外壁塗り替えの訪問営業・チラシは信用できる?断り方と確認点|アップリメイク 外壁塗り替えの訪問営業・チラシは信用できる?断り方と確認点|アップリメイク
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外壁塗り替えの訪問営業・チラシは信用できる?断り方と確認点

こんにちは、アップリメイク代表の齋藤直樹です。

突然やってきた営業の人に、外壁の傷みを指摘された。ポストに、塗り替えキャンペーンのチラシが入っていた。そんなことがきっかけで、工事を考え始める方は少なくありません。

玄関先でいきなり「このままだと危ないですよ」と言われたら、誰だって不安になりますよね。

ただ、塗装の中身をよく知らないまま、値引きや雨漏りへの不安に背中を押されて契約を決めてしまうのは、できれば避けたいところです。

先にお伝えすると、訪問営業やチラシがきっかけというだけで、会社の良し悪しは決まりません。大事なのは、ご自宅に必要な工事と契約の条件を確かめてから頼むことです。

この記事では、断るときの伝え方、チラシと見積書の読み方、診断写真の見方を、実際の流れに沿ってお話しします。

すでに契約していて不安がある方は、この記事を最後まで読むのを待たなくてかまいません。消費者ホットライン188から、消費生活相談窓口へ早めに相談してください。

契約したあとの手続きには期間や使える条件があり、工事が始まったかどうかだけでは判断できないからです。

記事のポイント

  • 突然の点検や営業を受けたときの断り方
  • チラシの値引きと工事範囲の読み方
  • 診断写真・材料・見積もりで見ておく点
  • 契約後に残す記録と相談の手順

