こんにちは、アップリメイク代表の齋藤直樹です。
屋根塗装の塗料を調べると、シリコン、フッ素、無機、遮熱など、いろいろな名前が出てきます。
値段も耐用年数(性能を保てる年数の目安)も違うので、「高い塗料を選んでおけば間違いないのかな」と迷うのは自然なことです。
ただ、屋根用の塗料の名前には、材料(樹脂)の種類を表すものもあれば、暑さ対策や傷みにくさといった働きを表すものもあります。ですから、そのまま横一列には並べられません。
私が塗料選びで先に確かめたいのは、屋根材に使える製品か、下塗りときちんと組み合わせられるか、屋根をあと何年使う予定かという3点です。
この記事では、種類ごとの違いと、当社のプランをもとにした費用・耐用年数の目安、見積もりの比べ方まで、順にお伝えします。
記事のポイント
- 樹脂の種類と遮熱などの機能を分けて比較する方法
- 屋根面積80㎡を条件としたプラン価格と耐用年数の目安
- 水性・溶剤系と下塗り材を選ぶ際の確認点
- 屋根の傷みと今後の住まい方に合わせた判断基準
塗料の比較は屋根の状態から
候補をしぼる最初の条件は、今の屋根が、塗装で守っていける状態かどうかです。
屋根材と以前の塗装を確認する
スレート(セメントを薄い板にした屋根材)とトタン(薄い鉄板の屋根)とでは、表面の性質が違います。同じ上塗りの塗料を使える場合でも、必要な下塗り材や下地処理まで同じとは限りません。
下塗りは、屋根材と仕上げの塗料をくっつける、接着剤のような役目の最初の塗装です。下地処理は、塗る前に汚れや傷みを整える作業のことです。
さらに、前に塗装したことがある屋根では、今残っている塗膜(とまく:塗料が乾いてできる薄い膜)との相性も、選ぶときの条件になります。
屋根材に合った製品でも、古い塗膜のくっつきが弱っていれば、その塗膜ごと新しい塗装がはがれるおそれがあります。
建てたときの資料、以前の見積書、塗料の名前がわかる工事の記録があれば、点検のときに役立ちます。
資料がない場合も、見た目だけで屋根材や古い塗膜を決めつけないこと。わかったことと、わからないことを分けて工事の計画を立てるのが基本です。
選ぶ出発点は、屋根材・古い塗膜・下塗り材の組み合わせ。

施工前の金属屋根
写真のような金属の屋根でも、平らな面だけでなく、立ち上がりや壁とのつなぎ目、設備の下など、作業の条件に違いがあります。
面積だけでどの家も同じ材料費を当てはめると、こうした細かい部分の手当てや作業にかかる費用を見落としかねません。
傷んだ屋根材は塗料で戻らない
塗装で守れるのは、屋根の表面です。割れていたり、薄い層になってはがれていたりする屋根材は、補修や交換を考える必要があります。
金属が腐って穴が開いている場合や、下地・防水の層に問題がある場合も、上から長持ちする塗料を塗るだけでは原因が残ります。
先に補修が必要なのか、塗装で守っていけるのか。それとも、カバー工法(今の屋根の上に新しい屋根材を重ねる工事)や葺き替え(ふきかえ:古い屋根材をはがして新しくする工事)も比べるべきなのか。ここを見きわめることが大切です。
ここを飛ばして耐用年数だけで選ぶと、塗膜はまだ使えるのに屋根そのものの工事が必要になってしまい、かけたお金に見合わないこともあります。
長持ちする塗料を選ぶ前提は、塗装を受け止める屋根材が元気であることです。
雨漏りや大きな破損があるときは、塗料のグレードより先に、その原因と、必要な補修の範囲を確かめましょう。
屋根塗装の塗料の種類と違い
塗料の名前は、分け方の物差しがいくつも混ざっています。材料(樹脂)、働き、薄め方の順に分けて読むと、比べやすくなります。
樹脂の種類だけで順位を決めない
ウレタン、シリコン、フッ素は、おもに塗膜をつくる樹脂(塗料の骨組みになる成分)の種類に関わる呼び方です。
