雨漏りの原因は屋根だけではない|症状別の確認方法と調査の進め方|アップリメイク 雨漏りの原因は屋根だけではない|症状別の確認方法と調査の進め方|アップリメイク
静岡市2拠点でご相談受付中
駿河本店 | 葵店ショールーム
掲載施工実績 6,000件以上
お客様の声 550件以上
【営業時間】9:00〜18:00 年中無休
0800-100-1641 無料相談・お問い合わせ
「ホームページを見ました」で、いつも以上にお値引きを頑張ります
静岡県全域対応|外壁塗装・屋根塗装のアップリメイク

雨漏り・防水・シーリング

雨漏りの原因は屋根だけではない|症状別の確認方法と調査の進め方

こんにちは、アップリメイク代表の齋藤直樹です。

今回は、「雨漏りの原因は、いったいどこにあるのか」というお話です。

天井から水が落ちてくると、まず屋根を疑いたくなりますよね。でも実際には、外壁や窓のまわり、ベランダから入った水が、部屋の中へ回ってくることもあります。

先に結論をお伝えすると、雨漏りの原因になりやすいのは、建物のあちこちにある継ぎ目やつなぎ目です。

たとえば、屋根材や板金(ばんきん:金属の板)の傷み。外壁のひび割れや、シーリング(すき間を埋めるゴムのような材料)の傷み。サッシのまわり、ベランダ・屋上の防水層や排水口、配管が壁を通っている所などです。

そのうえで私がお伝えしたいのは、水が見えた場所を手掛かりにしながら、入口まで決めつけないことです。

この記事では、症状と建物のしくみを結びつけながら、原因の調査を相談するときに役立つ考え方をお話しします。「うちはどこだろう」と思い浮かべながら読んでみてください。

記事のポイント

  • 雨水の入口と、室内の染みの場所が離れるしくみ
  • 天井・窓・床など、症状ごとに疑う場所
  • 屋根・外壁・防水で起こる不具合の違い
  • 雨の条件や写真を、原因の調査に生かす方法

雨漏りの仕組みを知る

建物にすき間があるからといって、いつも同じように雨漏りするとは限りません。

雨水がどこに届き、どの道筋で中へ入り、部屋のどこに出てきたのか。この流れをつなげて考えるのが、原因探しの基本です。

入口と出口を分けて考える

天井のしみや壁紙の濡れは、雨水が部屋の側へ「出てきた」場所を示しています。

外から雨水が「入った」入り口が、そのすぐ上にあるとは言い切れません。

中の部材や継ぎ目を伝って流れ、別の場所で落ちてくる道筋ができることがあるからです。

ホースの穴から漏れた水が、ホースを伝って離れた所でぽたぽた落ちる。あの様子に似ています。

ですから、部屋の中の一か所だけを直しても、外の入り口が残っていれば、次の雨でまた症状が出るかもしれません。

調査では、濡れた場所の位置と、屋根、外壁、窓、ベランダなどとの位置関係を照らし合わせます。

大事なのは、水の入口、通り道、室内に出た場所をひとつながりで見ることです。

室内の雨染み付近に調査内容を記した状態

室内の雨染み付近に調査内容を記した状態

住宅リフォーム・紛争処理支援センターの資料でも、この二つは分けて扱われています。雨水が防水層の内側に入る場所と、部屋の仕上げの面に出てくる場所です(出典:住宅紛争処理技術関連資料集「雨漏り調査シート」)。

表面と内部の防水を見分ける

屋根や外壁は、見えている仕上げ材だけで雨を防いでいるわけではありません。

実は、いくつもの部材が役目を分け合っています。屋根材の下の下葺き材(したぶきざい:屋根材の下に敷く防水シート)、外壁の内側の防水紙、窓まわりの防水テープなどです。

