こんにちは、アップリメイクの齋藤直樹です。
外壁塗装のとき、壁に沿って付いているエアコンの配管カバー(エアコンカバー)を、付けたままでよいのか、外して塗るのか。ここは迷いやすいところです。
ふだんはあまり気にしない部分なので、いざ聞かれると困ってしまいますよね。
壁がきれいになったぶん、色あせたカバーだけが目立つこともあります。後でエアコンを取り替えたときに、カバーで隠れていた古い壁の色が見えてしまうこともあります。
基本は、カバーの状態、外せる範囲、エアコンの交換予定を見て、塗装・再利用・交換を決めることです。
ただし、外側のカバーを外す作業と、中の配管を外す作業は別ものです。壁を塗るために配管や室外機を無理に動かすと、冷房や暖房の不具合につながるおそれがあります。
ここでは、配管カバーの扱いを決める順番、カバーの裏の壁をどこまで塗れるか、工事中にエアコンを使うための打ち合わせについてお話しします。
記事のポイント
- 配管カバーを外す・残す・交換するの決め方
- カバーの下の外壁を塗るときの注意点
- 配管テープと室外機の扱い方
- 見積書と完成時に確かめたい施工範囲
エアコンカバーと中の配管を分けて考える
エアコンの配管カバーは、室内機から外に出た配管などを覆っている、外側の部材です。
塗装のご相談では、三つを分けて考えるとわかりやすくなります。このカバー、中に入っている配管、そして室外機に掛ける養生(ようじょう:塗料が付かないように覆うこと)です。
そうすると、何を外して、何を守るのかがはっきりします。スマホのケースを外すことと、スマホを分解することが別の作業なのと同じですね。
化粧カバーは配管を覆う部材
配管化粧カバーは、配管の見た目を整え、外から守るために付けられています。
壁に沿ったまっすぐな部分だけでなく、曲がる所、壁から出る所、室外機につながる手前などに、形の違う部品が使われています。
そのため、長いまっすぐな部分はまだ使えても、曲がりの部品やつなぎ目だけ傷んでいる、ということも珍しくありません。
「カバーは残す」と決める前に、ひび割れ、変形、外れ、留め具のゆるみがないかを、部品ごとに見ていきます。
表面が汚れているだけなのか、樹脂(プラスチック)そのものが割れているのかで、必要な手当てが違うからです。
高い所の点検は、施工会社に任せてください。施主(工事を頼む家の持ち主)は、安全に見える範囲で気になる場所を教えていただければ十分です。

塗装前の外壁とエアコン配管まわり
冷媒配管は切り離さずに守る
カバーの中には、室内機と室外機をつなぐ冷媒(れいばい)配管や、水を流すホース、電気の配線などが入っています。
冷媒配管は、熱を運ぶための管です。外壁塗装のために気軽に外してよい部材ではありません。
カバーのふたは外せても、そのまま配管を壁から引き離せるとは限りません。長さや曲がり方、留め方に合わせた扱いが必要になります。
見積もりの説明で「配管を外して塗ります」と言われたら、外すのはカバーだけなのか、設備の工事まで含むのかを聞いてみてください。
言葉の意味をはっきりさせておけば、思ってもいなかったエアコンの停止や、配管工事の費用を避けやすくなります。
エアコン設備の取り外しと付け直しが必要な場合は、その作業を誰が行い、いつ使える状態に戻すのかまで決めておきます。
室外機の養生カバーとは別物
塗装中に室外機に掛けるシートや保護カバーは、塗料や洗った水が付かないようにするための、一時的な養生です。
外壁に取り付けてある配管化粧カバーとは役目が違い、工事が終われば取り除きます。
「カバーを付けたまま使えますか」という質問は、どちらのカバーのことかで答えが変わります。現物を指さしながら話すのがおすすめです。
特に室外機の養生は、空気の吸い込み口や吹き出し口をふさぐと、運転に差しさわりが出ます。
工事中に冷暖房を使うなら、使う部屋と時間を前もって伝え、運転できる状態を保てるかを施工会社と打ち合わせておきましょう。

外壁沿いの配管カバーと周囲の養生