無機塗料は、ガラスや石のような無機の成分を生かした製品の呼び名です。ただ、名前だけで、配合、しなやかさ、持ちのすべてを読み取ることはできません。
同じ種類でも、製品ごとのつくりや塗り方の仕様が違います。「シリコンなら全部同じ」「無機なら必ずいちばん長持ちする」とは考えないでください。
| 分類 | 比較で見る点 | 選ぶ際の注意 |
|---|---|---|
| ウレタン系 | 製品価格と想定する塗り替え周期 | 屋根用の適合製品かを確認 |
| シリコン系 | 費用と耐久性、遮熱などの付加機能 | 水性・溶剤系などの仕様も確認 |
| フッ素系 | 初期費用と長期の維持計画 | 高耐久性を生かせる屋根状態が前提 |
| 無機成分を活用した塗料 | 製品固有の性能と施工仕様 | 呼称だけで性質や寿命を決めない |
予算を抑えるためにウレタン系を候補に入れる場合も、今回の金額だけでなく、次の点検や塗り替えをどう計画するかまで話し合っておくと、納得しやすくなります。
一方、これからも長く住む予定で、屋根材の状態にも問題がなければ、最初に費用をかけて長持ちを重視する考え方もあります。
どちらも、屋根の状態と住まい方があって、初めて意味を持つ選び方です。

スレート屋根の塗装
ラジカルや遮熱は別の比較軸
ラジカル制御は、紫外線などによる塗膜の傷みを抑えるための技術です。ウレタンやフッ素といった樹脂の分け方とは、物差しが違います。
遮熱は、日差しをはね返して、屋根の表面の温度が上がるのを抑えることをねらった働きです。
つまり、シリコン系にもフッ素系にも遮熱の製品があります。「フッ素と遮熱のどちらにするか」という比べ方では、候補の違いをとらえきれません。
洋服でいえば、「綿かウールか」という素材の話と、「撥水加工があるか」という機能の話を、分けて考えるのと同じです。
たとえば、長持ちを大事にするのか、夏の屋根の日差し対策も求めるのかを分けて考え、その両方に合う製品を探す流れになります。
遮熱でどのくらいの効果を期待できるかは、屋根塗装の遮熱効果と断熱との違いで詳しくお伝えしています。
セラミックという言葉も、それだけで断熱の性能や耐用年数が決まるわけではありません。具体的にどんな働きを持つ製品なのかを確かめる必要があります。
色が同じでも働きは同じではありません。艶(つや)のある仕上がりだけを見て、塗料の種類や持ちを判断することもできません。
塗料の名前が増えるほど迷いやすくなりますが、「何の材料か」と「どんな働きがあるか」を分けると、話が進みます。
候補の製品名をそろえてから、値段の差にどんな意味があるのかを確かめていきましょう。
水性と溶剤系は適合で選ぶ
水性か溶剤系かは大事な仕様です。でも、それだけで品質のよしあしや、どの屋根にも使いやすいかどうかが決まるわけではありません。
水性なら何にでも使えるわけではない
水性塗料はおもに水で薄め、溶剤系の塗料は製品で決められたシンナーなどで薄める、という違いがあります。
比べたいのは、呼び名の印象よりも、塗る屋根材と今の塗膜に合っているか、どの下塗りが指定されているか、という点です。
たとえば、塗料メーカーのエスケー化研の「水性ヤネフレッシュシリコン」は、使える下地として、カラーベストやコロニアルなどの色付きのスレートを案内しています。
ですから、トタン屋根で考えるときは、「水性だから使える」と判断せず、その屋根に合う別の仕様を確かめる必要があります。
具体的な用途や標準の仕様は、エスケー化研「水性ヤネフレッシュシリコン」の製品情報で確かめられます。
これは、水性の製品がどれも金属の屋根に使えない、という意味ではありません。製品ごとに使える範囲が決まっている、という例です。
においが気になるご家庭では、水性だから安心と決めずに、使う製品、塗る場所、窓や給気口の位置も含めて、施工店と相談しておくと安心です。
