こんにちは、株式会社アップリメイク代表の齋藤直樹です。
雨漏りの相談先を探すと、「無料診断」という案内がある一方で、原因を調べるだけで費用がかかるサービスも見つかります。
「結局いくらかかるのだろう」と迷ってしまいますよね。
実はこの違い、無料か有料かという会社の方針だけで生まれているわけではありません。調査で行う作業の範囲が違うのです。
外から見える傷みを調べる点検と、水をかけたり機器を使ったりして雨水の浸入箇所を絞る調査では、必要な時間も人員も異なります。
一般的な目安でいえば、目で見ることが中心の点検は無料〜数万円程度です。
散水(さんすい:水をかけること)や赤外線カメラを使う調査は、数万円から数十万円程度まで幅があります。
足場が必要なら、その費用も加わります。
この記事では、費用のかかる調査が必要になる理由、料金に含まれる作業、追加費用が出やすい条件をお話しします。
見積もりで見ておきたい項目に沿って進めますので、お手元に見積書があれば、見比べながら読んでみてください。
調査の段階で払う金額と、そのあとの修理にかかる金額は、別々に考えておくのがおすすめです。そのほうが、無理のない予算を立てやすくなります。
記事のポイント
- 無料点検で分かることと、有料調査で確かめることの違い
- 散水調査や赤外線調査の作業内容と、料金が変わる理由
- 足場・開口・報告書など、基本料金のほかにかかる費用
- 有料調査が役立つ症状と、頼む前にそろえたい記録
雨漏り調査の費用と無料点検の違い
まずは、外から見ることが中心の点検と、雨漏りを再現して原因を探る調査を、分けて考えてみてください。
どちらも「雨漏り調査」と呼ばれますが、同じサービスではありません。
一般的な相場としてよく案内されるのは、次のような金額です。
目視と聞き取りが中心の点検で無料〜3万円程度、散水調査で数万円〜30万円程度、赤外線カメラを使う調査で10万円〜数十万円程度。
足場を組む場合は、2階建て(30坪程度)で15万〜30万円程度が別にかかることもあります。
これはあくまで一般的な目安で、アップリメイクの料金を示すものではありません。
実際の金額は、調べる箇所の数や建物の条件、依頼先の料金の決め方によって大きく変わります。
無料点検は傷みをつかむことから始める
無料点検の基本は二つ。雨漏りが起きたときの様子をうかがうことと、室内の染みや屋根・外壁の傷みを目で調べることです。
たとえば、天井のどのあたりに染みがあるか、外壁にひび割れがないか、窓のまわりのシーリングが切れていないか。そういったところを見ていきます。
シーリングとは、外壁の目地(めじ:板と板のつなぎ目)や窓のまわりなどに詰める、ゴムのように弾力のある材料のことです。
見える範囲の傷みと雨漏りの位置を照らし合わせると、補修が必要な部分や、くわしく調べる候補をしぼれます。
ただし、壁や屋根の中を通った水は、入った場所から離れた所に出てくることがあります。
表面に傷みが見つかっても、室内の染みとのつながりが分からない。そんなときに、次の調査を考えます。
アップリメイクの無料のお住まい診断では、撮影した写真と診断書をもとに、建物の状態をご報告しています。
社内には、雨漏り診断士・外装劣化診断士の資格を持つ者も在籍しています。
くわしい調査が必要な場合は、赤外線カメラや散水などの方法を検討したうえで、調査の内容と範囲、費用を前もってご説明します。
一般に、「無料診断」と表示されていても、機器を使った詳しい原因調査や足場の設置まで無料とは限りません。どこまでが無料の範囲かは、依頼先に事前に確かめておきましょう。

室内の雨染み付近に調査内容を記した状態
有料調査は作業の中身で比較する
有料の原因調査では、外から水をかけて室内に漏れるかを調べたり、赤外線カメラで表面の温度のちらばりを調べたりします。
費用がかかるのは、調査する人が現場にいる時間だけではありません。