「カバーを外す」と「エアコンを外す」は、まったく違う工事です。
見積もりでは、外す部品を実物や写真で見せてもらうと、作業の範囲がつかみやすくなりますよ。
エアコンカバーは残す・塗る・交換するから選ぶ
カバーをどうするかは、色だけでなく、これからも使える状態かどうかで決めます。
壊れていないカバーをきれいにして残す方法もあれば、塗装を考える方法、部品を取り替える方法もあります。
なお、外壁を塗るときにカバーを一時的に外すことと、カバーそのものを塗り替えることは、別々に選べます。
傷みがなければ残す選択もできる
今のカバーにひび割れや変形がなく、色も新しい外壁に合うなら、きれいにしてそのまま使う方法も考えられます。
外壁を塗り替えるからといって、カバーにも必ず塗料を塗る必要はありません。塗らずに残す場合は、外壁の塗料が付かないように覆い、壁との境目をきれいに仕上げます。
気をつけたいのは、色の組み合わせです。白いカバーを残して壁を濃い色にするなど、組み合わせによってはカバーが目立ちます。
外壁の色を決めるときに、一緒に見ておくとよいでしょう。色見本だけではわかりにくければ、家全体の写真にカバーの位置を書き込んで、どのくらい目に入るかを考えます。
「設備を目立たせたくない」「使える部品は残したい」。この二つのご希望は、両方とも施工会社に伝えておくと、話がまとまりやすくなります。
塗装は製品の材質に合わせる
カバーを塗る場合は、その製品の材質と表面の状態に合った材料ややり方を考えます。外壁用の塗料をそのまま塗れば、どのカバーにも長くくっつく、というものではありません。
因幡電工は、自社のスリムダクトについて、塗装しないで使う設計であり、塗装は同社の保証の範囲外だと案内しています。
ただ、これは同社の製品についての説明です。ほかのメーカーの製品にそのまま当てはめず、実際に付いているカバーの仕様(製品ごとの作りや決まり)を調べます。
同じシリーズの部品でも、材質が違うことがあります。長いまっすぐな部分は塗れるとわかっても、曲がりの部分まで同じ条件とは限りません。
塗装を選ぶときは、施工会社が下地処理(塗る前に表面を整える作業)と使う材料を説明できるかを見てください。
あわせて、塗膜(とまく:塗料が乾いてできる膜)が傷んだときの手直しや保証をどう扱うかも聞いておきます。
製品の保証と、施工会社の塗装の保証は別ものです。「保証が付きます」という一言で、両方が保証されると受け取らないよう気をつけてください。

取り外した配管カバーと接続部品の塗装
割れや外れがあるなら交換を検討
割れたカバーは、表面を塗っても、形や留める力まではもとに戻りません。新しい外壁に色を合わせる前に、カバーとしてこの先も使える状態かを調べる必要があります。
古くなったカバーは、外すときに爪やつなぎ目が割れることもあります。もう一度使うと約束する前に、代わりの部品があるかどうかを調べておきます。
一部だけ取り替えられるかどうかは、製品のつくりや、部品どうしが合うか次第です。
「色や幅が似ているから組み合わせられるだろう」とご自分で判断して買わず、施工会社に今の製品を調べてもらいましょう。
近いうちにエアコン本体を取り替える予定があれば、カバーもその工事で新しくしたほうがよいか、今回の塗装とあわせて比べます。
| カバーの状態・希望 | 検討する方法 | 先に決める内容 |
|---|---|---|
| 傷みが少なく色も残したい | 清掃して再利用 | 外す範囲と外壁側の塗装範囲 |
| 傷みは少ないが色を変えたい | 適合性を調べて塗装、または既製色で交換 | 材質・下地処理・保証の扱い |
| 割れや変形がある | 部品または全体の交換 | 部品の入手、配管を動かす必要の有無 |
| エアコンを近く交換する | 設備工事と塗装の日程を調整 | 撤去から新設までの壁の補修・塗装 |
カバーの下の壁をどこまで塗るか
カバーの下の壁まで塗りたい場合は、外から見えるふただけでなく、壁に留めてある部分も外せるかを調べます。