表面のひび割れが目立っても、そこが部屋まで水を通した原因かどうかは、中の状態も含めて見てみないと分かりません。

反対に、見た目がきれいでも、つなぎ目や隠れた接続部分に問題が残っていることもあります。

見つけやすい傷だけに目を向けず、雨水を外へ戻す道筋がきちんと働いているかまで考える。ここが原因探しの肝になります。

表面をきれいに塗り替える工事と、中の防水を直す工事は、同じ意味ではないのです。

風や毛細管現象も関係する

雨水は重さで下へ流れます。ところが風が吹くと、ふだんは濡れにくい継ぎ目にまで届くことがあります。

小雨では漏れないのに、決まった方向から風が吹く雨のときだけ症状が出る。そんなことが起きるのは、このためです。

細いすき間では、毛細管現象(もうさいかんげんしょう)がかかわることもあります。水が材料の表面に沿って、すき間に吸い込まれていく現象です。

ティッシュの端を水につけると、水がじわじわ上ってきますよね。あれと同じしくみです。

「小さなすき間なら水は入らない」と言い切れないのは、これが理由の一つです。ただ、すべての雨漏りを毛細管現象で説明できるわけではありません。

雨水が集まる場所、部材の重なり、水の出口をあわせて見ながら、どのしくみがかかわっているかを考えていきます。

代表 齋藤直樹

私たちが知りたいのは、ただ「ひびがあった」ということではないんです。

そこから水が入り、どう通って部屋に出てきたのか。そこまで説明できて、はじめて直す場所を考えられます。

室内の症状から確認場所を考える

部屋の中の濡れ方は、原因をしぼる手がかりになります。ただ、「この症状ならこの原因」と一つに決まっているわけではありません。

ここからは、症状ごとの見方をご紹介します。ご自宅のつくりや、漏れたときの雨の様子と重ねながら読むと、イメージがわきやすいと思います。

最上階の天井に染みがある

いちばん上の階の天井が濡れるなら、屋根や屋上の防水、そのまわりのつなぎ目が調べる候補になります。

傾きのある屋根なら、屋根材や板金、屋根と外壁のつなぎ目、天窓など、形に合わせた点検が必要です。

平らな屋上なら、防水層だけでなく、排水口や、まわりの立ち上がり(床から壁に立ち上がった部分)もかかわってきます。

しみが天井の真ん中か壁ぎわか、照明のまわりか、範囲が広がっているか。メモしておくと、位置を伝えやすくなります。

ただし、上の階の水道設備や、結露といった可能性もあります。「天井だから屋根」とすぐに決めてしまうのは早すぎます。

天井のしみの見きわめ方や直し方の考え方は、天井からの雨漏り修理の解説でくわしく取り上げました。

窓枠やその周囲が濡れる

窓枠から水が出ていると、つい窓そのものの不具合だと思ってしまいますよね。

でも、サッシまわりの防水や、上のほうの外壁、近くのベランダなどから水が回ってくることもあります。

ガラスの表面に水滴が付くのか、枠の継ぎ目から出てくるのか、壁紙との境目が濡れるのか。それぞれ別にメモしておいてください。

窓のレールに水があることと、その水が部屋の床まであふれることも、別の話として見ておきたいところです。

製品によっては、窓の下の枠に入った雨水を外へ出すしくみがあります。見える穴を全部ふさぐのは、よいやり方ではありません。

窓の種類や、閉めていたかどうか、症状が出たときの風向きも、調べるのに役立つ情報です。

一階だけ濡れている

二階建ての一階で雨漏りが起きた場合、二階の部屋が濡れていなくても、外壁の中やベランダの下から水が来ることがあります。

まずは、一階の天井の上に何があるのかを、間取り図や外からの位置関係で確かめるところから始めます。

ベランダ、下屋(げや:一階部分だけに張り出した屋根)、外壁のつなぎ目、配管が通る穴など、屋根のてっぺん以外も候補になります。

二階にお風呂や洗面所があるなら、それを使った時間との関係も教えてください。

「一階だから屋根は関係ない」「二階が無事だから雨漏りではない」とは、言い切れないのです。

上の階や屋根以外の入り口の探し方は、1階だけ雨漏りする原因の記事にまとめました。

