりました。工事が終わってからがお付き合いの始まりだと考えています。保証の内容は保証・アフターサポートのページで詳しくご確認いただけます。

屋根塗装の見積書の見方

屋根塗装の費用は、屋根の面積、勾配(傾き)、屋根材、補修の量、塗料、足場の条件で変わります。注意していただきたいのは、延床面積(坪数)と屋根の面積は同じではないということです。同じ30坪の家でも、屋根の形や軒の出方によって塗る面積は変わります。見積書では、何㎡で計算しているのか、その根拠を確認してください。

良い見積もりの例(30坪・屋根80㎡・遮熱シリコン)

下の表は、見積書の書き方を分かりやすく示すための例です。工事項目、数量、単位、単価、金額がそれぞれ書かれていて、使う塗料の名前まで分かるのが、信頼できる見積書の特徴です。

工事項目数量単位単価金額
足場組立・メッシュシート280㎡700196,000
高圧バイオ洗浄80㎡20016,000
下地処理(棟板金補修等)1式20,00020,000
縁切り(タスペーサーW工法)80㎡40032,000
下塗り1回目(サーモアイシーラー)80㎡50040,000
下塗り2回目(サーモアイシーラー)80㎡50040,000
中塗り(サーモアイSi)80㎡75060,000
上塗り(サーモアイSi)80㎡75060,000
諸経費1式30,00030,000
小計494,000
消費税(10%)49,400
合計金額543,400

※書き方を説明するための見積もり例で、単価や金額は建物の条件によって変わります。アップリメイクのタスペーサーW工法の料金は、上記の料金表のとおり1㎡あたり300円(税別)です。

この例では、足場が約20万円を占めています。屋根だけを塗装する場合でも、安全に作業するための足場は欠かせません。だからこそ、後でご説明する「外壁と同時に工事して足場を共用する」という考え方が、費用面で大きな意味を持つのです。

注意したい見積書との違い

安心しやすい見積書
  • 工事項目ごとに数量・単価・金額が書かれている
  • 塗料のメーカー名・製品名が書かれている
  • 下塗り・中塗り・上塗りが分けて記載されている
  • 縁切り(タスペーサー)の有無が分かる
  • 屋根の面積(㎡)の根拠を説明してくれる
  • 工事保証書の発行が明記されている
確認が必要な見積書
  • 「屋根塗装工事 一式 ○○円」で内訳がない
  • 使う塗料の名前が書かれていない
  • 塗る回数や縁切りの記載がない
  • 最初の金額から大幅な値引きを持ちかけられる
  • 「今月中なら」と契約を急がされる
  • 工事保証書や施工例を見せてもらえない

「一式」と書かれた見積書では、どんな材料をどれだけ使い、どんな工程で作業するのかが分かりません。必要な下塗りや縁切りを省かれたり、決められた塗布量を守らずに薄く塗られたりすると、2〜3年で色あせや塗膜のはがれが起きてしまうこともあります。見積もりは3社以上から取って比べることをおすすめしています。

屋根塗装の一般的な費用相場(足場代込み)

参考までに、屋根塗装の一般的な費用相場を延床面積別にまとめました。塗料のグレードや屋根の状態で幅があるため、あくまで一般的な目安としてご覧ください。

延床面積屋根塗装の費用相場(一般的な目安・足場代込み)
20坪40万円〜60万円
30坪50万円〜70万円
40坪60万円〜80万円
50坪70万円〜90万円
60坪80万円〜100万円

※延床面積が同じでも、屋根の形状や勾配によって塗装面積は異なります。正確な費用は現地調査のうえでお見積もりします。

屋根の状態、写真でお見せします

「うちの屋根は塗装で大丈夫?」「見積書の見方が分からない」という段階でも、お気軽にご相談ください。資格者が屋根を確認し、撮影した写真と診断書で状態をご報告します。お電話で「ホームページを見ました」とお伝えいただいた方には、いつも以上に、お値引きを頑張ります。

外壁と同時に塗装すると、足場代を共用できます

屋根の傷みが気になる頃は、外壁も同じようにメンテナンス時期を迎えていることがほとんどです。屋根と外壁を別々の時期に工事するより、同時に行うほうがトータルの費用を抑えやすく、私たちもおすすめしています。

足場代は一般的に15万〜30万円程度

最大の理由は足場代です。屋根の工事にも外壁の工事にも足場は必要ですが、同時に工事すれば一度の足場で両方を施工できます。一般的な住宅の足場代は15万〜30万円程度が相場とされているため、別々に工事した場合と比べて、この足場代を一回分節約できる計算です。屋根と外壁の塗り替え時期をそろえておけば、次回以降のメンテナンスの計画も立てやすくなります。

同時に塗装した場合の費用の目安

外壁にシリコン塗料、屋根に遮熱シリコン塗料を使って同時に塗装した場合の費用の目安です。外壁塗装だけの場合と比べると、屋根の大きさや形状にもよりますが、20万〜40万円程度の追加で屋根の塗装も行える計算になります。

延床面積外壁シリコン+屋根遮熱シリコンの費用(目安)
25坪80万円〜100万円
30坪85万円〜110万円
40坪100万円〜130万円
50坪120万円〜150万円