同じ「カバーを外す」という説明でも、取り外す部品が違えば、塗れる壁の範囲も変わります。
ふたを外すだけでは壁が出ないことも
配管カバーには、壁に留める土台と、配管を覆うふたが分かれているものがあります。
このつくりだと、ふたを開けても土台の下の壁は隠れたままです。お弁当箱のふたを開けても、箱そのものはテーブルに残っていますよね。それと同じです。
土台も外すのか、配管を支える部分は残すのか。そこまで決めてはじめて、塗れる範囲がはっきりします。
配管が壁にぴったり近くて道具を入れにくい場合は、そのすき間まで無理に塗ろうとして、設備に負担をかけないことが大切です。
施工会社には、外せる範囲と残る部分を写真で示してもらい、その理由も聞いておくと納得しやすくなります。
裏側に塗れない部分が残ること自体を、すぐに工事の不具合だと決めつける必要はありません。見るべきは、契約した範囲と実際の状態が合っているかどうかです。
将来の取り替えで見える面を考える
今のカバーを付けたまま外壁を仕上げると、カバーの下には前の塗膜が残ります。
その後、幅のせまいカバーに替えたり、配管の位置を変えたりすると、隠れていた面が見えてしまうことがあります。
たとえばエアコンを別の部屋に移す予定があるとします。今のカバーをもう一度使う前提で塗装すると、後から壁の補修や色合わせが必要になるかもしれません。
移す予定が決まっているなら、使わなくなる配管とカバーを先に取り外し、その場所を補修して塗れるか、設備の担当者と相談します。
交換の時期がまだ決まっていないなら、今回塗れた範囲を記録しておき、後で工事をする人に伝えられるようにしておくと役立ちます。
将来のあらゆる変更に備えて無理に設備を動かすより、決まっている予定と今の工事の条件をもとに選べば大丈夫です。
配管や配線に塗料を付けない
カバーを外した後は、中の配管や配線を覆って守り、壁だけを塗れるようにします。
壁ぎわの細かな部分は、広い面をローラーで塗る作業とは分けて、道具を使い分けながら仕上げます。
塗りやすくするために配管を引っ張ったり、束ねてある部材を施主が外したりする必要はありません。そこは私たちにお任せください。
写真のように配線が通っている壁も、設備を守る部分と塗る面を分けて工事します。

配線を養生した外壁の塗装
外壁には、エアコン以外の配管や電線も通っています。近くにあるものをひとまとめに「エアコンの管」と考えないことも大切です。
どの設備につながっているかを工事する側で確かめ、必要な担当者に引き継いでから、取り外しや補修を進めます。
取り外したねじの穴も扱いを決める
カバーを留めていたねじを外すと、外壁に穴が残ります。
同じ位置に戻して使う穴と、使わなくなる穴とでは、処理の仕方が違います。ですから、補修の仕方はカバーをどう取り付けるかを決めてからです。
カバーをもとに戻せば穴が見えなくなるからといって、外壁の防水の処理を省いてよいわけではありません。
一方で、水を流すためにあけてある所まで、同じようにふさいでしまうのも間違いです。
壁から配管が出ている所についても、今の納まり(部材の取り合わせ方)と傷みを調べ、どこを補修してもとに戻すかを見積もりに入れておきます。
裏側まで塗ってほしい場合は、「カバーを外す」だけでなく、壁に残る部品があるかどうかも聞いてみてください。
塗れる範囲がわかってから選べば、完成後の「思っていたのと違う」を減らせます。
配管テープの巻き直しも別に見積もる
化粧カバーが付いていない部分では、配管の外側に保護テープを巻いて仕上げていることがあります。
テープが破れたりはがれたりしていても、上から外壁用の塗料を塗って隠すのは避けます。中の状態を見てから、どう補修するかを決めます。
表面のテープと保温材は役割が違う
冷媒配管には、保温材(ほおんざい)が巻かれています。まわりの空気と熱がやり取りされたり、表面に結露したりするのを抑えるためのものです。
その外側を、テープなどで守っています。水筒のまわりの断熱カバーを思い浮かべると、イメージしやすいかもしれません。