外壁塗り替えの訪問営業にはその場で答えを出さない

結論から言うと、こちらから頼んでいない点検をすすめられても、その場で家を調べてもらう必要はありません。

話を聞くか、点検を受けるか、工事を頼むか。この三つは、それぞれ別に決めてよいことです。いったん応対を終えて、落ち着いて考える時間をつくれば大丈夫です。

点検を受けるかは自分で決める

「近所の工事中にお宅の屋根が見えた」「外壁に気になるところがある」。そう声をかけられたら、まず会社名、担当者の名前、訪ねてきた目的を聞いてみてください。

工事のごあいさつで来たのか、点検や契約をすすめるための訪問なのか。そこがわかるだけで、このあとどうするかが決めやすくなります。

特定商取引法(とくていしょうとりひきほう:訪問販売などのトラブルを防ぐための法律)では、訪問販売をする事業者の義務が決められています。

そのひとつが、勧誘(かんゆう)を始める前に、事業者の名前、勧誘が目的であること、商品などの種類を伝えることです。

名刺やチラシを受け取ることと、屋根に上がる許可を出すことは、まったく別の話です。

「無料ですから」と言われても、その場で家や屋根の点検を任せる必要はありません。必要だと感じたら、あらためてご自分で選んだ調査先へ連絡すれば十分です。

屋根の傷みを指摘されると、今すぐ自分の目で見たくなるかもしれません。

でも、ご自身ではしごを掛けたり、営業の人と一緒に屋根に上がったりするのは危険です。危ないので、そこは調査に慣れた業者に任せてください。

地上から見える場所の説明や写真を受け取っておき、安全に調査できる業者にあらためて頼む方法もあります。

目に見える傷みが本当にあったとしても、そこを直す範囲と、外壁全体を塗り替える範囲は、別々に考えるのがおすすめです。

部材が落ちてきそうな状態なら、まず安全を守ることが先です。ただ、それは家全体の工事契約まで急いで結ぶ理由にはなりません。

断るときは契約しないと伝える

頼むつもりがないときは、「点検はお願いしません」「工事を契約するつもりはありません」と短く伝えれば大丈夫です。

「今日は忙しいので」「家族がいないので」とだけ答えると、別の日なら話を聞いてもらえる、と受け取られることがあります。

伝えるのは、「契約は望んでいない」というあなたの意思。それだけで足ります。

断る理由を細かく説明したり、外壁の専門知識で相手を言い負かしたりする必要はありません。

特定商取引法の訪問販売には、契約しないという意思を示した人への勧誘についても決まりがあります。

その場で勧誘を続けることも、後日あらためて勧誘することも、禁止されています。

このルールは、消費者庁「特定商取引法ガイド・訪問販売」で紹介されています。

断ったあとも連絡が続くときは、会社名、日時、伝えた内容、その後の対応をメモしておき、相談窓口に伝えてください。

話している途中で強い態度をとられ、怖いと感じたら、言い合いを続けないでください。身の安全を守り、まわりに助けを求めることが先です。

代表 齋藤直樹

気になる指摘があったとしても、その会社と今すぐ契約する必要はありません。

まずは応対を終えて、落ち着いて建物の状態を確かめる段取りを、一緒に考えていきましょう。

塗り替えチラシは会社と価格の条件まで読む

チラシは、工事を考える入口としては役に立つ情報です。ただ、ご自宅の状態に合わせて作る見積書とは、役目が違います。

目立つ金額だけを見ていると、対象の面積や、含まれていない補修を見落としがちです。旅行のパンフレットの「〜円から」と同じで、小さな字の条件まで読んでおくと安心です。

屋号と契約相手を確かめる

最初に見ておきたいのは、チラシを出している会社の名前、住所、電話番号と、工事の契約を結ぶ相手です。

お店の名前(屋号)と会社の正式な名前が違うこともあります。ただ、それだけで問題があるとは決まりません。

見積書や契約書に載るのはどの会社か。工事中や完成後に、誰へ連絡すればよいのか。ここをはっきりさせておくと、あとで困りません。

営業担当者の携帯番号だけでなく、会社として連絡を受ける窓口があるかも見ておきたい点です。

施工事例を見るときは、完成写真の数より、工事前の状態や補修の中身、どこを直したかの説明のほうが参考になります。

近くにお店があれば訪ねやすいのは確かです。とはいえ、場所だけで現場の工事の質まで決まるわけではありません。

資格や実績の表示も、今回の診断と工事の管理を誰が担当するのか、という説明とあわせて読むと意味がはっきりします。

質問への答えが、必要に応じて見積書や工事範囲の説明にもきちんと反映されるか。ここも見ておきたいポイントのひとつです。

値引き後の総額と適用条件を読む

「今なら大幅値引き」「近所で工事をするので足場代が無料」。こうした案内を見ても、値引きの割合だけでは、得かどうかはわかりません。

比べるのは、自宅に必要な作業を含めた税込みの最終総額です。

広告がある程度の広さの家を想定しているなら、そのもとになっている外壁の面積や建物の条件を、ご自宅を測った結果と照らし合わせます。

外壁のほかに、屋根、雨樋、軒天(のきてん)、目地(めじ)の補修が入っているかでも、最終的な費用は変わってきます。

軒天は、屋根の裏側の、外に張り出した部分の天井。目地は、外壁の板と板のつなぎ目のことです。

チラシの金額より見積もりが増えたときは、増えた面積、足した場所、必要な補修を、項目ごとに見せてもらってください。

その説明があれば、建物の条件が違うための増額なのか、広告だけではわからなかった費用なのかを見分けられます。

住宅の外周を足場と飛散防止シートで囲んだ状態

住宅まわりの足場設置(島田市 M様邸)

「足場代無料」とあっても、足場を組む範囲や、塗料の飛び散りを防ぐシートなどの作業はどうなっているでしょうか。工事全体の見積書で見ておきたいところです。

「今日中に契約すれば値引きします」と言われても、診断の中身や書類をまだ読めていないなら、まずは比べる時間をとるのが賢いやり方です。

値引きの額より先に知りたいのは、何を直して、何にお金を払うのかがわかる説明です。

チラシの表示 個別の見積もりで確かめる点
外壁塗装一式 外壁面積、含む付帯部、補修の範囲
足場代無料 設置範囲、付帯作業、工事全体の税込総額
高耐久塗料 メーカー・製品名、下塗り材、自宅の壁への適合
期間限定の値引き 期限、適用条件、値引き前後で工事内容が変わるか