前もっての計画、機材の準備、室内を汚さないための養生(ようじょう)、結果の記録と報告にも、それぞれ手間がかかっています。
ですから、同じ「散水調査」という名前でも、窓一つを調べるプランと、いくつもの外壁面を順に調べるプランとでは、金額が変わってきます。
住まいるダイヤルの見積書確認のポイントは、見積書の工事項目、数量、仕様や単価(ひとつあたりの値段)を照らし合わせるための資料です。「一式」の中身の確かめ方も載っています。
雨漏り調査を比べるときも、まず基本料金に何が入っているかを見て、そのうえで追加する作業をあわせて見ます。
たとえば窓まわりの散水を頼むとき、見積書に「窓一か所」と書かれていても、中身はさまざまです。
窓枠だけを調べるのか、上の外壁とのつなぎ目まで調べるのか。ここは聞いておきたいところです。
赤外線カメラも使う案なら、撮影する場所、散水の前とあとの変化を記録するやり方、結果を受け取る形も比べておくと安心です。
方法ごとの料金だけを足す前に、同じ準備や報告作業が基本料と追加項目の両方へ入っていないかを確かめましょう。
反対に、入っているべき作業が抜けていることもあります。
たとえば、足場の設置や、点検口(てんけんこう:天井などに設けた点検用の開け口)を開けて元に戻す作業です。
必要なのに入っていなければ、見積書の合計だけでは、今回払う金額がつかめません。
調べる場所と作業内容をそろえ、税や別途費用を含む総額を出してもらうと、予算に合う調査かどうかを決めやすくなります。
まだ必要かどうか決まらない作業もあるでしょう。その場合は、何を見てから追加するのか、実施の前に金額の説明を受けられるのかまで、打ち合わせておくと、あとで戸惑いません。
私が調査費用を考えるときに重視するのは、その調査で修理する場所をどこまでしぼれるか、という点です。
費用の安さだけで調査を省くと、原因と関係のない場所を直して、もう一度工事を頼むことになりかねません。それでは、かえって高くついてしまいますよね。
調査方法によって費用が変わる理由
調査方法の違いは、使う道具だけの違いではありません。
何を確かめたいかで作業の組み立て方が変わり、それが人数やかかる時間に表れます。
それぞれの調査方法の特徴と、向いている症状は、雨漏りの調査方法の違いと依頼前の確認点でもくわしく説明しています。
目視では建物全体のつながりを見る
目視点検は、雨漏りしている天井をながめて終わり、という作業ではありません。
室内の症状と、外側のつくりを結び付けるための調査です。
天井の上が屋根なのか、バルコニーなのか、上の階の部屋なのか。それによって、調べる相手が変わります。
外で調べるのは、その位置につながる屋根材や金属の部材、外壁の継ぎ目、窓のまわりなどです。
外壁のすき間がいくつも見つかったときは、染みとの上下の位置関係や、間にある部材を調べます。水が室内まで通る道筋を考えるためです。
点検口から屋根裏を安全にのぞければ、屋根を支える木材や天井の裏に残った水の跡も手がかりになります。
外の傷みから中の水の跡までたどれれば、その道筋を中心に次の調査を組み立てられます。
では、高い所に近づけない、屋根裏に入れないといった場合はどうでしょうか。
見える範囲に限りがあるので、近づくための設備や、別の調査方法を考えることになります。

屋根の固定ボルト部分を手で確認する様子

床シート施工前のバルコニーと室外機(S様邸)
散水調査には観察と待ち時間がある
散水調査は、雨水が入っていそうな所に水をかけて、室内側にどんな変化が出るかを調べる方法です。
費用の中心になるのは、水そのものの値段ではありません。散水する作業、室内での見守り、記録にかかる人の手間です。
外で水をかけている間も、室内では染みが広がったか、水滴が出たか、変化が始まったのは何時かを見守ります。
水がすぐに出る建物もあれば、中を伝う途中で時間がかかる建物もあります。
ですから、短い時間だけ水をかけて結論を出すことはできません。