外側のテープだけが傷んでいる場合と、保温材まで欠けたりはがれたりしている場合とでは、必要な手当てが同じではありません。
表面を巻き直してきれいに見えても、中の保温材が足りないままなら、補修を済ませたことにはなりません。
施工会社に「テープを巻けばよい状態か、保温材も直す必要があるか」を見てもらえば、作業の違いがわかります。
冷え方や水漏れで前から気になっていることがある場合も、見た目の補修と一緒に直るとは思わないでください。設備の点検として、別に伝えておくと安心です。

エアコン配管の保護テープを巻き直し
どこからどこまで巻くかを決める
テープの巻き直しを頼むときは、室外機の近くだけなのか、壁の高い位置まで含むのかを指定します。
「配管まわりをきれいにします」という約束だけでは、見えている一部のことなのか、配管全体のことなのか、受け取り方が変わるからです。
化粧カバーの中までさわる必要があるか、配管を支える金具をどうするかによっても、作業は変わります。
足場を使う高い部分が含まれるなら、外壁塗装と同時にできるよう、見積もりの段階で場所を示しておくとよいでしょう。
色をそろえることが目的でも、配管を無理に曲げたり、水を流すホースをつぶしたりしてはいけません。あくまで、設備として必要な形を保ったうえで、外側を仕上げる作業です。

エアコン配管の保護テープを施工
カバーを付ける案との違いを比べる
テープを巻き直す方法と、新しく化粧カバーを付ける方法とでは、費用だけでなく工事の範囲が違います。
カバーを新しく付けるなら、今の配管が収まる大きさか、曲がりの部分に合う部品があるか、外壁に留められるかを調べます。
配管の通り道によっては、一部だけをカバーに収め、残りの部分をテープで仕上げることもあります。
すべてを隠せると決めつけず、完成したときにどこが見えるかを、図や現地で示してもらいましょう。そうすれば、見積もりを比べやすくなります。
新しく付けたカバーが外壁の色と合うかどうかも、テープの補修と比べるときの大事な手がかりです。
エアコンや配管まわりの扱いも、現地で確認します
取り外しが必要か、カバーを塗れるかは、製品と外壁の状態を見て判断します。
ホームページからのお申し込みは、いつも以上にお値引きを頑張ります
室外機は無理に動かさず施工する
室外機の裏の壁を塗るために、すべての室外機を取り外す必要があるわけではありません。
壁とのすき間や配管のゆとり、置き台の状態を調べたうえで、今の位置のまま工事できるか、設備側の作業が必要かを判断します。
少しの移動でも配管に負担がかかる
室外機は、ぽつんと置かれた箱ではありません。配管や配線で室内機とつながっています。
本体だけを見ると少し横に動かせそうでも、配管が引っ張られたり、つなぎ目に力がかかったりすることがあります。
掃除のついでに持ち上げたり、壁を塗りやすくしようと位置を変えたりするのは、やめてください。故障のもとになりかねません。
ダイキンも、エアコンの取り外しや取り付けには専門の知識が必要だとして、使う人が自分で行わないよう案内しています。
動かす必要があると説明された場合は、何のために、どこまで動かすのか、配管を切り離すのかを聞いておくと安心です。
エアコン設備の作業があるなら、塗装会社だけで済ませる話にはしません。設備工事の担当と、もとに戻した後の点検まで含めて段取りします。

バルコニーの室外機と周辺の床
壁と床では必要な作業が違う
室外機の後ろの外壁を塗る工事と、室外機の下にあるベランダの床を防水する工事とでは、さわる範囲が違います。
外壁はすき間から塗れても、床は、脚が置かれている部分をどう仕上げるかが問題になるからです。
ベランダの防水も一緒に頼む場合は、室外機をどこに仮置きするか、どう支えるかを決めます。防水材が固まるまでの扱いや、もとに戻す時期も、別に打ち合わせます。
床にじかに置いてある室外機だけでなく、壁掛けの台や二段置きの架台(かだい:室外機を載せる台)も、留め方や作業できる広さが違います。
現地を見ないで「外壁塗装なら、どの室外機も同じやり方」とは決められません。