床だけが濡れている

床に水がたまっていても、上から落ちてくる水滴が見つからないことがあります。

壁ぎわやサッシの下から流れ出ているなら、壁の中を水が通っているのかもしれません。

床のわずかな傾きや家具の置き方によって、水が入り口から離れた所に集まることもあります。

一方で、設備からの水漏れ、窓の結露、掃除や暮らしの中で使った水なども考えられます。雨との関係を見ておく必要があります。

コンセントや電源コードの近くに水があるときは、原因を調べるのはやめてください。その場所から離れて、対応を頼んでください。

室内の症状 確認候補 一緒に記録すること
最上階の天井の染み 屋根、屋上、外周の取り合い 壁や照明からの位置、広がり方
窓枠・窓周りの濡れ サッシ、周辺外壁、上方の防水 水が出る継ぎ目、風向き、窓の状態
一階の天井や壁の濡れ ベランダ、下屋、外壁、上階設備 上にある部屋や外部空間との位置関係
床や巾木の周囲の水 壁内の経路、窓、配管など 濡れ始めた場所、雨や設備使用との関係

表の候補は、原因を決めつけるための一覧ではありません。相談するときに、調べる範囲を考えるための目安として使っていただければと思います。

屋根で雨漏りが起こる理由

屋根では、雨を受ける表面と、その下で水を処理する部分の両方を調べます。

屋根材の種類だけでなく、谷や棟、壁とのつなぎ目など、形の違いにも目を向けておくと見落としが減ります。

屋根材の破損と下葺き材

瓦のずれ、スレート(セメントを薄い板にした屋根材)の割れ、金属屋根の傷みなどがあれば、雨水の入り方に影響しているかもしれません。

ただ、屋根材に傷があるというだけで、部屋の雨漏りの原因まで突きとめられるわけではありません。

屋根材の下には、入り込んだ水を外へ流すための下葺き材などがあり、その状態もかかわるからです。

下葺き材が傷んでいたり、つなぎ方に不具合があったりすれば、表面だけの補修では直すべき所に届かないこともあります。

調査の結果は、屋根の表面に見える異常と、下の防水の部分をどこまで確かめられたのかを、分けて説明してもらってください。

屋根全体を外さずに確かめられることには、限りがあります。まだ見ていない部分を残したまま、言い切らないこと。誠実な調査とは、そういうものだと私は考えています。

屋根カバー工法で全面に粘着ルーフィングを施工した状態

屋根全面に粘着ルーフィングを施工(静岡市清水区上清水町 M様邸)

谷や棟、壁との取り合い

屋根の面と面がぶつかる谷は、水が集まる場所です。板金の状態やつなぎ方が、雨水の流れを左右します。

棟(むね:屋根のいちばん高い所)や、屋根と外壁がぶつかる部分も、平らな屋根の面とは違う納め方が必要な場所です。

板金の表面の穴や継ぎ目だけでなく、水がどちらへ流れるか、重ね方や端に問題がないかまで見ていきます。

雨仕舞い(あまじまい)とは、部材の形や重ね方で、雨水を建物の外へ流すしくみのことです。

見えるすき間に材料を足しても、その奥で水が回り込んでいるなら、表面の処理だけでは対応しきれません。

施工前のスレート屋根と天窓

施工前の既存屋根と天窓(静岡市清水区上清水町 M様邸)

排水の隙間が塞がる場合

屋根材の重なりにすき間が見えると、ふさいだほうが安心だと感じるかもしれません。

ところが、平板スレート(平らな板の形のスレート)などには、入り込んだ水を外へ出すために必要なすき間があります。

塗装のときに、その重なりを塗膜(とまく:塗料が乾いてできる膜)がふさいでしまうと、水を外へ逃がしにくくなることがあるのです。

縁切り(えんぎり)は、この部分の水の通り道を確保するための処置です。屋根の状態や工法に合わせて考えます。

タスペーサー(縁切りのために重なりに差し込む小さな部品)をつくっているのは、株式会社セイムです。同社も、スレートの重なりが塗料でふさがれると水はけを妨げると説明しています(出典:株式会社セイム「縁切りとは」)。

タスペーサーを挿入したスレート屋根の重なり部分

タスペーサー挿入後のスレート屋根(静岡市駿河区 A様邸)