調べる場所がいくつかあれば、一つの場所での結果をふまえて、次の場所へ移って作業を続けます。
時間がかかるのは、ただ広い面に水をかけているからではありません。どこに水をかけたときに症状が出たかを、区別する必要があるからです。
窓まわりを調べる場合の考え方
たとえば、窓の上のほうで雨漏りしていて、窓枠のまわりと、その上の外壁の目地がどちらも傷んでいる場面を考えてみます。
二つの場所を一緒に濡らして水が出ても、どちらが室内へつながっているのかは見分けにくくなります。
そこで、調べる範囲を区切ります。水をかけた位置と室内の変化を一つずつ対応させながら、直すべき所を探っていくのです。
家の水漏れで、どの蛇口が原因か分からないとき、片方ずつ閉めて様子を見るのに似ていますね。
この例で水が出ている窓は一か所でも、調べる候補は二つあります。
散水と見守りをくり返す分だけ、候補が一つのときより作業が増えます。
原因をしぼる作業まで含む調査と、決まった一か所に短時間だけ水をかける作業。この二つは中身が違うので、金額だけでは比べられません。

窓サッシまわりのシーリング材の劣化(清水区 S様邸)
赤外線調査は撮影後の判断も必要
赤外線サーモグラフィーは、建物の表面の温度の違いを、色分けした画像にする機器です。
濡れた所はまわりと温度が違って見える。この性質を手がかりに、水の影響がありそうな範囲を調べます。
壁を開けずに広い範囲を見られるのは、大きな長所です。
ただ、カメラが壁の中を透かして、水の通り道を写しているわけではありません。
温度のちらばりは、天気や気温、壁をつくっている部材にも左右されます。
そのため、画像に出た色だけを根拠に雨漏りの場所を決めてしまうと、判断を誤るもとになります。
現場では、ふつうの写真や建物のつくり、濡れている位置などと照らし合わせて、なぜ温度の差が出たのかを考える作業が必要です。
サーモグラフィー調査では、撮影の条件を考えることや、画像の読み取り、結果のご説明にも時間を使います。
見積もりも、機器を使う料金だけでなく、撮影した範囲と、分析した結果を報告する作業まで含めて見ておきたいところです。
機器を使えば一度で調査が終わる、というものでもありません。目視や散水と組み合わせたほうが、原因をしぼりやすい症状もあります。
機器の名前が多いほど、よい調査になるわけではないんです。
窓の周囲を調べたいのか、天井の広い染みを調べたいのか。それによって、役立つ方法は変わります。
私たちは、症状に合った調べ方を選ぶことを大切にしています。
基本料金に加わりやすい費用
調査の見積もりが思ったより高くなる理由は、調査方法だけではありません。
建物に近づくための準備や、調べたあとに元へ戻す作業も加わるからです。旅行のツアー料金に、空港までの交通費が入っていないことがあるのと似ています。
足場や室内を元に戻す作業が別料金になっている見積もりなら、その分も調査の予算に入れておきます。
高い場所では足場や作業車が必要
屋根や上の階の外壁を近くで調べるには、作業する人が安全に動ける足場を用意する必要があります。
地上から見えることと、そこへ手を伸ばして調べられることは、別の話です。
水をかける位置を変えながら作業したり、細かな所を近くで見たりするために足場が必要な建物では、組み立てと解体の費用が加わります。
足場代を左右するのは、建物の大きさに加えて、どの面をどの高さまで囲うか、資材を運び込めるかといった条件です。
道路側から高所作業車(高い所で作業するための台が付いた車)を使う計画なら、車を置く場所や作業できる範囲も金額にかかわります。
一方で、バルコニーから無理なく調べられる場合など、建物全体を囲う足場がいらないケースもあります。
足場を組む面と高さを図で示してもらえば、調べる場所と、足場代がかかる範囲を照らし合わせられます。
費用を抑えたいお気持ちは、よく分かります。それでも、安全に作業できない方法を選ぶことは避けるべきです。

足場と飛散防止シートを設置した建物
