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外壁の苔・カビの落とし方|緑や黒の汚れの原因と再発を防ぐ塗装

こんにちは、アップリメイク代表の齋藤直樹です。

外壁の苔やカビ、緑色や黒い汚れを落としても、しばらくすると同じ場所に戻ってくることがあります。せっかく掃除したのに、と残念な気持ちになりますよね。

そんなときは、洗い方だけでなく、汚れが付きやすい環境と外壁の状態を、一緒に見ていくのが近道です。

苔や藻、カビが疑われる汚れは、外壁に合う方法で落とし、再発しやすい条件と、外壁の表面やつなぎ目の傷みを分けて対策を考えます。

ご自分で落とすときの基本は、地上から手の届く範囲で、やさしい方法から順に試すことです。

外壁材メーカーのケイミューは、次の順番を案内しています。

  • やわらかい布でふき取る
  • 水道水で洗う(必要ならやわらかいブラシを使う)
  • 薄めた中性洗剤で洗い、水でよく流す
  • 苔・藻用の専用クリーナーを使う

同じ資料では、高圧洗浄機や金属たわし、シンナーなどの溶剤は避けるよう書かれています。塗膜(塗料が乾いてできた膜)を傷めるおそれがあるためです。

専用クリーナーも、苔や藻には効いても、カビには十分に効かない場合があるそうです。

ただ、緑色だから苔、黒いからカビとは限りません。一度再発しただけで、塗り替えが必要になるわけでもありません。

この記事では、汚れの見方、湿気や水の通り道との関係、洗浄と塗装の選び方、ツタが付いた外壁を扱うときの注意をお話しします。

見える汚れを落として終わりにせず、そのあとにどんな手入れが必要かまで、一緒に考えていきましょう。

記事のポイント

  • 緑や黒の汚れと、外壁の傷みの見分け方
  • 再発に関わる日当たり・湿気・水の流れ
  • 外壁に合う洗浄と塗装を選ぶ考え方
  • ツタの取り除き方と、工事後の手入れの注意点

緑や黒の汚れは場所と広がりから見る

外壁に付く汚れには、藻やカビなどによるもののほか、ほこりや雨だれなどもあります。

まずは色と一緒に、どこからどの範囲へ広がっているかを見ておきます。

緑色の面を見て苔と決めつけない

外壁の緑色の汚れを、まとめて「苔」と呼ぶことがあります。

ただ、苔と藻は同じものではありません。写真や遠目の色だけで、種類までわかるとは限らないのです。

洗浄前の外壁に見られる緑色や黒い汚れ

洗浄前の外壁に見られる緑色や黒い汚れ(S様邸)

写真は、洗浄前の外壁に緑色や黒い汚れが見られる状態です。

相談するときは名前を無理に決めなくて大丈夫です。「北側の壁が緑色になっている」など、わかる位置と状態を伝えていただければ十分です。

黒ずみには雨だれなどもある

黒い筋や斑点があっても、すべてがカビというわけではありません。

窓や部材の下から流れるように付いた汚れなら、その上にどんな部材があるかも見てみてください。

洗浄前の外壁表面に付着していた雨だれ汚れ

高圧洗浄前に確認した外壁の雨だれ汚れ(K様邸)