ただし、すき間を確保する処置だけで、傷んだ下葺き材や、別の場所の雨漏りまで直るとは限りません。

必要な水はけを保つことと、実際の入り口を直すこと。この両方を、原因に合わせて組み合わせる必要があります。

代表 齋藤直樹

屋根には、水を入れないための部分と、入った水を逃がすための部分があります。

全部まとめてふさぐのではなく、そのすき間が何のためにあるのかを、まず見きわめたいですね。

外壁と窓周りにある原因

横から雨が当たる外壁には、目地(めじ:板と板のつなぎ目)や窓、配管など、違う部材がぶつかる場所があります。

表面の傷みだけでなく、それぞれのつなぎ目で防水がきちんとつながっているかを見ていきます。

外壁目地とひび割れ

サイディング(工場でつくった板状の外壁材)の目地に使うシーリングは、継ぎ目を埋める、弾力のある材料です。

割れやはがれがあると、雨水が入りやすくなるきっかけになります。ただ、すべての割れが部屋の雨漏りに直接つながるわけではありません。

その奥にある防水の部分や、雨が当たる方向も、あわせて見る必要があります。

補修前の外壁シーリングに見られる細かなひび割れ

補修前の外壁シーリング材の劣化(清水区 S様邸)

モルタルなどのひび割れも、見た目の幅だけで原因を決めず、場所や深さ、まわりの状態まで見ていきます。

補修では、今の材料の状態や、くっつける面の処理もかかわります。表面を新しい材料でなぞるだけでよいかどうかは、別に見きわめる必要があります。

シーリング撤去後の縦目地に刷毛でプライマーを塗る様子

シーリング撤去後の縦目地に刷毛でプライマーを塗る様子(静岡市葵区 D様邸)

サッシ周りとその上方

窓のまわりは、サッシと外壁という違う部材がぶつかる場所です。ここでは、雨水への備えが途切れずにつながっていなければなりません。

外側のシーリングの状態に加えて、内側の防水テープや防水紙とのつながりも、原因にかかわることがあります。

部屋の窓枠の上から出てくる水でも、入り口は上のほうの外壁やベランダにあるかもしれません。

また、サッシの水を逃がす部分の詰まりや、窓の性能を超えるような強い雨風も、見ておきたい条件です。

製品の水を逃がすしくみを知らずに穴をふさいだり、ご自分の判断で部品を外したりしないでください。濡れた場所を写真で伝えていただければ、それで十分です。

配管穴や後付け部材

エアコンの配管、換気口、外の配線など、外壁を通り抜けている場所も、雨水の入り口の候補になります。

穴のまわりの処理だけでなく、配管の向きや外側のカバー、中の防水とのつながりまで見る必要があります。

設備の取り付けや交換のあとに症状が始まったなら、その工事の時期と場所も大切な情報です。

時期が重なっていることは手がかりになります。ただ、それだけで取り付けた業者の不備だと決めつけることはできません。

エアコン本体から出る水と、配管の穴のまわりの雨じみは、原因が違うこともあります。どこから水が出たのかを、それぞれメモしておくと調べやすくなります。

増築部や素材の境目

増築した部分と元の部分のつなぎ目や、外壁材が切り替わる場所などは、いくつもの納まりがかかわる場所です。

表面の線を一度補修しただけでは、その内側の防水や水の流れまでは確かめられないことがあります。

昔の図面や増築したときの工事記録があれば、どこがあとから変わった場所かを担当者に教えてください。調べる作業がぐっと進めやすくなります。

決まった向きの雨のときにつなぎ目の近くが濡れるなら、その条件と建物のつなぎ目を照らし合わせてみると、手がかりが見えてきます。

ベランダと屋上にある原因

ベランダや屋上で大切なのは、水を受け止める防水層と、集まった水を流す排水の両方です。

床だけでなく、まわりとのつなぎ目まで、ひと続きの雨水対策として調べます。

防水層と保護塗膜の違い

防水層は、雨水を通さないための層です。その表面に、守るためのトップコート(仕上げの保護の塗装)を塗る工法があります。

色あせや表面の細かい傷があるときは、保護の層だけが傷んでいるのか、防水層まで傷んでいるのかを見分けなければなりません。

雨漏りしているのに、「表面を塗り直せば直る」と決めてしまうのは避けてください。

破れ、ふくれ、はがれ、下地(したじ:防水層を受ける面)の状態などによって、必要な補修の範囲や工法は変わってきます。

あわせて知っておきたいのが、今の防水材と、前の工事で新しくした層の範囲です。

一般的な工法の特徴や、保護の層との違いは、静岡の防水工事でくわしくご説明しています。

ウレタン防水1層目の施工

ウレタン防水1層目の施工(静岡市葵区 Cビル)