1液型と2液型も製品仕様の一部
2液型は、主剤と硬化剤(固めるための液)を混ぜて使う方式です。混ぜる割合や、混ぜた後に使える時間などを守る必要があります。
1液型はその混ぜる作業が要らない方式です。ただ、「1液だから品質が低い」「2液ならどんな下地にもくっつく」という分け方ではありません。
合った製品を選び、決められた使い方と乾かす条件を守ること。それが、塗料が本来持っている性能を生かす前提です。
見積書には、「油性ペンキ」「高級シリコン」といったおおまかな名前だけでなく、メーカー名と製品名、下塗り材まで書いてもらいましょう。

金属屋根の錆止め塗装
金属の屋根では、写真のように下塗りをする工程でも、その金属と上塗りに合う材料を選ぶことが欠かせません。
上塗りの樹脂のグレードだけを見ていると、こうした下塗りとの組み合わせは見落としがちです。
価格と耐用年数の目安を比べる
ここでは当社の屋根塗装プランを例に、値段、ご案内している耐用年数、工事保証の違いを分けてお見せします。
屋根面積80㎡のプラン参考額
次の値段は、屋根面積80㎡を条件にした税込の参考額です。一軒ずつの家の工事総額とは、分けて読むための数字です。
どのプランも、超高圧トルネード洗浄の後に、下塗り2回・上塗り2回を重ねる4回塗りが共通の内容です。
足場、補修、縁切り(えんぎり:屋根材の重なりに雨水の逃げ道を残す作業)などの扱いは見積書で確かめて、それぞれのご家庭で必要な工事の総額を比べる必要があります。
| 当社の屋根プラン | 80㎡の参考価格・税込 | 案内上の耐用年数の目安 | 当社の工事保証 |
|---|---|---|---|
| 高耐久遮熱シリコン(サーモアイSi) | 193,600円~ | 10~13年 | 5年 |
| 超高耐久フッ素遮熱(サーモアイDF) | 281,600円~ | 15年 | 7年 |
| 遮熱断熱ガイナ | 326,700円~ | 10~15年 | 5年 |
| 超高耐久無機(KFケミカル) | 369,600円~ | 20年 | 10年 |
この表の年数は、当社の当てはまるプランを比べるための目安です。同じ種類に入るほかのメーカーの製品の寿命まで示すものではありません。
日当たり、海からの距離、屋根の形、今の傷みなどに加えて、工事の条件やその後のお手入れによっても、実際の状態は変わります。
塗り替え時期の考え方や傷みのサインは、屋根塗装の耐用年数と塗り替え時期の目安にまとめました。
ガイナは働き(機能)も含めて考える製品です。表の上から下へ、そのまま持ちがよくなるランキングとして読まないことも大切です。
正確な金額は、現地調査で面積や下地の状態を確かめ、必要な補修と塗り方の仕様をそろえたうえで、お見積書でお出しします。
外壁を含めた料金の一覧は、外壁塗装・屋根塗装の料金プランでご覧いただけます。
耐用年数と保証年数を分ける
耐用年数は、性能を保てる期間を考えるための目安です。保証年数は、保証書で決めた対象や条件にもとづく期間です。
「耐用年数15年」という説明が、その期間のあらゆる不具合を無条件で直すという約束を意味するわけではありません。
契約の前には、保証の対象になる症状、対象外になる原因、点検や連絡の方法を確かめておいてください。
また、目安の年数になるまで一度も点検しなくてよい、という意味でもありません。気になるはがれや雨漏りがあれば、その時点で見てもらう必要があります。
費用を比べるときは「同じ屋根面積・同じ補修範囲・同じ安全設備」にそろえたうえで、塗料による差額を確かめることがポイントです。
保証の長さを比べる場合も、対象と条件がそろっていなければ、数字の大きさだけでは判断できません。
缶の価格と施工単価は違う