診断写真と必要な工事を結び付ける

傷んだところの写真を見せられたら、どこを撮ったのかと、そこに必要な手当てを、セットで説明してもらってください。

建物のどこに、どんな不具合があり、今回どこまで直す提案なのか。それがつながると、その工事が本当に必要かを考えやすくなります。

自宅のどこを撮った写真か確かめる

屋根や外壁の一部だけを大きく写した写真では、自分の家のどこなのか、わかりにくいことがあります。

地図アプリを拡大しすぎると、今どこを見ているのかわからなくなるのと似ています。

家全体の写真と近くの写真を対応させて、窓、配管、屋根の形など、場所の目印になる部分を示してもらうとわかりやすくなります。

撮った日と場所がわかれば、昔の工事写真や別の場所の写真と取り違えることも減るでしょう。

別の角度から確認した外壁塗装工事前の戸建て住宅

別の角度から確認した塗装工事前の住宅(K様邸)

建物全体の写真は、正面か側面か、どの階のどの窓のまわりかを、お互いに共有するための記録です。

細かい傷みの写真を続けて見るときも、全体の写真で場所をつかんでから近くの様子を見ると、どこの話なのかを追いやすくなります。

「写真があるから全体を塗る」と決めてしまうのではなく、写っている場所の状態から、どんな作業が必要なのかを聞いておくと、話がかみ合います。

調べられなかった場所があるなら、その場所と理由、足場を組んだあとに調べる予定も、報告に入れてもらうと安心です。

見えなかった部分をあとから調べることと、すでに見つかった不具合を直すことは、別の話として扱う必要があります。

粉化と目地の傷みでは処置が違う

外壁を触った手に白い粉が付くチョーキングは、表面の塗膜(とまく:塗料が乾いてできる薄い膜)の状態を知る手がかりです。

塗り替えを考えるきっかけにはなります。ただ、その粉だけで、すぐに雨漏りすると決まるわけではありません。

塗装前の外壁で確認された塗膜のチョーキング現象

外壁に発生していた塗膜劣化のチョーキング現象(K様邸)

一方、外壁のつなぎ目や窓のまわりに使われるシーリングは、部材の間を埋めるゴムのような材料です。外壁の表面に塗る塗料とは、役目が違います。

切れたりはがれたりしていれば、どの目地を、どの方法で直すのかを聞いておきます。

補修前の窓サッシまわりに確認されたシーリング材の劣化

窓サッシまわりに確認されたシーリング材の劣化(清水区 S様邸)