排水口の詰まりと接続部

落ち葉やごみなどで水はけが悪くなると、床に水がたまり、ふだんは長く水に触れない所にまで水が届くことがあります。

お風呂の排水口が詰まると、洗い場に水がたまってしまうのと同じですね。

ただし、水たまりがあるからといって、排水口の掃除だけで雨漏りがなくなるとは限りません。

排水口そのものと防水層のつなぎ目が傷んでいれば、その部分の補修も必要になるからです。

調査では、水がたまる場所、引くまでの様子、排水口のまわりの傷みを、まとめて見ていきます。

なお、手すりの外へ身を乗り出したり、高い所の雨樋をご自分で掃除したりするのは避けてください。危ないので、そこは私たちにお任せください。

ベランダの改修用ドレンを設置した排水口まわり

改修用ドレン設置後の排水口(静岡市葵区 Kビル)

立ち上がりと笠木の継ぎ目

床と壁がぶつかる立ち上がりは、防水が横から縦へとつながる場所です。

床だけがしっかりしていても、端やサッシの下などのつなぎ目に問題があれば、そこから水が回ることがあります。

手すり壁のてっぺんを覆う笠木(かさぎ)も調べる対象です。継ぎ目や留めている部分の状態がかかわることもあります。

下の階にしみがあるからといって、ベランダの床全体が原因と決めず、まわりの部材まで調べることが大切です。

床の全面防水をすすめられた場合も、笠木や外壁とのつなぎ目をどこまで見たのか、聞いてみてください。

シーリングを施工した屋上笠木の継ぎ目

シーリングを施工した屋上笠木の継ぎ目(静岡市葵区 Y様邸)


代表 齋藤直樹

床がきれいでも、端の小さなつなぎ目に、見ておくべきことが残っている場合があります。

広い面だけでなく、水が集まる所と部材の境目まで調べること。それが、原因を見落とさないためのコツなんですよ。

雨漏りの原因がどこにあるのか、専門の目で一緒に確かめませんか

雨漏り診断士・外装劣化診断士が在籍。目視と聞き取りに加え、必要に応じて赤外線カメラ・散水調査で原因を確認し、写真と診断書でご報告します。

ホームページからのお申し込みは、いつも以上にお値引きを頑張ります

無料診断を申し込む(診断・見積もり無料)