洗浄のときも、室外機や電気の部品にむやみに高圧の水を当てず、まわりも含めた守り方と作業の仕方を考えます。

室外機のあるベランダ床の洗浄
エアコン交換の予定を先に伝える
エアコンの買い替えをすでに予定しているなら、外壁塗装の前に教えてください。カバーをもう一度使うかどうかや、壁の仕上げを一緒に考えられます。
古いエアコンを外した後に外壁を補修して塗り、新しい機器を付ける。この順番にできれば、前は隠れていた面も塗りやすくなります。
ただし、そのあいだはエアコンを使えません。工事の都合だけで順番を決めず、ご家族の暮らしと取り付け工事の日程を合わせる必要があります。
新旧の配管の穴やカバーの位置が変わる場合は、いらなくなる穴の処理と、新しく使う穴の納まりも、設備の担当者と共有します。
塗り終えた直後に、新しい工事で壁を傷めないよう、取り付けまでに必要な乾燥時間も考えて日程を組みます。
交換が数年先の予定なら、今回むやみに外すより、今できる工事と、後で補修することになりそうかを説明してもらって選びましょう。
エアコンの買い替えの予定は、塗装の見積もりを取るときに一緒に教えてください。
先にわかっていれば、古いカバーを塗ったのにすぐ取り替える、といった二度手間を避けやすくなります。
工事中に使う時間を決めておく
外壁塗装中もエアコンを使える場合はあります。ただ、室外機の養生やまわりの作業、取り外しがあるかどうかによって、使えない時間が出ることがあります。
暑い日や寒い日にエアコンが使えないと困りますよね。工事のあいだずっと使えると決めつけず、毎日使いたい部屋と時間を伝えておきましょう。
工事は、高圧洗浄・養生・塗装の順に進みます。工程の順番や乾くまでにかかる日数は、外壁塗装と屋根塗装の期間・工程でご説明しています。
エアコンを止める日の見当をつける参考にしてみてください。
室外機の空気の流れを妨げない
冷房中の室外機は、部屋の中から運んできた熱を、外に吐き出しています。
そのため、吸い込み口や吹き出し口をふさぐように覆ったままだと、うまく熱を逃がせません。
マスクで口と鼻をぴったりふさがれたまま走るようなもの、と言えばイメージしやすいでしょうか。
塗料を付けないための養生と、運転に必要な空気の流れを両立できるよう、施工会社がやり方を決める必要があります。
「室外機用のカバーだから使えるはず」と品名だけで判断せず、実際の掛け方や、まわりの物の置き方まで見てもらってください。
夜だけ使うご家庭でも、職人が帰った後に養生が残っていることがあります。帰宅してから、ご自分の判断で運転を始めないことが大切です。
使ってよい状態かどうかは、その日の作業が終わるときに担当者から案内してもらいます。
塗装の養生を自分で切ったり、室外機を動かしたりして使用を再開しないでください。
使えない状態なら施工会社へ連絡し、養生の変更や使える時刻を調整してもらいます。
窓の養生と合わせて室温を考える
エアコンを一時的に止める日は、窓を開けて過ごせるかどうかも一緒に考えます。
窓がビニールで覆われ、冷暖房も使えないとなると、部屋の温度を調整しにくくなるからです。
赤ちゃんや小さなお子さん、お年寄り、ペットがいて一日中必要な部屋があるなら、その事情を伝えてください。別の部屋を使うか、出かけるかも含めて、予定を一緒に考えます。
窓の養生を勝手にはがすと塗料が付くおそれがあるので、開けられる時間は、作業の区切りに合わせて調整します。
窓を開けにくい期間の換気や、留守にする日の準備は、外壁塗装中の窓・換気と暮らしの準備でくわしくご紹介しています。

塗装中の窓を保護する養生
なお、一般的な家庭用エアコンの冷暖房は、部屋の中の空気を回すものです。運転すれば換気もできる、とは限りません。換気の機能がある機種では扱いが違います。
においが気になる場合は、機器の機能と、窓や給気口の使い方も施工会社に伝えてください。
使えない時間は部屋ごとに共有する
エアコンがいくつもある家では、「今日は使えます」という案内だけだと、どの部屋の機器のことかわかりません。