写真は、窓の下に見られる雨だれ汚れです。

外壁の表面の流れ跡と、室内への雨漏りは、別々に確かめる必要があります。黒い筋だけで漏水と決めることはできません。

換気口の近くなど、汚れのもとが出る場所との関係も、掃除の方法を考える手がかりになります。

ピンク色などの付着物も条件を確かめる

ふだんと違う色の汚れを見つけても、浴室で見た汚れと同じものだと考えて、同じ薬剤を使うのは避けてください。

外壁は素材や塗膜、周りの環境が浴室とは違い、使える洗浄剤も変わります。

色、触らずに見える表面の様子、付いている場所を記録して、どの方法が合うかを見きわめていきます。

汚れの種類を確かめるために、削ったり繰り返しこすったりする必要はありません。

苔や藻が再発しやすい環境を確かめる

汚れを落としても、苔や藻が育つ環境が残っていれば、また付くことがあります。

浴室のカビが換気をしないと戻ってくるのと同じで、外壁も湿気が残る場所ほど再発しやすくなります。

壁がどんな場所にあるかを見ることが、再発対策の出発点です。

日陰や湿気のこもる面を見る

日が当たりにくい面や湿気がこもりやすい場所では、藻やカビが増えやすくなります。

日の当たらないベランダで洗濯物が乾きにくいのと同じで、湿り気が長く残る壁ほど、苔や藻には居心地がよいのです。

北側という方角だけで決めず、隣の建物や塀の影になる場所、風が通りにくい場所も見ておいてください。

同じ家でも面ごとに環境が違うので、正面がきれいでも、裏側まで同じ状態だとは言えません。

相談のときに、汚れがある面と比較的少ない面の両方がわかると、場所による違いを考えやすくなります。

植木と外壁の距離も確認する

外壁の近くに植木があり、枝や葉が触れている場合は、その位置を記録しておきましょう。

ケイミューの資料でも、池・川・田畑・森林の近くや、北面など風通しや日当たりの悪い場所、窓の上側などは藻やカビが発生しやすいとされています。

湿気に関わる環境は、建物によって違います。

ご自身で手入れできる植木なら、枝が壁に触れないようにしたり、風通しを良くしたりすることも対策になります。

ただし、周囲を大きく変えられない家もあります。改善できる条件と残る条件を、分けて考えておきます。

隣地の植物や高い枝など、ご自身で扱えないものまで無理に除去しないでください。

水が集まる部分と流れる跡を見る

窓の上や部材のつなぎ目など、水がたまりやすい部分では、壁のほかの面と違う汚れ方をすることがあります。

雨のあとにどこが濡れ、どの位置から流れ跡が続くかを、地上から安全に見える範囲で記録してください。

雨樋や周りの部材に不具合が疑われるなら、汚れを落とす作業と一緒に、その部材の状態も調べます。

外壁全体を洗うだけでは、水が集まる原因が別の部分に残る場合があるためです。

除去できても再発する場合がある

ケイミューの維持管理資料でも、藻やカビは取り除けても効果がいつまでも続くわけではなく、再発する可能性があると説明されています。

どの場所に、どれくらいの範囲で戻ったかを記録し、環境と表面の状態を合わせて見ていきましょう。

参考:ケイミュー「住宅外まわりのメンテナンス」。

再発の相談で役に立つのは、壁の方角、周りの植木、水の流れ、前回の手入れからの変化です。

汚れの色だけではわからない条件を伝えていただくことで、次の対策を具体的に考えられます。

代表 齋藤直樹

同じように洗っても、日当たりや水のかかり方によって、そのあとの状態は変わります。

繰り返し汚れる場所ほど、壁の表面だけでなく、その周りも見ていきましょう。

汚れと塗膜や外壁材の傷みを分ける

汚れが付いていることと、塗膜や外壁材が傷んでいることは、別々に確かめる必要があります。

両方が重なっていることもあるので、洗浄で落とすものと補修するものを分けて診断します。

水をはじかないだけで劣化としない

外壁の中には、表面に水がなじんで広がる性質(親水性)を利用して、雨で汚れを流しやすくする仕上げがあります。

水滴になってはじかないからといって、防水性がなくなったとは限りません。

一方、こうした機能があっても、苔や藻、カビまで雨で十分に落ちるわけではありません。

製品に備わる機能と手入れの方法を知っておき、雨だけでいつまでもきれいになるもの、とは考えないでおくと安心です。

白い粉は表面の状態を調べるきっかけ

塗装された外壁で塗膜が粉のようになり、触ると白い粉が付く「チョーキング」は、掃除で元の塗膜に戻せるものではありません。

ただし、白いものが付いているのを見ただけで、すべてチョーキングと決めつけないようにします。

外壁に触れて指に付いた白い粉

外壁に触れて指に付いた白い粉(静岡市駿河区 M様邸)

写真は、外壁に触れた指へ白い粉が付いた状態です。

外壁材や今の仕上げ、ほかの傷みと合わせて診断し、塗り替えが必要な範囲を考えます。

くわしくは外壁のチョーキング現象の原因と塗り替え時期で説明しています。

緑や黒の汚れと白い粉が同じ面にあっても、一つの洗剤で両方を直すことはできません。

目地と板本体の状態も見る

目地(板と板のつなぎ目)を埋めるゴム状のシーリング材に、ひびやすき間がある場合は、汚れを落とすこととは別に、補修が必要かを調べます。

補修前の外壁目地に確認されたシーリング材のひび割れと劣化

外壁目地に確認されたシーリング材の劣化(清水区 S様邸)