雨の降り方と発生時刻の意味

雨漏りする日としない日。その違いには、原因を探す手がかりが隠れています。

天気の条件と症状を組み合わせて、調べる場所を考えていきましょう。

大雨や横殴りの雨だけ漏れる

雨の量が多いときだけ漏れるなら、水が集まる量や、水はけの状態がかかわっているかもしれません。

横から吹きつける雨のときに起きるなら、ふだんは濡れない面や継ぎ目まで濡れている可能性にも目を向けたいところです。

同じ台風でも、風向きや雨の続く時間は毎回違います。前回漏れなかったからといって、今回も大丈夫とはいえません。

「激しい雨だった」だけでなく、どちら側の窓に雨が当たっていたか、いつから濡れたかが分かると、大きな手がかりになります。

外に出て風を調べる必要はありません。部屋の中から分かる範囲の記録で十分です。

雨の量や風向きと点検の目安は、大雨や台風のときだけ雨漏りする原因でくわしく解説しています。

雨が止んでから水が出る

雨水が建物の中を通る時間や、途中にたまった水が出てくる時間によって、雨と症状にずれが出ることがあります。

晴れているときに水滴が落ちてきても、その直前まで雨が続いていなかったか、思い出してみてください。

一方で、雨とは関係のない配管の水漏れや結露も考えられます。時間のずれだけで、雨漏りと決めることはできません。

雨の降り始めとやんだ時刻、最初に濡れた時刻、水滴が止まった時刻。それぞれメモしておくと、あとで役に立ちます。

正確な時刻が分からなくても大丈夫です。「帰ってきたら気づいた」「朝には乾いていた」といった記録でも役に立ちます。

晴れた日に水が出るしくみは、雨漏りが時間差で起こる理由の記事も参考にしてください。

毎回違う場所が濡れる

雨のたびに濡れる場所が変わるなら、入り口がいくつもあるのかもしれません。中で水の通り方が変わっている可能性もあります。

いちばん新しいしみだけを見るのではなく、前に濡れた範囲も同じ間取り図に書きこんでおくと、比べやすくなります。

家具を動かしたり、内装を直したりして、水の見え方が変わっていないかも、担当者に伝えてください。

前に直したあとで別の場所に症状が移ったときは、直したことで水の出口が変わった可能性も含めて調べます。

ただし、場所が変わったというだけでは、前の工事が原因とは言い切れません。

築年数と劣化だけで断定しない

雨漏りには、年月による傷みのほか、建てたときの納め方や、あとから加わった変化がかかわることもあります。

原因の名前を一つ選ぶより、いつから何が変わったのかをたどっていきましょう。

年数より材料と履歴を見る

築年数は、材料を新しくする時期を考える参考にはなります。でも、雨漏りが始まる年数を、どの家も同じように決めることはできません。

屋根や外壁の種類、日当たり、雨風の当たり方、前に直した範囲によって、状態が変わるからです。

同じ年齢でも、体の調子が人それぞれなのと似ていますね。

新しい家でも、つなぎ目に問題があれば雨水が入るかもしれません。反対に、年数がたっていても、きちんと手入れされている部分もあります。

「この年数なら全部交換」と決める前に、どの材料が傷んでいて、どの部分がまだ使えるかを見てもらうのが近道です。

前の塗装工事で、下葺き材まで新しくしたとは限りません。工事の名前だけで判断しないことも大切です。

工事後の変化も手掛かりになる

塗装、設備の取り付け、窓の交換、増築などのあとに症状が出たなら、その工事の内容を調査の担当者に伝えておくと、話がスムーズです。

前から隠れていた不具合が表に出てきたのか、別の部分の傷みが重なったのか、工事した所に問題があるのか。ここは調べてみないと分かりません。

時期が近いというだけで責任を決めず、工事の前とあとの写真と、実際の入り口を照らし合わせることが大事です。

前の業者の説明や保証書も残しておくと、どこを工事したのかがつかみやすくなります。

シーリングを新しくした場合も、どの目地を取り除き、どの部分を残したかで、調べる対象は変わってきます。

補修材を足す前に状態を記録しておけば、原因を調べる手がかりを失いにくくなります。

建具枠と外壁の境目のシーリングを打ち替えた状態

開口部まわりのシーリング打ち替え後(静岡市葵区 S様邸)