どの室外機がどの部屋のものかを、施工会社と一緒に見ておきます。
そのうえで、「一階リビングは午後から使えます」「二階寝室は今日の作業の後にあらためてご案内します」といった形で伝え合います。
時刻は実際の工程に合わせて決め、雨や補修の追加で変わったら、ご家族にもいちばん新しい予定を伝えます。
アップリメイクでは、着工前の現場での打ち合わせと、工程表の提出を行っています。そのときに、エアコンを使う部屋と時間帯もお聞かせください。
留守中に養生が変わる場合は、電話やメッセージなど、帰る前に確かめられる連絡の方法を決めておきましょう。夜になってから「使えない」と気づく、という事態を減らせます。
機器の取り外しがある工事なら、塗装の作業が終わった時刻と、設備の工事が終わって使える時刻は別です。もとに戻した後の点検が終わったことを確かめてから、運転します。
見積書には脱着と復旧まで書いてもらう
エアコンまわりの費用を比べるときは、二つの金額を分けて見ます。カバーの表面を塗るだけの金額と、取り外し・外壁の補修・もとに戻すところまで含む金額です。
カバーの長さだけでは、曲がり部品の数、高い所での作業、今の部品の状態まではわからないからです。
一式の中身を場所と作業で示す
「エアコンカバー一式」と書かれているなら、対象の場所と作業の中身を書き足してもらいます。
たとえば、次のように書いてもらうイメージです。
「二階寝室の配管カバーは取り外して再利用、外せる部分の壁を塗装、カバーは今の色のまま戻す」。
これなら、塗るものと残すものがひと目でわかります。
カバー自体を塗る場合は、その下地処理と使う材料、取り付けまでに乾かす工程も書いてもらいます。
古い部品が外すときに割れたらどうするのか。交換が必要になったら誰に相談し、金額をどう決めるのか。こうしたことも工事の前に話しておくと、いざというとき慌てずに済みます。
テープの巻き直し、保温材の補修、室外機の移動が含まれているかは、それぞれ別の項目として読むことが大切です。
エアコンまわり以外の工事の範囲、たとえば基礎や玄関、サッシをどうするかは、外壁塗装で基礎や玄関・サッシまで塗るかの判断でまとめています。
見積もりでそろえたいのは、カバーの脱着の範囲、壁を塗る範囲、カバーの仕上げ、配管テープの補修、設備をもとに戻すことの五つです。
この五つがわかれば、金額の差が作業の中身の差なのかを比べやすくなります。
完成時は見た目と運転の両方を見る
完成したときは、カバーがもとの位置に付いているか、外れや割れがないか、つなぎ目や壁との境目がどう仕上がったかを見ていきます。
テープを巻き直した部分は、頼んだ範囲が仕上がっているか、端がめくれていないかを、安全な場所から見ます。

外壁沿いのエアコン配管テープの仕上げ
高い所は無理にさわらず、施工会社から写真で説明を受けてください。
アップリメイクでは工事写真報告書をお渡ししているので、足場の上から見た仕上がりも写真で確かめていただけます。
そのうえで、養生が取り除かれ、水を流すホースの出口がふさがっていないことを担当者に見てもらい、必要な動作の確認を行います。
冷暖房の効き、いつもと違う音、部屋の中への水漏れなどが気になる場合は、どんなときに起きたかを記録して、塗装と設備の担当者に連絡します。
工事のせいなのか、前からの症状なのかは、調べてみないとわかりません。原因がわからないまま配管を動かしたり、ご自分で部品を締め直したりするのは控えてください。
着工前に、エアコンの使い方と気になっている症状を担当者に伝えておくと、工事の後に変化があったかを判断しやすくなります。
完成したときは、カバーの色だけでなく、取り付けの具合とエアコンの使える状態まで一緒に確かめます。
使い始めてから気づいた違和感も、どの部屋で、いつ起きたかを添えてお知らせくださいね。
外壁塗装とエアコンカバーFAQ
配管カバーの見積もりや、工事の前に迷いやすいところにお答えします。
Q1. カバーは必ず外して塗るべき?