写真は、外壁目地のシーリング材に劣化が見られる状態です。

このようなつなぎ目に水を集中させると、すき間から水が入るおそれがあります。洗う前に、今の傷みと必要な処置を確かめてください。

外壁材自体が欠けたり崩れたりしている場合も、洗浄や塗装だけで材料の状態が回復するわけではありません。

必要に応じて部分交換や下地の補修なども検討し、そのあとに表面の仕上げを考えます。

外壁の苔・カビを落とす方法は素材に合わせる

苔やカビが疑われる汚れでも、外壁材と今の塗膜に合う方法で落とすのが基本です。

ご家庭で行うのは、地上から安全に届き、傷みのない面で、製品の清掃案内に従える範囲に限りましょう。

軽い汚れはやさしい手入れから考える

メーカーの案内で認められている場合は、水とやわらかい布やスポンジなどで、軽い汚れを落とせることがあります。

洗剤を使う場合も、その外壁と仕上げに使える製品か、どうすすぐかまで調べてから使います。

ニチハの案内でも、藻やカビはやわらかい布やブラシと中性洗剤で水洗いし、最後に全体を水でよく流すよう書かれています。

中性洗剤という表示だけで、どの外壁にも使えるとは判断できません。

木材、タイル、金属、塗り壁などは表面の仕上げが違います。別の家で落ちた方法を、そのまま使うのは避けてください。

洗い方の手順や道具の選び方は外壁の掃除と洗浄の方法で、材料による手入れの違いは外壁材の種類別メンテナンスで紹介しています。

市販の除去剤は対象素材を確認する

苔取り剤やカビ取り剤には、それぞれ使える場所と方法が決まっています。

外壁の材料、今の塗料、周りの植物や金属への注意を確かめ、合うかどうかわからないまま広い面にまかないでください。

薬剤によっては、植物を枯らしたり、手荒れの原因になったりします。

浴室用のカビ取り剤や家庭用の漂白剤の使い方を、そのまま外壁に当てはめるのも避けます。漂白作用のある薬剤は、塗膜を傷めるおそれがあります。

特に塩素系の薬剤は、酸性タイプなどほかの洗剤と混ざると有毒なガスが出る危険があります。

薬剤を混ぜたり、落ちないからと別の薬剤を続けて使ったりせず、製品の注意表示に沿って扱いましょう。

色が残ることと再発を区別する

苔やカビを落としても、色の跡が残ることがあります。

ケイミューの維持管理資料にも、色素のある藻やカビの多くは、死んでも跡が残ると書かれています。

処理の直後から残っている跡と、時間がたって広がった汚れは、見た目が似ていても別の状態かもしれません。

落ち切っていないと考えて薬剤を増やす前に、掃除の前後とその後の写真を比べ、表面がどう変わったかを見てください。

高い壁や傷んだ面は作業を任せる

はしごや脚立に乗らないと届かない壁や、目地・塗膜に傷みのある面は、ご自身で洗う前に業者へ相談してください。

濡れた壁の前で、はしごの上から力を入れてこするのは転落の危険があります。

外壁材メーカーも、高い所の掃除はご自身で行わないよう案内しています。危ないので、そこは私たちにお任せください。

家庭用の高圧洗浄機も、距離を離せば使えると考えず、外壁の清掃案内と今の状態を優先してください。

足場と飛散防止シートを設置した建物

足場と飛散防止シートを設置した建物

写真は、工事のために足場と飛散防止シートを設けた建物です。

高い位置の作業では、範囲に合わせた足場などの設備と、周りへ水や洗浄剤が飛ばないようにする対策が必要です。

外壁に付いたツタは引き剥がす前に調べる

ツタは、壁に付く苔や藻と同じ洗浄方法で扱えるものではありません。

どこに張り付き、どこまで伸びているかを見て、植物と外壁の両方に合う取り除き方を考えます。

塗膜や目地が一緒に剥がれることがある

外壁に張り付いたツタを力まかせに引っ張ると、根が付いていた部分の塗膜や、傷んだ表面ごとはがれてしまうことがあります。

壁に貼ったガムテープを勢いよくはがすと、下の壁紙までめくれてしまう。それと似たことが外壁でも起こるので、注意が必要です。

葉で隠れている場所に、もともとひびやすき間がある可能性もあります。見えている範囲だけでは、壁全体の状態はわかりません。

どの場所に付いているかを写真に残し、外壁の仕上げと張り付き方を伝えるところから始めましょう。

切る場所と除去する順番を決めつけない

ツタは根元を切って枯らせば、どの壁でも安全に取り除けるというものではありません。

植物の種類や張り付いた面、外壁の傷み、作業する高さによって、必要な処置が変わります。