壁や天井を開けると復旧も必要
外から見るだけでは水の通り道が分からない場合は、天井や壁の一部を開けて、中を調べる方法を考えます。
このときの費用は、開ける作業だけでは決まりません。調べたあと、どこまで元に戻すかでも変わります。
取り外せる部材を戻すだけで済む場合と、下地(したじ)を直して壁紙を貼り直す場合とでは、必要な材料も作業も違います。
点検口を新しく取り付ける方法なら、この先の点検にも使えて便利です。ただ、付ける位置や大きさによって、部屋の見た目が変わる点は知っておいてください。
雨水が入り続けている間にきれいに仕上げても、また濡れてやり直しになってしまいます。
そこで、調査のときは仮の復旧にとどめ、雨漏りを止めてから内装を仕上げる、という計画も考えられます。
見積書の「開口・復旧」が、穴を仮にふさぐところまでなのか、壁紙などの仕上げまで含むのか。はっきり書いてもらうと安心です。
「穴を開ける費用は含むが、壁紙の仕上げは別」という条件なら、その仕上げ分も予算に加える必要があります。
養生や報告書にも作業がある
散水で室内に水が出るかもしれない以上、家具や床を守る養生も、調査の大事な一部です。
養生とは、ビニールシートなどでまわりを覆い、水濡れや汚れを防ぐ準備のこと。
作業する場所に大きな家具がある、養生する部屋がいくつもある、といった条件では、準備や片付けに手間がかかります。
家具を誰が動かすかも、当日の作業の範囲にかかわってきます。

雨漏り調査中の室内養生
調査報告書を作るのにも、撮った写真を選び、調べた位置や結果を説明する作業が必要です。
修理を頼むための簡単な報告と、ほかの所に出すためのくわしい報告とでは、求められる記録の量が違います。
提出先が決まっている場合は、その使い道を調査の前に伝えておいてください。あとから「必要な写真が足りない」と気づく事態を避けやすくなります。
火災保険の申請に使う予定がある場合も、そのことを調査の前に伝えておきましょう。
ただし、保険が使えるかどうかは、保険会社が契約内容と被害の状況から判断します。考え方は火災保険で屋根修理ができるかの解説をご覧ください。
散水にご自宅の水道を使うときの水道代、出張費、駐車代なども、調査料金に入っているか別払いかで、実際の支払額が変わります。
依頼先に払う調査費に加えて、ご自宅で負担する費用も予算に入れておくと、あとで慌てずに済みます。
詳しい調査が役立つ三つの状況
原因の候補がいくつもある、補修しても再発する、特定の雨のときにしか漏れない。こうした状況では、くわしい調査が修理の方針を決める助けになります。
それぞれ、何を調べれば、いらない工事や同じ補修のくり返しを避けられるのかをご説明します。
傷んだ場所が複数見つかっている
窓のまわり、外壁の目地、屋根と外壁がぶつかる所など、傷みがいくつも見つかることがあります。
そんなときに必要なのが、室内の雨漏りとかかわる場所のしぼり込みです。
見つかった傷みを全部雨漏りの原因として扱うと、必要以上に補修の範囲が広がってしまうおそれがあるからです。
たとえば、外壁の目地が傷んでいても、雨漏りは窓の上から起きていることがあります。その逆もありえます。
調査で雨漏りにつながる場所をしぼれれば、今、水を止めるために必要な工事と、将来の手入れとして行う工事を分けられます。
限られた予算の中で、雨漏りの対策を優先した修理計画を立てられる。これが調査のいちばんの利点です。

補修前の外壁目地の状態(清水区 S様邸)

玄関庇と外壁が接する部分(K様邸)
補修しても同じ症状を繰り返す
一度補修したのに雨漏りがまた起きた場合は、前回補修した所と、ほかに水が入りそうな所の両方を調べます。
前と同じ位置に水が出ていても、原因が一つとは限りません。
補修した部分がまた傷んだのか、別の所から入った水がそこへ集まったのか。それによって、必要な工事が変わります。
目に付いたすき間を次々に埋めていくだけでは、この違いは見極められません。