A. 必ずではありません。カバーのつくりと傷み、配管の状態、これからの交換予定で決めます。
外す場合も土台まで外せるとは限らないので、壁を塗る範囲と残る部分を先に説明してもらいましょう。
Q2. 壁と同じ色に塗ってもらえる?
A. まずは、材質に合ったやり方で塗れるかどうかを調べるところからです。
外壁と同じ塗料を使えるとは限らず、メーカーの扱いと施工会社の保証も別に確かめます。
塗らずに、もともと色の付いたカバーに取り替える案と比べることもできます。
Q3. カバーの脱着でガス補充が必要?
A. 外側のカバーだけを外して付け直すことと、冷媒配管のつなぎ目にさわる工事は別ものです。
カバーを外すだけで、必ず冷媒の補充が必要になるわけではありません。
設備の手当てを提案されたら、その理由と診断の内容を、エアコン設備の担当者から説明してもらってください。
Q4. 室外機の養生を外して使える?
A. ご自分で養生を外して使い始めず、施工の担当者に連絡してください。
塗装や洗浄から守る必要がある場所と、運転のために開けておく場所を考えて、養生を変える必要があります。
夜に使う予定も、前もって伝えておくと安心です。
Q5. テープを巻けば古い配管も直る?
A. テープは外側を守るものです。配管の傷みや冷媒の漏れを直す工事とは違います。
中の保温材が傷んでいれば、その補修も必要です。冷暖房や水の流れの不具合は、設備の点検として分けて考えます。
外壁と設備を一緒に使い続けるために
配管カバーは、色を合わせることだけを考えればよいわけではありません。
今の部品を使えるか、どこまで外壁を塗れるか、工事の後に設備を問題なく使えるか。この三つをあわせて考えます。
塗装・再利用・交換を決めたら、取り外しからもとに戻すところまでを見積書に残し、必要なエアコン設備の作業も担当者と共有しておきましょう。
費用や時期、工程といった工事全体の基本は、外壁塗装の基礎知識(費用・時期・工程)でご説明しています。
壁の小さな部材でも、毎日の暮らしに関わる大事な設備です。気になることは、どんな小さなことでもお聞かせください。
アップリメイクの屋根・外壁の無料診断では、建物の状態とご希望をうかがいながら、工事の範囲をご提案します。
エアコンの買い替え予定や、毎日使う部屋があれば、外壁の色と一緒にお聞かせください。
外壁・屋根の無料診断
設備まわりの細かい部分まで、見積書に含める範囲を事前にご説明します。まずは無料診断をご利用ください。
- Google口コミ ★4.5(147件)
- 資格者が現地を確認し、写真付きの診断書でご報告
- 内訳の分かるお見積書をお出しします
- しつこい営業はいたしません
- 静岡県全域に対応しています
ホームページからお申し込みの方へいつも以上にお値引きを頑張ります
相見積もりも歓迎です。お値段は柔軟にご相談に応じますが、値段を下げても工事の品質は下げません。
1フォームで申し込む
まだ見積もりは早いという方へ塗り替えの基本や見積書の見方を、無料の「塗り替え市民講座」でお話ししています。次回は11月14日(土)に開催します。講座の日程を見る →
あわせて読みたい
SIMPLE CONTACT
簡単10秒お問い合わせ
お名前とお電話番号だけで送れます。ご相談の内容は書かなくても大丈夫です。担当者から折り返しお電話して、ご希望をうかがいます。
ホームページからのお申し込みは、いつも以上にお値引きを頑張ります。
しつこい営業はいたしません。詳しく書きたい方は無料診断フォームからどうぞ。