原因ランキングは家に当てはまるか

「よく起きる場所」の一覧は、点検の参考になります。ただ、その順位だけで、あなたの家の原因を決めることはできません。

集めたデータが、木造の家なのか、マンションなのか、新築の家の保険の事故を集めたものなのかでも、数字の意味は変わります。

よく起きる場所から調べるとしても、部屋の症状や建物の形に合わなければ、候補を広げる必要があります。

「屋根が多いと聞いたから外壁は見ない」「新しい家だから防水の傷みは疑わない」。こうした決め方は、原因を見落とすもとになります。

比べたいのは一般的な順位よりも、自宅で起きた症状と確認結果の一致です。

雨漏り以外の水との見分け方

部屋の中の水を雨漏りと決めつけてしまうと、本当に必要な点検があと回しになることがあります。

雨との関係に加えて、設備の使い方や部屋の環境も、見分ける大事な材料になります。

結露は表面の水滴だけではない

窓ガラスなどに付く水滴は、結露かもしれません。ただ、水が見える場所だけでは、簡単に見分けられないこともあります。

雨の日は、家の中と外の温度や湿気も変わります。「雨のときに濡れるから雨漏り」と、すぐに結びつけないでください。

窓の広い面に水滴が付くのか、決まった継ぎ目から流れるのか、暖房や換気の様子とかかわりがあるのか。教えていただけると助かります。

壁の内側で起きる湿気の問題は、表面だけでは確かめきれないことがあります。

水じみの色やカビがあるかどうかだけで、水の出どころを決めつけないこと。建物の側と部屋の側の条件を合わせて調べる必要があります。

見分け方のポイントは、雨漏りと結露・漏水の違いでまとめています。

配管や設備の漏水を考える

雨が降っていない日にも同じ場所が濡れるなら、水道の配管や設備からの水漏れも候補になります。

お風呂、洗面所、台所、エアコンなどを使った時間と、症状のタイミングが合っているか。これが手がかりです。

ただし、前の雨の水が遅れて出てくることもあるので、雨との関係も一緒にメモしておくと安心です。

配管の場所が分からなくても、上の階にどんな設備があるかや、水を使った時間なら伝えやすいと思います。

原因が設備にあるなら、外まわりの補修だけでは解決しません。ふさわしい担当へ点検をつなぐ必要があります。

ご自分で配管や電気の設備を外さず、見える症状を残して相談するのが安全です。

原因調査につながる記録と相談

原因の候補がいくつもあるときほど、現場を見る前にいただく情報が役に立ちます。

専門用語を覚える必要はありません。あなたが見たことを、そのまま伝えられるようにしておけば十分です。

近い写真と位置の分かる写真

濡れた所の写真に加えて、部屋のどこなのかが分かる少し離れた写真もあると、外との位置関係をつかみやすくなります。

天井と壁の境目、窓、家具などが写っていれば、場所を説明する目印になります。

写真を撮るために、濡れた電気の設備に近づいたり、ふくらんだ天井の下に入ったりしないでください。

記録より安全が先です。危ない場所は「近づけなかった」と伝えていただければ、それで十分です。

連絡時に伝える三つのまとまり

症状の場所、起きたときの雨や時間、これまでの工事。この三つに分けると、相談の内容が伝わりやすくなります。

分からないことは、分からないままで大丈夫です。ただ、推測した原因を事実のように書きこむのは控えておきましょう。

「屋根から漏れた」と言い切るより、「二階の窓に近い天井から水が落ちた」と伝えるほうが、調べる範囲をせばめすぎずに済みます。

見つかった傷と原因を結びつける

現地調査で外壁の割れや屋根のずれが見つかったら、「その傷から水が入ったと考える理由」を聞いてみてください。

目で見るだけでは見きわめられない場合は、散水(水をかけて入り口を確かめる調査)や赤外線カメラなどを、必要に応じて考えていきます。

調査方法ごとの違いや、頼む前に知っておきたいことは、雨漏りの調査方法の違いで解説しています。

調査の方法には、それぞれ得意な条件と限界があります。どれか一つを使えば必ず突きとめられる、というものではありません。

原因と直す範囲がつながっていれば、なぜその工事が必要なのかを、あなた自身も判断しやすくなります。

静岡の住まいの症状を相談する

アップリメイクには、雨漏り診断士・外装劣化診断士の資格を持つ者が在籍しています。目視と聞き取りに加えて、必要に応じて赤外線カメラ調査や散水調査を行います。

結果は、写真付きの診断書でご報告します。調査の内容と範囲は前もってご説明し、納得していただいてから進めるのが私たちのやり方です。

無料診断のご相談のときは、部屋の写真、起きた日時、前の修理が分かる書類を用意しておいていただくと、話がスムーズに進みます。

散水や一部の解体などのくわしい調査が必要な場合は、行う内容と費用、調査のあとの元の戻し方を前もって聞いておくと安心です。

対応エリアは静岡県全域です。しつこい営業はしませんので、「ちょっと見てほしい」という段階でも気軽にご相談ください。

雨漏りの原因を決めつけず、症状から相談したい方へ

無料診断では、濡れている場所と、起きたときの様子をお聞かせください。

屋根か外壁か分からない段階でも、見ておくべき場所を一緒に考えるところから相談できます。

代表 齋藤直樹

「原因が分からないから、うまく説明できない」と気にしなくて大丈夫です。

いつ、どこが、どんなふうに濡れたか。その情報から、一緒にひもといていきましょう。

雨漏り原因のよくある質問

症状から原因を考えるときに、勘違いしやすい点にお答えします。

Q1. 天井の染みは屋根が原因?