表面を塗り直す費用に、傷んだシーリングの補修まで入っているとは限りません。

見積書に補修する長さや施工の方法が書かれていれば、診断された場所と工事の項目を照らし合わせられます。

たとえば、外壁の広い範囲に粉が出ていて、さらに特定の窓のまわりでシーリングが切れていたとします。

この場合は、塗膜を新しくする範囲と、目地を直す範囲の両方を考える必要があります。

それぞれの場所、量、手当てを説明できる提案なら、ただ「家全体が傷んでいます」という説明より、ずっと具体的に比べられます。

雨漏りを指摘されたとき

営業の人から「このままだと雨漏りしますよ」と言われたら、実際に見つけた不具合と、そこから予想している影響を、分けて聞いてみてください。

室内に雨染みや濡れがあるなら、出てくる場所、雨や風との関係、気づいた時期を、調査を頼む先に伝えておくと話が早く進みます。

雨水の入り口や、建物の中を伝う道筋を調べないまま外壁の表面を塗っても、原因の場所に届かないことがあります。

水道管の水漏れを、壁紙を貼り替えるだけでは止められないのと似ています。

塗装で表面を守る工事と、実際に水が入る部分を修理する工事とでは、必要な調査と作業が違うのです。

原因がまだわからないうちは、「塗装だけで直ります」という約束をそのまま受け入れず、調査も含めた提案をお願いするのが安心です。

屋根の傷みを理由にした飛び込み営業の手口や断り方は、屋根修理の飛び込み営業と詐欺の手口でもご紹介しています。

代表 齋藤直樹

診断写真で知りたいのは、傷みの大きさだけではありません。

「この場所を、なぜ、この方法で直すのか」までわかると、見積もりの項目の意味もぐっと見えてきます。

訪問営業で指摘された傷みが本当か、確かめてみませんか

無料診断では外壁・屋根の状態を写真と診断書でご報告します。見積もりは3社以上から取って比べることをおすすめしています。

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見積書は作業と材料が分かる形にする

契約の前に見積書を読むときは、金額だけでなく、その金額でどんな作業をするのかまで読むのがコツです。

同じ「外壁塗装」でも、中身はさまざまです。下地(したじ:塗料を塗る面そのもの)の手当て、付帯部、材料、工事中の気配りが違えば、総額をそのまま比べられません。

付帯部(ふたいぶ)とは、雨樋や軒天など、外壁と屋根以外の細かい部分のことです。

一式の中に含む作業を確かめる

「外壁塗装一式」と書かれていても、別紙や図面で面積と工程がわかれば、中身はちゃんと確かめられます。

大事なのは「一式」という書き方そのものより、どこを塗るのかです。外壁、雨樋、軒天などの塗る場所と、塗らない場所まではっきりしているかがポイントです。

同じ窓のまわりでも、外壁の面、シーリング、窓枠そのものは別の部材です。

「外壁を塗る契約だから、窓枠も塗ってくれるはず」と思い込むのは禁物です。塗ってほしい場所を現地で指さして、工事の範囲をすり合わせておくと行き違いがありません。

塗る前の準備も、汚れを落とす作業、浮いた古い塗膜を取り除く作業、ひびや部材を直す作業に分けて説明してもらいます。

窓下のサイディング外壁を高圧洗浄する様子

窓下の外壁を高圧洗浄(静岡市清水区上清水町 M様邸)

洗浄は、新しく塗る面の汚れなどを落とす工程です。

そのあとに補修や下地調整(塗る前に傷みやひびを直して面を整える作業)が必要なら、洗浄代だけで済むとは考えないでください。どんな状態に何をするのかを、見積もりに入れてもらいます。

ほかの会社と数量が違うときは、塗る面の範囲や、窓などの開口部をどう扱っているか、実際に測ったのか概算なのかを聞いてみるとよいでしょう。

面積の差だけで「水増しだ」と決めつけるより、何を測ったのかをそろえたほうが、値段の差の理由が見えてきます。

材料と工程の記録を合わせる

「高級塗料を使います」という説明だけでは、実際の製品や塗り方まではわかりません。

メーカー名、製品名、下塗り材、工程ごとに何回塗るのか。ここまで書かれた提案なら、中身をきちんと比べられます。

下塗りには、下地と仕上げの塗料をくっつける接着剤のような役目など、材料と状態に合わせた役割があります。

サイディング外壁へローラーでシーラーを塗布する様子

外壁のシーラー塗布(静岡市駿河区 A様邸)

仕上げの塗料だけを高いものに替えても、今の外壁や古い塗膜に合った下地処理がいらなくなるわけではありません。

「この壁に、この下塗り材を使う理由」を聞いてみると、商品名の比べ合いから、ご自宅に合った工事の比べ合いへ一歩進めます。

サイディング外壁をローラーで中塗りする様子

外壁の中塗り(静岡市駿河区 A様邸)

中塗りや仕上げの工程も、使う材料と塗る場所がわかる形で記録してもらうと、あとで確かめられます。

塗装が進むと、下塗りなどは仕上げの塗膜に隠れてしまいます。完成写真だけでは、途中の作業を追いにくくなるのです。

アップリメイクでは、全工程を写真に収めた工事写真報告書をお渡ししています。お留守の間の作業も、あとから見ていただけます。

白系の外壁にローラーで仕上げ塗料を重ねる様子

上階外壁の仕上げ塗装(静岡市駿河区 A様邸)

ただし、塗っている写真の枚数だけで、塗布量(とふりょう:決められた面積に塗る塗料の量)や乾燥時間まで証明できるわけではありません。

どの工程をいつ終えたのか、次の作業に進む条件をどう確かめたのか。そうした報告も、写真とあわせて必要です。

回数を増やせばよいという話ではありません。使う材料の決まりと現場の状態に沿って塗ることが、何よりの基本です。

打ち替えに使用したシーリング材です

打ち替えに使用したシーリング材です(静岡市葵区O様邸)