前回の工事の前後の写真や工事内容を調査する人に渡していただくと、すでに手を入れた場所をふまえて調査の計画を立てられます。
「前に直した所が悪い」と決めつけず、いつ、どんな雨でまた濡れたかを手がかりに、建物の状態を調べ直す。そこが再修理の出発点です。
症状が出る雨の条件が限られる
長い雨のあとだけ染みが広がる、風の強い雨のときだけ窓の上から水が出る。このように、症状が出る条件が限られた雨漏りもあります。
調査の日に乾いていても、雨が降っていたときの写真や記録があれば、再現したい条件を考えられます。
雨の量や風向き、濡れ始めるまでの時間を手がかりに、どこをどう調べるかを計画していくのです。
一回の散水で症状が出なかったときも、条件を変えて調べ直すのか、ほかの原因を調べるのかで、その後の費用が変わります。
「当日に再現しなかった」と「雨水が入らない建物である」は別の結論です。
再現できなかったときの記録も残っていれば、同じやり方をなんとなくくり返さずに、残った候補にしぼって次の調査を組み立てられます。
雨漏りの量が少なくても、原因が簡単に分かるとは言い切れません。
調査の難しさは、染みの大きさよりも、雨水の通り道をどこまで追えるか、症状を再現できるかに左右されるんです。
どこまで調べれば原因が分かるか、まず相談しませんか
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調査費の見積書を読むポイント
調査を頼む前には、「何を調べる契約なのか」と「どこから追加料金になるのか」が、見積書で分かるようにしておきます。
総額だけの見積もりでは、調査が途中で終わったときや、調べる場所を増やしたときの扱いが分からないからです。
料金と対象範囲を対応させる
見積書の「雨漏り調査一式」に、調べる場所と調査方法が書き添えてあれば、金額の中身を読み取りやすくなります。
たとえば「二階南側の窓まわりを散水し、一階室内で漏水状況を記録する」といった書き方です。
このように場所と作業が分かれば、ほかの会社の見積もりと、調べる範囲を比べられます。アップリメイクも、相見積もりは歓迎しています。
範囲の違う見積もりを金額だけで並べると、狭い範囲しか調べないプランのほうがお得に見えてしまいます。
| 費用の項目 | 金額と対応させる内容 | 別料金になり得る作業 |
|---|---|---|
| 調査基本料 | 対象の部位・箇所数・調査方法 | 別の壁面や別室への対象拡大 |
| 仮設費 | 足場や作業車の範囲・使用期間 | 調査後も設備を残す場合の延長 |
| 開口・復旧費 | 開ける場所と調査後の仕上げ | 下地補修や壁紙などの本復旧 |
| 報告書作成費 | 写真・調査結果・図面の有無 | 提出先に合わせた詳細資料 |
| 再調査費 | 最初の料金に含む回数や条件 | 別日に行う追加調査 |
料金表に「一か所」とあるときは、少し注意が必要です。
室内で水が出た一か所を指すのか、外で水をかける一か所を指すのかで、対象が変わるからです。
この数え方があいまいなままだと、いくつもの候補を調べる段階になって、思わぬ追加料金が出るもとになります。
見積書には、今回調べる場所を、部位の名前や図で残しておいてもらいましょう。

塗装工事前のスレート屋根の状態(K様邸)
原因が分からない場合の費用
原因を突き止められなかったときに料金がかかるかどうかは、調査サービスの契約の条件によって違います。
調査という作業に対して払う契約なら、原因が一つにしぼれなくても、調査費がかかる場合があります。
成功報酬(結果が出たときだけ払う料金)をうたうサービスなら、「何をもって原因が分かったとするか」が大事な条件です。
漏水の再現、原因の推定、報告書の提出などのうち、どの段階が支払いの条件になるのか。そこによって、同じ成功報酬でも中身が変わります。
再調査が必要になったとき、初回の料金の範囲で行うのか、別に見積もるのか。これも前もって決めておくと、次の調査へ進むかどうかを落ち着いて決められます。