塗料1缶の売り値は、材料の値段です。下地処理、下塗り、職人の作業、安全のための設備などを含む工事の値段とは、別の数字です。
メーカーが示す設計価格にも、標準の塗る面積や工程などの前提があります。住宅1棟の見積額と、そのまま比べることはできません。
必要な塗料の量も、製品ごとの標準の使用量、塗る回数、屋根の実際の面積や形によって変わります。
建物の床面積だけで缶の数を決めたり、別の塗料の「塗れる面積」を当てはめたりすると、材料が足りなくなったり、薄めすぎたりする原因になるので気をつけてください。
費用の理由を知りたいときは、「何缶使うか」だけでなく、塗る面積と塗り方に対して必要な量をどう計画しているかを聞いてみましょう。
安い見積もりが、必ずしも塗料を安く仕入れた結果とは限りません。
補修や足場が別の項目になっているだけの場合もあるので、最後に必要になる金額までそろえて比べたいですね。
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下塗りと下地処理まで比較する
上塗りの塗料の性能を生かす土台になるのが、屋根の表面の下ごしらえと、合った下塗りです。
下塗りは上塗りを支える工程
スレートでは表面の吸い込みや古い塗膜の状態を、金属では錆や今の塗装のくっつき具合などを確かめて、下塗り材を選びます。
下塗りは見えなくなる工程です。でも、上塗りとのくっつきや吸い込みの調整などを受け持っているので、仕上げの色がきれいに出れば省いてよい、というものではありません。
製品名が決められている場合は、その組み合わせが本当に使われるのかを、見積書と工事の計画で確かめておくと安心です。

スレート屋根の下塗り
写真は、スレートの表面に下塗り材を塗っている作業です。
上塗りの塗料を選ぶときにも、屋根材に合った下塗りが工事の計画に入っているかを、確かめておきたいところです。
回数と塗布量はセットで考える
当社の屋根プランは、下塗り2回・上塗り2回の4回塗りを標準としています。
そのうえで、使う下塗り材や塗布量(とふりょう:決まった広さに塗る塗料の量)は、メーカーの仕様と下地の状態にもとづいて決めることが前提です。
回数だけが多くても、決められた量を大きく下回っていたり、乾きが足りなかったりすれば、期待した塗膜にはなりません。

スレート屋根の2回目の下塗り
こちらは2回目の下塗りをしている写真で、回数ごとの工程を記録する一つの例です。
ただし、写真の色や明るさだけで、使った量や乾かした時間まで証明できるわけではありません。工事の記録と合わせて確かめる必要があります。
錆や剥がれを残したまま塗らない
金属の屋根の下ごしらえで目指すのは、錆やくっついていない塗膜に手当てをして、次の塗膜がくっつける下地をつくることです。
浮いた古い塗膜の上に高い塗料を塗っても、土台の部分がはがれてしまえば、上塗りだけでは持ちこたえられません。
家の土台がぐらついていたら、立派な壁を建ててもどうにもならないのと同じです。
錆が進んで金属が薄くなった場所では、下ごしらえと塗装だけで守っていけるかどうかの見きわめも必要です。

金属屋根の下地処理
写真のような金属の屋根の下ごしらえは、塗り始める前に行う作業の一つです。
見積書の「下地調整一式」という書き方だけでわからなければ、どこにどんな手当てをするのかを説明してもらいましょう。
その説明があれば、金額の差が塗料によるものなのか、下地への対応の差なのかを見分けやすくなります。
乾燥と細部の処理を省かない
塗り重ねるまでに取る時間も、使う製品や気温などの条件に合わせて決める項目です。
工期の短さを優先して必要な乾燥時間を詰めたり、ぬれた下地に無理に塗ったりすると、塗膜の不具合につながりかねません。
スレートなら屋根材の重なりに関わる水の逃げ道への気配り、板金(ばんきん:金属の板の部分)ならつなぎ目や留め具の状態など、材質に合わせた確認も欠かせません。