シーリングなどの補修材も、使う商品と、使った場所を記録します。

材料の缶は、製品を確かめる資料のひとつです。ただ、その写真だけで、工事の範囲や使った量まではわかりません。

見積書、場所ごとの工事写真、工程の報告を結び付けておけば、契約した作業をあとからでも確かめられます。

生活への影響と追加費用の扱いを確かめる

住みながらの塗装では、窓の開け閉め、車の出し入れ、洗濯物など、暮らしへの影響も気になりますよね。ここも契約の前に聞いておきたい点です。

工期だけを聞くより、「いつ、どこが使いにくくなるのか」を聞くと、必要な準備が具体的になります。

外壁塗装前にビニールとテープで窓を養生した状態

外壁塗装前の窓の養生(静岡市駿河区 A様邸)

窓の養生(ようじょう)は、塗料が付かないようにビニールなどで覆う作業です。覆っている間は、窓を開け閉めしにくくなります。

使いたい窓や暮らしの予定を先に伝えておくと、たとえば「この部屋の窓だけは換気のために開けたい」といった希望も調整しやすくなります。

天気や乾き具合で作業日が変わるとき、誰から、どの方法で連絡をもらうか。これも決めておくと慌てずに済みます。

追加費用については、「必要ならご相談します」という説明だけで終わらせないことです。追加の作業をする前に、どんな手順を踏むのかを聞いておきます。

足場を組んでから新たな傷みが見つかったときは、場所と状態の写真、直す必要がある理由、工法、追加の金額を、業者から示してもらってください。

追加の作業は、中身と費用に納得してから進める。そう決めておけば、完成してから初めて費用を知らされる、という行き違いを避けやすくなります。

ご家族で決める場合は、誰が変更の説明を受け、誰が了承するのかも先に決めておくと、話がこじれません。

契約書で見ておきたい項目は、外壁塗装の契約書で確認する項目にまとめています。

代表 齋藤直樹

工事の前に決めておきたいのは、塗料の名前と金額だけではありません。

予定が変わったとき、どの作業について誰に相談するかまでわかっていれば、工事中のやり取りもスムーズです。

契約してしまったら早めに相談する

契約したあとで「説明と違う」と感じたり、急いで決めたことが不安になったりすることもあると思います。そんなときは、書類とやり取りの記録を手元に集めて相談してください。