原因をしぼれなかったときも、調べた場所と結果を報告書に残してもらえば、次はまだ調べていない候補から始められます。
調査費と修理費は分けて考える
原因を調べる費用と、雨水が入る所を直す費用は、目的の違う費用です。
調査をするだけでは、傷んだ屋根材や外壁の継ぎ目は直りません。
健康診断を受けただけでは病気が治らないのと、同じことですね。
「調査料金を払えば雨漏りが止まる」と思い違いをしないよう、補修まで含むプランかどうかを、契約内容で分けて見ておきます。
修理も同じ会社に頼むと調査費を差し引く、というサービスがあったとしても、それはその会社が決めた個別の料金条件です。
調査費が割り引かれても、修理費を含めた総額が安くなるとは限りません。
同じ工事内容で比べるなら、決め手になるのは、調査費と修理費を合わせた支払いの総額です。
原因が分かったあとの工事の選び方と費用の考え方は、静岡の雨漏り修理の進め方でご紹介しています。
調査で使う足場を修理にも使えるなら、組み立てと解体を別々に行う手間を減らせるかもしれません。
ただ、修理の範囲が決まる前から、足場を使い回す前提で予算を組むのは避けたいところです。

窓サッシまわりのシーリング打ち替え後(清水区 S様邸)
調査前の記録で無駄を減らす
調査の前には、雨漏りの様子を、安全な室内から記録しておきましょう。
雨がやんで室内が乾いていても、写真と起きた日時があれば、そのときどこがどのくらい濡れたかを調査する人に伝えられます。
雨漏りした日時と写真を残す
記録するのは、雨漏りに気づいた日、水が出た部屋と位置、雨が降り始めてからどのくらいたっていたか。この三点です。
同じ部屋を撮るときは、染みに近づいた写真に加えて、窓や壁まで入れて引いた写真もあると、位置関係が伝わります。
スマートフォンの動画も便利です。水滴がどこから出て、どのくらいの間隔で落ちていたかがよく伝わります。
水が止まってから調査を受ける場合も、当日の様子が分かる資料があれば、乾いた跡だけで様子を推し量る手間を減らせます。
以前の補修の写真や見積書、建物の図面が手元にあれば、一緒に用意しておくと、調べる場所の位置やつくりをつかみやすくなります。
資料がそろっていなくても、相談を遅らせる必要はありません。
分かる範囲をお伝えいただき、足りない情報は現地の調査で補う。そんな進め方で十分です。
住宅リフォーム・紛争処理支援センターの雨漏り調査シートでも、起きたときの様子や建物のこれまでを整理する手順が示されています。調査の計画を立てるための手順です。
自己流の散水や補修を控える
調査の前に、外から手当たり次第に水をかけるのは控えてください。
ふだんは濡れない場所まで水が入り、原因を調べる条件がややこしくなるおそれがあります。
高い所での作業は落ちる危険もあるため、ご自分で屋根に上がって調べることは避けてください。危ないので、そこは私たちにお任せください。
すき間を見つけてシーリング材を足すと、元のすき間の様子が見えなくなります。
そのうえ、本来は水を外へ出すための所までふさいでしまうこともあります。
すでに応急処置をしているなら、使った材料と場所、処置の前とあとで雨漏りの様子がどう変わったかを教えてください。調査のときに、その影響も考えに入れられます。
室内では、危ない場所に近づかず、動かせる家具を濡れる位置から離すなど、できる範囲で被害が広がるのを抑えます。
記録を残すのも応急処置も、安全にできる範囲でかまいません。どうか無理はなさらないでください。
一度だけ起きた雨漏りや、もう止まっている症状も、どうぞお伝えください。
「いつもの雨では漏れない」「前に一度だけ直した」といった情報も、調べる順番を考える大事な手掛かりになります。
雨漏り調査費用のよくある質問
最後に、調査を申し込む前に迷いやすい、費用と依頼の範囲についての疑問をまとめました。
Q1.無料点検だけで終えてもよい?