除草剤をまくと、周りの植物や部材への影響も考えなければなりません。製品の用途と使う範囲がわからないまま使うのは控えてください。

外壁工事を予定しているなら、ツタの除去から壁の診断、補修、仕上げまでの進め方を、まとめて相談したほうが段取りを考えやすくなります。

雨樋や窓へ伸びた部分も伝える

ツタが雨樋や窓、屋根の近くまで伸びている場合は、壁だけの問題とせず、周りの部材も含めて調べます。

地上から引っ張ると、高い位置の雨樋などに力がかかって壊れることもあります。手元のつるだけを見て作業しないでください。

取り除いたあとも張り付いた跡が残ることがあり、見た目を整えるために補修や塗装が必要かを判断します。

除去と外壁補修を別々の業者へ頼む場合には、どこまでを誰が担当するかも決めておきましょう。

洗っても戻る苔やカビ、塗り替えが必要か気になっていませんか

無料診断では、資格を持つスタッフが外壁を調べ、汚れと塗膜や目地の傷みを分けて、写真と診断書でご報告します。

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バイオ洗浄は塗装前の工程として考える

アップリメイクでは塗装の前に、カビや苔を分解する洗浄剤を使う「バイオ洗浄」を行い、そのあと高圧洗浄で洗い流す「2重洗浄」をしています。

普通の水洗いでは、表面の汚れしか落ちないためです。

ここで紹介するのは専門工事の例で、ご家庭で薬剤や機械を同じように使う手順ではありません。

洗浄剤と作業方法を現場に合わせる

洗浄剤を使う工事では、落としたい汚れと外壁の材料、今の塗膜、周りへの影響を考えて方法を決めます。

洗浄剤の容器からバケツへ液体を注ぐ様子

洗浄剤の容器からバケツへ液体を注ぐ様子

写真は、洗浄剤の容器からバケツへ液体を移している様子です。

濃度や扱い方は、製品と現場の条件に合わせて決めます。見積もりのときは、どの汚れに対して何をする工程かを聞くとわかりやすくなります。

「バイオ洗浄」という名前だけで判断せず、外壁の状態とその後の塗装につながる内容として説明を受けると安心です。

洗浄で整える面と補修する部分を分ける

汚れを落としても、ひびやはがれ、目地のすき間が残っていれば、それぞれに必要な処置を計画します。

水を当てる前に手を入れる部分があるかも含め、洗浄と補修の順序は現地の状態に合わせます。

木目調サイディング外壁に付着した汚れを高圧洗浄している様子

木目調サイディング外壁の高圧洗浄(K様邸)

写真は、木目調サイディング外壁の汚れを高圧洗浄している工程です。

木目模様のある板を洗う専門工事の記録で、天然木の清掃例ではありません。

洗浄のあとは十分に乾かし、下地処理を行ってから、使う材料の条件に合わせて次の工程へ進みます。

処理の目的と期待できる範囲を聞く

工事を頼むときは、汚れの除去、残る色の跡への対応、傷みの補修が、それぞれどの作業に当たるかを聞いておきます。

再発しやすい環境がある場合は、工事後の手入れまで説明してもらうと安心です。

たとえば、壁に触れる植木を残すのか、枝を切って離せるのかによっても、工事後に気にかけたい場所は変わります。

代表 齋藤直樹

洗浄、補修、塗装は、それぞれ役割が違います。

どこまで汚れを処理し、どこを直し、どの面を塗るのかがわかると、工事内容を比較しやすくなりますよ。

再発を抑える塗装を考える条件

苔や藻、カビが疑われる汚れがあるときも、まず今の外壁材をそのまま使えるか、塗り替えが必要かを調べます。

塗装する場合は、その外壁に合う塗料であることが条件です。そのうえで、防藻・防かび性などの機能を選びます。

塗り替えが必要な状態かを判断する

チョーキングや塗膜のはがれなどが見られる場合は、外壁全体の状態に合わせて、塗り替えの時期を考えます。

汚れが目立っていても塗膜がしっかりしていれば、すぐ全面塗装とは限りません。掃除をして様子を見る、という選択もあります。

反対に、板そのものや下地の傷みが大きければ、塗装の前に補修や交換を考える必要があります。

診断で見る状態 考える対処 あわせて見る点
表面の汚れが中心で、外壁はそのまま使える 素材に合う清掃と経過の確認 再発する場所と周辺環境
チョーキングや塗膜のはがれなどがある 必要な補修と塗装の検討 今の塗膜に合う塗料と工事範囲
外壁材や下地まで傷んでいる 部分交換などを含む改修の検討 水の入り方と下地の状態