A. 屋根が候補になることはありますが、しみの場所だけでは言い切れません。

外壁やベランダなどから入った水が、中を通って天井に出てくることもあるからです。

部屋と外との位置関係、雨の条件、これまでの工事を合わせて見ていくと、候補がしぼれてきます。

Q2. 築何年から雨漏りする?

A. 雨漏りが始まる年数を、どの家も同じように決めることはできません。

材料、納まり、雨風、これまでの改修などで状態が違い、新しい家でも不具合が起きることがあります。

年数だけで交換を決めず、傷んだ所と症状のつながりを見てもらうのがおすすめです。

Q3. 晴れた日に漏れても雨漏り?

A. 前の雨で入った水が、遅れて出てくることはあります。

ただし、配管の水漏れや結露なども考えられます。雨の前後と、設備を使った時間を一緒にメモしておきましょう。

水が出たときの天気だけで決めないのがポイントです。

Q4. ひびを全部塞げば直る?

A. 原因と関係のないひびをふさいでも、雨水の入り口が残っていれば、雨漏りはよくなりません。

水を逃がすためのすき間まで閉じると、かえって水の出口をじゃましてしまうこともあります。

見つかった傷と実際の入り口は別ものとして考え、部材の役目に合った補修を選ぶようにしましょう。

Q5. 原因は一か所とは限らない?

A. そのとおりです。部屋の濡れが一か所でも、入り口がいくつもあることがあります。

反対に、一つの入り口から入った水が、何か所にも出てくることもあるでしょう。

症状の数を入り口の数と決めつけず、調査で確かめた範囲と、まだ残る候補を説明してもらってください。

症状と雨の条件から原因を探す

雨漏りの原因は、屋根だけでなく、外壁、窓まわり、防水層、排水やつなぎ目にもあります。

部屋のしみは大切な手がかりですが、それだけで入り口が決まるわけではありません。

濡れた場所と起きた日時、雨の条件、これまでの修理の記録を残して、原因と工事内容がつながる調査へ進めましょう。

静岡で気になる症状がある方は、アップリメイクの無料診断へ、分かっている様子からお伝えください。「これって雨漏りかな」と迷う段階でも、遠慮なくどうぞ。

雨漏り・外壁・屋根の無料診断

屋根か外壁か分からない段階でも大丈夫です。濡れた場所と雨の状況から、静岡県全域で無料診断にうかがいます。

  • Google口コミ ★4.5(147件)
  • 雨漏り診断士などの資格者が現地を確認し、写真付きの診断書でご報告
  • 必要に応じて赤外線カメラ・散水調査も(内容と範囲は事前にご説明)
  • しつこい営業はいたしません
  • 静岡県全域に対応しています

ホームページからお申し込みの方へいつも以上にお値引きを頑張ります

相見積もりも歓迎です。お値段は柔軟にご相談に応じますが、値段を下げても工事の品質は下げません。

1フォームで申し込む

無料診断を申し込む

2お電話で申し込む

0800-100-1641通話料無料・受付 9:00〜18:00(年中無休)

「ホームページを見ました」と
お伝えください

SIMPLE CONTACT

簡単10秒お問い合わせ

お名前とお電話番号だけで送れます。ご相談の内容は書かなくても大丈夫です。担当者から折り返しお電話して、ご希望をうかがいます。

    ホームページからのお申し込みは、いつも以上にお値引きを頑張ります。
    しつこい営業はいたしません。詳しく書きたい方は無料診断フォームからどうぞ。

    • この記事を書いた人
    • 最新記事
    株式会社アップリメイクの代表取締役社長の斎藤直樹

    齋藤直樹

    株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。元塗装職人として培った現場経験と、1級塗装技能士(建築塗装作業)などの専門知識を生かし、建物の状態やご予算に合った、分かりやすく誠実なご提案を大切にしています。 塗装の仕事が大好きで、地元・静岡のお客様に「アップリメイクに頼んでよかった」と笑顔になっていただくことが何よりの喜びです。外壁塗装・屋根工事の施工事例や、住まいを長持ちさせるための情報を発信しています。 主な保有資格:1級塗装技能士(建築塗装作業)・2級建築施工管理技士・有機溶剤作業主任者技能講習修了・危険物取扱者 乙種第4類 ほか

    -雨漏り・防水・シーリング