訪問販売に当たる契約では、クーリング・オフを使える場合があります。使える条件と、知らせる期間は、早めに確かめておく必要があります。

法定書面を受け取った日を確認する

クーリング・オフは、対象となる取引で、決められた期間内なら申込みの撤回や契約の解除を通知できる制度です。

訪問販売では、法律で定められた申込書面または契約書面のうち、早いほうを受け取った日を1日目として8日以内が原則となります。

数え始めは、いつも契約した日というわけではありません。署名した日と書面を受け取った日は、別々に記録しておいてください。

手元にあるのがチラシ、見積書、申込書、契約書のどれなのか、わからなくても大丈夫です。書類をまとめて、相談のときに見せれば足ります。

ただし、例外もあります。書面の書き方に不備がある場合や、事業者がうその説明や脅しのような態度でクーリング・オフを妨げた場合などです。

こうした場合は、8日が過ぎていてもクーリング・オフができることがあります。

一方で、どの工事の契約にも同じ条件が当てはまるわけではありません。

日数だけを数えてあきらめたり、対象かどうかを確かめずに「必ず無条件で解除できる」と考えたりしないでください。

まずは、契約と勧誘のいきさつを、消費生活相談窓口へ伝えることが大切です。

会社から「もう工事に入った」「支払いも済んでいる」と言われても、それだけでクーリング・オフができなくなるとは決まりません。

工事の進み具合や払った金額も含めて伝えると、具体的な対応を考えてもらいやすくなります。

自分で電話した場合も経緯を伝える

チラシを見て自分から電話した場合も、それだけでクーリング・オフの対象外と決まるわけではありません。

説明や見積もりを頼んだだけなのか。特定の契約を申し込み、結ぶために来てもらったのか。それによって、考える事情が変わります。

「自分で呼んだのだから無理だろう」と、最初から思い込まないでください。電話で何を頼み、そのあとどんな説明と勧誘があったかを、順番に伝えればよいのです。

広告で思っていた作業と、実際の提案の中身が違っていた場合は、その違いも相談の手がかりになります。

チラシやウェブ広告、電話のあとのメッセージ、見積書、契約書があれば、記憶だけに頼らずにいきさつを説明できます。

問い合わせた日時、訪ねてきた日時、契約までに言われた言葉は、覚えているうちに書き留めておくと役に立ちます。

ご家族が応対した場合は、何を聞いて何を了承したのかを本人に確かめ、必要なら一緒に相談しましょう。

通知内容と送った証拠を残す

クーリング・オフの通知は、書面のほか、メールやウェブのフォームなどの電磁的記録(でんじてききろく:電子データの記録)でも行えます。

通知には、どの申込み・契約についての通知かがわかる情報を書きます。契約した会社、契約日、工事の中身、金額、通知する人の氏名・住所などです。

あわせて、撤回または解除の意思を書きます。

そのうえで、送った相手、通知した日、通知の中身を、あとから確かめられる控えを残してください。

メールなら送信済みの記録、フォームなら入力した内容と送信後の画面が控えになります。スマートフォンなら、送信後の画面を画像で保存しておくと手軽です。

はがきで送る場合は、両面のコピーを取ったうえで、特定記録郵便や簡易書留など、送った記録が残る方法を選ぶよう案内されています。

送った記録や関係する書類は、少なくとも5年間は保管しておくことがすすめられています。

電話で不安を伝えただけで、手続きが済んだと考えないでください。実際の通知の方法と残しておく記録は、相談窓口で確かめておくと確実です。

制度と通知の案内は、国民生活センター「クーリング・オフ」にまとめられています。

相談時に用意するもの 伝えたい内容
チラシ・広告・名刺 連絡のきっかけ、広告の条件、勧誘した会社
申込書・契約書・見積書 契約内容、金額、書面を受け取った日
メッセージやメモ 訪問の経緯、説明された内容、断った場合の応対
工事と支払いの記録 着工の有無、済んだ作業、支払日と金額
送信・郵送の控え 通知先、通知日、撤回・解除を伝えた内容