表のどれに当てはまるかは、汚れの写真だけでは決まりません。

現地で症状を確かめ、洗浄だけで済む理由、塗装や交換が必要な理由を説明してもらいましょう。

防藻・防かび性は発生を抑える機能

外壁用の塗料には、藻やカビの発生・繁殖を抑える機能を持つ製品があります。

そうした塗料を選ぶときも、まず外壁材や今の塗膜に使えるか、どの下塗りと組み合わせるかを確かめます。

防藻・防かび性は、すべての付着物を防いだり、どの環境でも永久に再発をなくしたりする保証ではありません。

周りの湿気や水の流れは、塗料だけでは変えられません。環境への対策とふだんの手入れも、あわせて考えます。

日陰で湿気が残りやすい面なら、塗装後もこまめな手入れが欠かせません。

名前や価格だけで塗料を決めない

見積書では、仕上げ塗料の商品名と塗る外壁、下塗り、必要な補修をひと組にして比べます。

防藻・防かび性を希望するときは、ご自宅で繰り返している汚れに、その塗料のどの機能が役立つのかを説明してもらうと納得しやすくなります。

塗料を変える提案を受けたら、洗浄や補修の条件も同じかどうかを見ておきます。

塗料の機能だけを見比べるのではなく、外壁をどんな状態にしてから塗る計画なのかを読み取ってみてください。

工事保証と防藻効果を混同しない

保証が付く工事でも、どの部位のどの症状が対象かは契約の条件によります。

工事保証は施工の不具合に対応する期間で、苔や藻が付かない期間を約束するものとは限りません。

ケイミューの資料でも、ふつうの年月による藻・カビ・汚れはメーカーの責任範囲外とされています。

気になる点は見積もりの段階で聞き、工事後の点検や相談の方法と一緒に、書面で確かめておくと安心です。

塗り替えの費用や進め方は、家の外観リフォームの費用と方法でまとめています。

塗装の工程とその後の手入れをつなぐ

塗装する場合は、洗浄、補修、塗装の各工程がわかる記録を残しておくと、あとで役に立ちます。アップリメイクでは、工事写真報告書をお渡ししています。

どの部分に何を行ったかがわかれば、次に変化が出たときにも相談しやすくなります。

養生と仕上げの対象を確認する

外壁に取り付けられた器具など、塗料を付けない部分は、ビニールやテープで覆う「養生」をしてから塗ります。

外壁塗装前に器具まわりを養生した状態

外壁塗装前に器具まわりを養生した状態(静岡市駿河区 Sビル)

写真は、外壁塗装前に器具まわりを養生した状態です。

工事範囲は壁の面だけでなく、こうした周辺部材との関係も含めて確認しておきましょう。

凹凸模様のある外壁に中塗り塗料をローラーで塗布している様子

凹凸のある外壁に中塗り塗料を塗布(K様邸)

こちらは、凹凸のある外壁へ中塗り塗料をローラーで塗っている別の施工例です。

アップリメイクでは、下塗り2回・中塗り・仕上げ塗りの4回塗りを標準にしています。

新しい塗膜をつくる工程と、汚れを落とす洗浄は別の作業です。見積書と工事写真で、それぞれの内容を見ておいてください。

同じ場所の変化を記録する

工事後は、以前汚れていた面の全体と、気になる部分の写真を残しておきましょう。

窓を養生した状態で塗装された黄色い外壁

塗装後の外壁(静岡市葵区 S様邸)