※目安です。建物の状態や補修の内容によって変わりますので、現地調査後に正確なお見積もりをご提出します。

また、足場を組むと、普段は見られない破風板(はふいた)や鼻隠し、雨樋といった屋根まわりの部材も近くで点検できます。アップリメイクでは、こうした付帯部(屋根や外壁以外の細かな部分)に、一般的なグレードより2グレード高い超高耐久フッ素塗料を使っています。屋根や外壁よりも付帯部の傷みのほうが目立つこともあるため、細部まで長持ちさせることが、家全体の美観と耐久性につながると考えています。同時塗装の費用は外壁・屋根の同時塗装の費用相場でも詳しく解説しています。

同時に工事しないほうがよい場合もあります

一方で、「足場を組むから」という理由だけで、まだ傷んでいない部分まで前倒しで工事する必要はありません。たとえば、数年前に屋根だけ塗り替えている場合や、外壁がまだ十分に健全な場合は、無理にそろえないほうが合理的なこともあります。また、外壁は塗装で守れても、屋根はカバー工法が必要というケースもあります。同じ日に工事するかどうかと、同じ種類の工事をするかどうかは、分けて考えることが大切です。

屋根塗装の施工事例

静岡県中部で行った屋根塗装の施工事例から、一部をご紹介します。屋根材や塗料、合わせて行った補修の内容は事例ごとに異なりますので、ご自宅と似た条件の事例を参考にしてみてください。

屋根塗装に関するよくある質問

屋根塗装は、築何年くらいで考えればよいですか?

一般的には10年前後がひとつの目安といわれますが、年数よりも屋根の状態で判断することをおすすめします。日当たりの強い南面と、湿気がこもりやすい北面でも傷み方は違います。色あせ、コケ、反り、棟板金の釘の浮きなどが見えてきたら、一度点検を受けてみてください。

屋根にコケが生えています。すぐに塗装したほうがよいですか?

コケは、屋根材が水を含みやすくなっているサインですが、コケだけで塗装の時期が決まるわけではありません。屋根材の吸水の具合、割れ、表面のもろさ、板金の状態を合わせて確認し、洗浄・補修・塗装のどこまでが必要かを判断します。

屋根塗装をすれば、雨漏りは直りますか?

雨漏りの原因によります。屋根塗装は表面を保護する工事なので、屋根材の下の防水シートの劣化、板金の納まり、屋根材の割れ、壁との取り合い部分などから水が入っている場合は、塗装だけでは直せません。まず雨水の入口を調べ、原因に合った修理を行ってから塗装を考えます。

タスペーサーは、どの屋根にも必要ですか?

タスペーサーはスレート(コロニアル・カラーベスト)屋根のための部材で、金属屋根や瓦屋根には使いません。スレート屋根の塗装では、塗装後の雨漏りを防ぐために設置を強く推奨しており、アップリメイクでは屋根材1枚に2枚を差し込むW工法で行っています。屋根材の形や反りの具合によって、挿入の仕方を調整することがあります。

遮熱塗料にすれば、2階の暑さは解消しますか?

遮熱塗料は屋根の表面温度の上昇を抑える塗料で、暑さ対策のひとつとして有効です。ただし、体感の変わり方は屋根の色、断熱材の有無、換気、間取りなどによって違うため、「何度下がる」とお約束することはできません。建物の条件をうかがったうえで、遮熱や断熱が向いているかどうかをご説明します。

台風で屋根が傷んだ場合、火災保険は使えますか?

台風などの自然災害による破損は、加入している保険の内容によっては対象になる場合があります。一方、年数による劣化は対象外とされるのが一般的です。まずは被害の状況を確認し、写真を残しておくことが大切です。詳しくは火災保険で屋根修理ができるかの解説もご覧ください。

工事中、職人さんへのお茶出しは必要ですか?

必要ありません。昔から10時と15時の休憩時にお茶を出す習慣がありますが、アップリメイクではお断りしております。施工中のお心遣いやご祝儀も一切不要です。普段どおりにお過ごしください。

契約した後に、やはり迷ってしまったら?

アップリメイクでは、施工開始前であれば、いつでも契約を解除できるとお約束しています。大切なお住まいの工事ですから、納得していただいたうえで進めたいと考えています。不安な点があれば、着工前の打ち合わせでも遠慮なくお聞かせください。

代表からのメッセージ

株式会社アップリメイク代表取締役 齋藤直樹

屋根は、お客様ご自身では見ることも触ることもできない場所です。だからこそ、私たちが見たものを、写真と言葉でそのままお伝えすることを何より大切にしています。塗装で守れる屋根には、下地処理と縁切りを丁寧に行い、4回の手塗りでしっかり仕上げます。塗装では守れない屋根には、無理に塗らず、カバー工法など別の方法を正直にご提案します。

亡き父の口癖は「お客様の幸せを第一に施工品質を考える事」でした。アップリメイクには1級塗装技能士が11名(2025年9月現在)在籍しており、現場の職長は1級建築塗装技能士が担当します。静岡で生まれ育った私たちが、静岡の屋根を責任を持ってお守りします。まずはお気軽に、屋根の状態を見せてください。

株式会社アップリメイク 代表取締役 齋藤直樹

屋根の状態、まずは一緒に確かめませんか。

塗装でよいのか、別の工法がよいのかも含めて、資格者が無料で診断し、写真と診断書でご報告します。ご相談だけでも、どうぞお気軽にお電話ください。

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