A.雨水の入り口と、必要な補修の範囲が分かれば、くわしい調査を足さずに修理をご提案できる場合があります。
目に見える傷みと室内の雨漏りの関係がはっきりしないときは、そのつながりを調べてから、修理する場所を決めます。
Q2.染みが一つなら一か所分の料金?
A.室内の染みの数と、外で調べる場所の数は、一致しないことがあります。
一つの染みに対して、窓・外壁・屋根など、いくつもの候補を調べることも珍しくありません。
料金表の「一か所」が何を数えているのか、調べる場所の図や説明と照らし合わせてみてください。
Q3.雨の日の方が調査しやすい?
A.自然の雨で水が出ている様子は、症状をつかむ手がかりになります。
ただし散水調査は、かけた水と室内の変化を結び付けて調べるため、ふつうは雨の降らない日に計画します。
延期や再訪問に料金がかかるかどうかは、予約のときに決めておくと安心です。
Q4.報告書はどこまで必要?
A.調べた位置と方法、漏水を再現できたかどうか、原因と判断した理由。これらが分かる内容をお願いするとよいでしょう。
提出先が決めている形式や記録があるなら、調査の前に伝えて、ふつうの報告書との費用の差も聞いておいてください。
Q5.見積もりだけで料金はかかる?
A.相談、見積もりのための下見、専門的な原因調査は、それぞれ別に料金の条件が決められていることがあります。
費用を聞くための訪問を頼むのか、その場で有料の調査まで頼むのか。申し込みのときに、はっきり伝えておきましょう。
アップリメイクへは、まず無料診断としてご相談いただけます。
くわしい調査が必要と分かった場合は、調査の内容と範囲、費用をご説明し、納得していただいてから進めます。
調査内容に合った費用で依頼する
雨漏り調査の費用は、使う機器の名前だけでは決まりません。
調べる場所の数、近づきやすさ、見守りにかかる時間、報告の範囲によって変わります。
基本料金だけで決めず、必要な散水・足場・復旧・報告書を含めた総額で見積もりを比べましょう。
忘れてはいけないのが、調査費とは別にかかる修理費です。調査に使える予算と、追加の作業を頼む条件を先に伝えておくと、予定外の出費を抑えられます。
アップリメイクでは、静岡県全域のお住まいを対象に、現地調査から写真・診断書でのご報告、お見積もりまでを無料診断として行っています。
申込みフォームの「ご希望内容」では「雨漏り無料診断」も選べます。しつこい営業はしませんので、安心してご利用ください。
雨漏りした場所や日時、これまでの補修の内容を教えていただければ、建物の状態を調べる手がかりになります。
調査費が心配で相談をためらっている方も、まずはアップリメイクの無料診断から、お気軽にご相談ください。
雨漏り・外壁・屋根の無料診断
調査費が心配な方も、まずは無料診断で今の状態と必要な調査の範囲を確かめてみてください。
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お名前とお電話番号だけで送れます。ご相談の内容は書かなくても大丈夫です。担当者から折り返しお電話して、ご希望をうかがいます。
ホームページからのお申し込みは、いつも以上にお値引きを頑張ります。
しつこい営業はいたしません。詳しく書きたい方は無料診断フォームからどうぞ。