写真は、塗装後の黄色い外壁で、足場と窓の養生が残っている段階です。

塗装後の写真を基準にすると、あとから付いた汚れの位置や広がりを見比べやすくなります。

工事直後の見た目だけでは、再発するかどうかはわかりません。時間をおいて、同じ面を見ていくことが大切です。

できる環境対策と点検を続ける

ご自身で手入れできる植木が壁に触れていないか、水が同じ場所に流れ続けていないかを、地上の安全な場所から見てください。

変化を見つけたときは、撮影した日、前回との違い、雨との関係なども簡単に残します。

早めに相談していただければ、掃除で対応できるのか、部材の不具合を調べるべきかを見極めやすくなります。

維持管理で見たいのは、再発の有無だけでなく、場所、広がり、塗膜や目地の変化です。

同じ位置の写真と工事記録を一緒に保管しておくと、次の対処を具体的に話し合えます。

代表 齋藤直樹

塗り終わったあとも、以前気になっていた面は意識して見ておきたいですね。

汚れが戻った場合も、その写真と時期を教えていただけると、環境と外壁の両方から考えやすくなります。

相談では汚れと希望する工事を分けて伝える

問い合わせのときは、汚れを落としたいのか、再発の理由を知りたいのか、塗り替えの時期も調べたいのかを伝えてください。

先に工法を決めてしまうより、今の状態に合う選択肢を比べやすくなります。

試した手入れも診断の材料になる

すでに洗ったことがある場合は、道具、洗剤の商品名、洗った範囲、そのあとの変化を教えてください。

何もしていない場合は、無理に試してから相談する必要はありません。

高い場所は地上から見える範囲の写真で伝え、外壁や塗料の情報がわかる資料があれば一緒に用意しておくと話が早く進みます。

見積もりでは作業の違いを読む

見積もりに洗浄が含まれていても、面積、必要な足場、汚れへの処置、補修と塗装の有無によって工事内容が変わります。

ツタがある場合も、取り除いてもらえるかと範囲、取り除いたあとの補修、残る跡への対応を、それぞれ聞いておきましょう。

洗浄だけの価格と、塗装を含む価格を同じ条件として比べず、目的に対して何をする提案なのかを見ることが大切です。

外壁の苔やカビに関するよくある質問

落とし方と再発への対応について、迷いやすい点にお答えします。

Q1. 緑色の汚れはすべて苔ですか?

A. 色だけで、苔や藻などの種類を決めることはできません。

汚れの場所、広がり、周辺環境と外壁の状態を合わせて見ます。

種類を調べるために外壁を削らず、わかる位置と状態を写真で伝えてください。

Q2. 洗ったあと色が残ると除去不足ですか?

A. 処理後に色の跡が残る場合もあり、色が見えるだけで除去不足とは決まりません。

処理直後から残っている跡と、時間がたって広がった汚れを区別します。

薬剤を増やす前に、使った製品と前後の写真で状態を見比べてみましょう。

Q3. 水をはじかない壁は塗り替え時ですか?

A. 水が広がりやすい親水性を利用する外壁もあるため、はじき方だけでは判断できません。

製品の仕様を確かめ、チョーキングやはがれ、目地の傷みなどと合わせて、塗り替えが必要かを考えます。

Q4. 防かび塗料なら再発をなくせますか?

A. 防藻・防かび性のある塗料は発生を抑える機能を持ちますが、永久に再発をなくす保証ではありません。

外壁に合うかどうかと下地処理に加え、湿気や水の流れ、工事後の手入れまで合わせて考えます。

Q5. ツタは根元を切れば除去できますか?

A. 植物の種類と付着した面の状態によって対処が異なり、根元を切れば安全に除去できるとはいえません。

引きはがすときに塗膜などを傷めることもあるので、高さや周りの部材への伸び方を含めて相談してください。

外壁の苔・カビは落とし方と再発の条件を合わせて考える

外壁の苔やカビが気になるときは、汚れの状態、周りの環境、塗膜や目地の傷みを分けて見ていくことが大切です。

素材に合う洗浄を行い、必要な場合は補修と塗装を組み合わせて、その後の手入れまで計画しておきましょう。

相談のときの手がかりは、汚れがある場所の写真、過去に試した方法、洗浄後にどう変わったかの記録です。

何度掃除しても戻ってくると、うんざりしてしまいますよね。そんなときは、原因を一緒に探していきましょう。

アップリメイクは、静岡県全域で対応しています。

代表 齋藤直樹

アップリメイクでは、資格を持つスタッフが30倍の専用スコープなどで外壁を調べ、撮影写真と診断書をもとに状態をご説明しています。

汚れを落とすだけでよいか、塗装や補修も必要かを、今の状態から一緒に考えていきましょう。

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    株式会社アップリメイクの代表取締役社長の斎藤直樹

    齋藤直樹

    株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。元塗装職人として培った現場経験と、1級塗装技能士(建築塗装作業)などの専門知識を生かし、建物の状態やご予算に合った、分かりやすく誠実なご提案を大切にしています。 塗装の仕事が大好きで、地元・静岡のお客様に「アップリメイクに頼んでよかった」と笑顔になっていただくことが何よりの喜びです。外壁塗装・屋根工事の施工事例や、住まいを長持ちさせるための情報を発信しています。 主な保有資格:1級塗装技能士(建築塗装作業)・2級建築施工管理技士・有機溶剤作業主任者技能講習修了・危険物取扱者 乙種第4類 ほか

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