塗装工程中の屋根面と棟板金
写真にはスレートの屋根の面と棟板金(むねばんきん:屋根のてっぺんを覆う金属の板)が写っていて、1つの屋根でも違う部材が組み合わさっていることがわかります。
屋根の面の上塗りの塗料だけでなく、板金部分の手当てや必要な補修も含めて、工事の範囲をつかんでおくと安心です。
メーカー名より製品名で選ぶ
日本ペイントやエスケー化研などのメーカー名は手がかりになります。でも、ご自宅の屋根に合うかどうかは、一つひとつの製品で確かめます。
屋根用製品でも使える下地が違う
日本ペイントの「サーモアイDF」は、フッ素系の遮熱塗料として、スレートや金属の屋根などに使える仕様が案内されています。
ただし、下塗りにはサーモアイプライマーやサーモアイシーラーなどの指定があり、使える下地と塗り方の仕様を確かめることが前提です。
製品の用途や組み合わせは、日本ペイント「サーモアイDF」の製品情報に書かれています。
「日本ペイントだからどれでも屋根に使える」「外壁用の塗料が余ったので屋根にも使う」といった選び方は避けてください。
同じメーカーでも、外壁用と屋根用、スレート用と金属にも使える製品とでは、用途や標準の仕様が違います。
屋根用塗料のおすすめを聞くときも、候補の商品名に加えて「この屋根に使う理由」を説明してもらうと、納得して選べます。

屋根面の塗装工程
色と機能をセットで確定する
同じ遮熱の製品でも、色によって日差しをはね返す割合(日射反射率)が違います。製品名だけ決めて色を後回しにすると、思っていた条件とずれることがあります。
色見本で見た目を考えるときに、選んだ色の性能の資料も一緒に見ておくと、無駄がありません。
また、艶あり・艶消しを選べるかどうかは製品ごとに違い、希望の仕上げがどの候補でも選べるとは限りません。
クリヤー塗装を希望する場合も、屋根材や今の仕上げに使える屋根用の製品かを確かめること。外壁のクリヤー塗装と同じ条件で考えないことが必要です。
見本で決めた製品と色番号、艶の仕様を、契約前の書面に書き込んでおけば、打ち合わせのときの思い違いを減らせます。
有名なメーカーの塗料を選ぶことと、その屋根に合う工事を選ぶことは、どちらも大切です。
私は製品名だけで話を終わらせず、下塗りや補修まで含めた理由をお伝えしたいと考えています。
住まい方に合う費用のかけ方
塗料の性能を比べた後に考えたいのが、次の屋根の工事や外壁のお手入れまで含めた、お金のかけ方です。
次の屋根改修までの期間を見る
長く住み続ける予定で、屋根材の状態もよいなら、塗り替えの負担を減らすために長持ちするプランを考える意味があります。
一方、屋根材や下地の傷みから、近いうちに葺き替えを考えているなら、今回の塗装に大きな費用をかける前に、工事の順番を見直す余地があります。
「塗装して数年後に葺き替える案」と「必要な補修をしながら改修の時期を決める案」とでは、費用も、守っていける状態も違うからです。
ただし、雨漏りや破損が進んでいる屋根で、費用を抑えるために工事を先延ばしにしてよい、という意味ではありません。
先に必要な対応を決めて、そのうえで選べるプランを比べてください。
選ぶときの軸は、今回の予算、次のお手入れ、これからの住まい方。

塗装後の金属屋根
外壁と一緒に検討する場合
外壁も近い時期に塗り替える予定なら、一緒に点検すると、工事の時期や必要な設備を合わせて考えられます。
足場を共用できる計画なら、費用の面で無駄が減る場合があります。ただ、傷んでいない外壁まで必ず一緒に塗る必要はありません。
屋根と外壁とでは、日差しや雨の受け方が違います。同じ樹脂の塗料を使っても、同じ時期まで同じ状態を保てるとは限りません。