資料が全部そろうまで待つ必要はありません。手元にあるものと、わかっているいきさつから、相談を始めてください。

相談のときに役に立つのは、誰から、いつ、何を説明され、どの書類を受け取ったかという記録です。

代表 齋藤直樹

契約についての相談と、建物に必要な修理の相談は、窓口が違います。

契約書や勧誘の記録は消費生活相談へ、傷みや工事の中身は診断できる施工会社へ伝えてください。

比較してから依頼する進め方

実際に工事を頼む会社を選ぶときは、営業の言葉から受けた印象だけで決めず、提案の中身を具体的に比べることが大切です。

同じ希望と同じ不具合を伝えて現地を見てもらうと、各社の提案の違いがよくわかります。

同じ希望を伝えて提案を比べる

外壁だけを塗りたいのか、屋根や付帯部も含めたいのか、雨染みなど気になる症状があるのか。これを、どの会社にも同じ条件として伝えます。

ほかの会社の見積書があれば、総額のほかに、どの場所、材料、補修が入っているかも伝えると比べやすくなります。

各社の金額を無理にそろえるより先に、提案された作業がご自宅に本当に必要かを見極めたいところです。

補修の範囲に差があるなら理由を聞き、必要な範囲をつかんだうえで総額を比べると、納得して選べます。

詳しい比べ方は、当社の外壁塗装業者の比較と見積もりの確認方法でもお話ししています。

見積もりを頼んでから届くまでの流れや断り方は、外壁塗装の見積もりの流れと断り方が参考になります。

保証の説明を受けるときに見ておきたいのは、年数だけではありません。どの場所の、どんな不具合が対象で、どんな条件があり、どこへ連絡すればよいかです。

塗料の期待耐用年数(性能が保てる年数の目安)と工事保証の期間は、別のものです。屋根や外壁、目地など、すべてに同じ保証が付くとは限りません。

アップリメイクでも、見積もりは3社以上から取って比べることをおすすめしています。

相見積もり(あいみつもり:複数の会社から見積もりを取って比べること)は、決して失礼なことではありません。

当社にご相談いただく場合も、相見積もりの一社として、外壁・屋根の状態と必要な作業をご説明します。しつこい営業はいたしません。

また当社では、施工を始める前であれば、いつでも契約を解除していただけるようにしています。

値引きの期限に追われて、納得できないまま決める必要はありません。直す目的と工事の範囲がよくわかった提案から、頼む先を選んでください。

訪問営業とチラシのよくある質問

訪問を受けたあとや、チラシを見て問い合わせる前に迷いやすい点を、五つの質問にまとめました。

Q1. 近所の工事のついでなら安くなる?

A. 近所で工事があるという説明だけでは、ご自宅の工事が割安かどうかはわかりません。

何の費用が減り、どこまで工事する見積もりなのか。そこを確かめたうえで、必要な作業を含めた総額で比べてください。

足場を組む範囲や外壁の面積など、ご自宅ならではの条件を反映した見積書があってこそ、正しく比べられます。

Q2. 無料点検を受けたら契約が必要?

A. 無料点検を受けることと、塗装工事を頼むことは別の話です。

工事を望まないなら、その気持ちをはっきり伝えれば十分です。

点検の名目で署名を求められたときも、見積もりの受け取りなのか、申込みや契約なのか、書類の中身を読んでから決めてください。

Q3. 自分で電話した契約は解除できない?

A. 自分で電話したというだけで、クーリング・オフの対象外と決まるわけではありません。

問い合わせや見積もりを頼んだいきさつ、訪問のときの説明、契約の中身を、消費生活相談窓口へ伝えてください。

契約を結ぶために来てもらった場合など、一つひとつの事情も含めて確かめる必要があります。

Q4. 8日を過ぎたら相談できない?

A. 日数が過ぎていても、相談はできます。

法律で決められた書面の不備や、事業者の妨害などによって、期間が過ぎてもクーリング・オフができる場合があります。ご自分だけで判断して、あきらめないでください。

いつ、どの書面を受け取り、どんなやり取りがあったか。それを伝えることが、相談の第一歩になります。

Q5. 他社の見積もりを持って相談できる?

A. はい、ほかの会社のお見積もりをお持ちの方からのご相談もお受けしています。お手元の見積書を診断のときにお見せいただければ、工事の範囲や建物の状態を一緒に確かめます。

同じ条件で比べられるよう、診断写真や気になる症状があれば、あわせて教えてください。

なお、契約の解除や返金については、消費生活相談などの窓口へご相談ください。

工事の必要性を確かめてから契約する

訪問営業やチラシがきっかけでも、ご自宅に合う工事をきちんと理解したうえで、頼む先を選ぶことはできます。

突然の点検や「今すぐ決めて」という話には、その場で応じなくてかまいません。診断した場所、工事の目的、範囲、費用の条件を、書面で確かめてから決めましょう。

契約後の不安は早めに消費生活相談へつなぎ、建物の調査と必要な修理は、それとは別に進めていくのが近道です。

アップリメイクは、基本的に静岡県全域で対応しています。

塗り替えが本当に必要か、手元にある提案の中身が妥当かを確かめたいときは、外壁・屋根の無料診断からお気軽にご相談ください。

写真と診断書をもとに建物の状態をお伝えし、今回必要な補修と塗装の範囲を、一緒に確かめていきます。

外壁・屋根の無料診断

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    株式会社アップリメイクの代表取締役社長の斎藤直樹

    齋藤直樹

    株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。元塗装職人として培った現場経験と、1級塗装技能士(建築塗装作業)などの専門知識を生かし、建物の状態やご予算に合った、分かりやすく誠実なご提案を大切にしています。 塗装の仕事が大好きで、地元・静岡のお客様に「アップリメイクに頼んでよかった」と笑顔になっていただくことが何よりの喜びです。外壁塗装・屋根工事の施工事例や、住まいを長持ちさせるための情報を発信しています。 主な保有資格:1級塗装技能士(建築塗装作業)・2級建築施工管理技士・有機溶剤作業主任者技能講習修了・危険物取扱者 乙種第4類 ほか

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