屋根と外壁を別々の状態として点検し、次の工事の時期をそろえるよさと、今回の出費を比べてみましょう。
屋根材ごとの考え方や、塗装以外の工事も含めた選び方は、静岡の屋根塗装の工法・工程と料金でもお話ししています。
見積もりで確かめたい項目
候補を2~3案にしぼったら、同じ条件の見積書を並べて、説明のつかない差額が残っていないかを確かめます。
製品名と施工範囲を書面に残す
最低限確かめたいのは、屋根の面積、上塗りと下塗りの製品名、塗る回数、補修の範囲、安全のための設備、保証の条件です。
棟板金や雨樋などが別の項目なら、屋根の面の塗装の値段と混ぜずに、場所ごとに読むとわかりやすくなります。
追加の費用がかかるかもしれない場所は、何がわかったら見積もりが変わるのかも、先に聞いておきましょう。
工事中に初めてわかる傷みもありえます。だからこそ、追加工事の説明と合意をどの段階で行うかが大切です。
工事の後に残しておきたいのは、製品名・色番号・塗った面積・工程の記録。
次の点検や塗り替えのときに、どんな塗膜が残っているかを考える手がかりになります。

スレート屋根の上塗り
写真のような上塗りの作業の記録に加えて、下塗りや下ごしらえも確かめられると、工事全体の中身がつかみやすくなります。
ただし、工程の写真が多いことだけで、工事の質が決まるわけではありません。
大事なのは、見積書の仕様どおりに進めたという説明と、記録が一致していることです。
比べ終わったときに残したいのは、「なぜこの塗料なのか」をご自分の言葉で説明できる状態です。
値段だけで迷っているときは、屋根の状態と施工する範囲に立ち返ると、決める理由が見つかりますよ。
屋根用塗料のよくある質問
ここからは、塗料選びでよく迷う、値段や相性についてのご質問です。
Q1. フッ素とシリコンはどちらが得?
A. 今回の値段だけでなく、屋根の状態と次の改修の時期まで含めて比べる必要があります。
長持ちする塗料を生かせる屋根なら、長く守ることを考えた選び方ができます。でも、近いうちに葺き替える予定があるなら、お金のかけ方は変わってくるからです。
Q2. 水性塗料は屋根に不向き?
A. 水性という分け方だけでは決められません。屋根材に合う屋根用の製品であることが、選ぶときの条件です。
使える下地、指定された下塗り、工事の条件を確かめて、においなど暮らしの面のご希望もあわせて考えてください。
Q3. 無機塗料なら点検は不要?
A. 無機の成分を生かした塗料でも、屋根の点検は必要です。
塗膜とは別に、屋根材や板金、つなぎ目の部分が傷むこともあります。目安の耐用年数まで不具合が起きないと保証されるわけではありません。
Q4. 外壁用の塗料を屋根に使える?
A. その製品の用途として、対象の屋根が認められているかを確かめる必要があります。
同じメーカーや同じ樹脂でも用途は違うので、外壁に使えたというだけで屋根に回すのはやめてください。
Q5. 一番高い塗料なら失敗しない?
A. 値段だけで工事の結果は決まりません。屋根材との相性、下地処理、塗り方の仕様がそろって、初めて性能を生かせます。
傷んだ屋根材や防水の層の問題は、上塗りでは解決できません。先に、塗装で守っていける屋根かどうかを確かめることが大切です。
屋根に合う仕様と総額で選ぶ
屋根塗装の塗料は、樹脂の種類やランキングだけでなく、屋根材との相性、下塗りとの組み合わせ、必要な補修まで含めて比べることが大切です。
値段と耐用年数は決める手がかりになります。そこに保証の条件や、次の屋根の工事までの予定も合わせると、ご自宅に合うお金のかけ方が見えてきます。
アップリメイクでは、屋根の状態を確かめたうえで、製品名と工事の中身がわかるプランをご提案します。
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