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外壁塗装の契約書で確認する項目|追加費用と解約前の相談先も

こんにちは。

外壁・屋根の塗装を手がけるアップリメイクの齋藤直樹です。

外壁塗装の契約書は、金額と名前を確かめてサインするだけの書類ではありません。

どこを直すのか、何を使って塗るのか、予定になかった補修をどう決めるのか。それを、お客様と施工会社が同じ中身で約束するためのものです。

見積もりの説明には納得できていても、書面に残っていなければ、工事中に「そこまで入っていると思っていた」という行き違いが起こります。

契約書は、いわば工事の「旅のしおり」。行き先と予定が書いてあるから、途中で迷わずに済むのです。

大きなお金がかかる契約なので、サインの前に不安になるのは自然なことです。

契約書で特に見ておきたいのは、次の五つです。工事の範囲と塗料、代金と支払いの時期、追加工事の決め方、工期の変更、保証の対象。

この記事では、契約の前に読む項目を実際の工事と結びつけてお話しします。すでに契約して不安がある場合の相談先までお伝えします。

記事のポイント

  • 契約書と見積書を照合して読む方法
  • 追加工事や支払い、保証の決め方
  • 契約前の見送りと契約後の解約の違い
  • 勧誘や費用で困ったときの公的相談先

契約書と最終見積書をそろえる

契約の前には、契約書だけでなく、最終の見積書、工事のやり方がわかる書類、保証の条件を手元にそろえて読みます。

契約書に「別紙見積書のとおり」と書かれている場合は、その別紙が工事の中身を決める大切な資料になるからです。

どの見積書で契約するかを特定する

打ち合わせの途中で材料や工事の範囲を変えると、日付の違う見積書が何通も手元に残ります。

契約書が指している見積書の日付、番号、金額を照らし合わせて、最後に決めた版が付いているかを見てください。

たとえば、最初は外壁だけだったのに、途中で屋根を足したとします。

総額だけを書き替えても、屋根をどう工事するのかがわからなければ、約束の中身としては足りません。

足した屋根の範囲と材料、工程が、書面にも書かれている必要があります。

担当者からメールで受け取った変更点があるなら、契約の前に最終の書類へまとめてもらうと、いくつもの資料を見比べる手間が減ります。

サインする直前に直しが入った場合も、変えた所だけでなく、総額と関係する項目を読み直しておくと安心です。

会社名と工事場所を読み合わせる

契約相手の正式な会社名、住所、連絡先、担当者の名前、工事をする建物の住所を確かめます。

広告に出ている店の名前、紹介サイトの名前、契約する会社の名前が違うこともあります。その関係がわからないまま進めないことが大切です。

代金を振り込む先の名義も含めて、誰が工事と工事後の対応を引き受けるのかをはっきりさせてください。

家の持ち主と打ち合わせをする人が違う場合は、契約する人と、現場からの連絡を受ける人を決めておきます。

実家の工事を子どもさんが手伝っているような場合、見積もりを頼んだ人と、最後に発注する人が同じとは限りません。

家族の中でも役割を共有しておきましょう。誰かが「いいよ」と言ったつもりでも、ほかの家族には伝わっていない、という状態を避けられます。

約款と特約も契約内容に含まれる

表紙の工事代金だけでなく、裏面や別紙の約款(やっかん:契約の細かい決まりごとをまとめた文書)も読んでください。

書き足された特約(その契約だけの特別な取り決め)も、見落としやすいところです。

約款には、工事の変更、代金の支払い、契約の解除、もめごとが起きたときなどの決まりが書かれています。

特約にふつうの条件と違う取り決めが書かれているなら、どちらが使われるのかを説明してもらいます。

説明を受けていない空欄があるなら、「あとで埋めます」のままサインしないこと。必要な中身を書いてもらってから決めるほうが確実です。

契約書の控えは、その場で受け取るか、電子契約ならご自分で保存できる状態にしてください。

営業担当のタブレットなどで一度見せてもらっただけでは、後で中身を確かめられません。

何を施工する契約かを具体的に読む

工事の範囲は、「外壁塗装一式」という書き方だけでなく、場所、材料、下地処理がわかるように書いてもらいます。

下地処理とは、塗る前に汚れや傷み、ひびを直して、塗る面を整える作業のことです。

塗る部分と塗らない部分を分ける

外壁、屋根、軒天、雨樋、破風板、雨戸など、工事する場所を見積書と照らし合わせます。

軒天(のきてん)は屋根の裏側の外に張り出した部分の天井、破風板(はふいた)は屋根の側面の端に付いている板のことです。

部材の名前だけではわかりにくければ、家の写真に範囲を書き込んでもらう方法も。

窓のまわりなら、壁の面、シーリング(すき間を埋めるゴムのような材料)、サッシそのもの、シャッターの箱のどれを工事するのかを分けて読みます。

「外壁を塗る」という約束から、近くにある金属や樹脂の部材もぜんぶ塗ってもらえると思っていると、できあがったときに受け止め方の差が出ます。

養生した窓まわりの外壁を刷毛で塗装する様子
窓の周囲の外壁を刷毛で塗装

基礎の上にある水切り板金(雨水を外へ流すための金物)も、基礎のコンクリートとは別の部材です。

下の写真のような錆止めの作業が見積書に入っていても、それだけで基礎全体の補修や塗装を頼んだことにはなりません。

基礎水切り板金に錆止め塗料を塗布している様子
基礎水切り板金の錆止め塗装

塗らない場所があること自体は問題ではありません。その理由と範囲を、お互いにわかっていることが大切なのです。

洗浄と補修の範囲も確かめる

工事の中身を読むときは、塗料を塗る前の作業も、それだけで切り分けて確かめます。

表面の汚れを落とす洗浄、傷んだ塗膜(とまく:塗料が乾いてできる膜)の処理、目地(めじ:外壁の板と板のつなぎ目)や割れの補修。どれも、きれいに仕上げるための土台になる工程です。

洗う対象が外壁だけなのか、屋根や付帯部(ふたいぶ:雨樋や軒天など、外壁と屋根以外の細かい部分)も入るのかは、数量と一緒に確かめられます。

軒下のサイディング外壁を高圧洗浄する様子
外壁を塗る前の高圧洗浄

目地の工事では、どこをどの方法で直すのか、その長さと材料がわかることが大切です。

打ち替え(古いシーリングを取り除いて新しく詰め直すこと)と増し打ち(古いものの上から重ねること)は、同じ作業ではありません。

言葉だけを聞き流さず、今ある材料をどこまで取り除くのかを説明してもらってください。

建物の場所やつくりによって合う方法は違います。ひとつの方法をすべての目地に当てはめる話になっていないかも確かめます。

養生テープの間の縦目地にシーリングを充填した状態
外壁目地にシーリング材を充填

製品と塗装仕様を残しておく

塗料は、樹脂の種類だけでなく、メーカー名と製品名がわかるように書いてもらいます。

下塗りの材料も含めた組み合わせと、それぞれの工程の回数。これがわかれば、工事中の材料の説明や、完成後の記録と照らし合わせられます。

アップリメイクでは外壁・屋根とも、下塗り2回・上塗り2回の合計4回塗りを標準にしており、工程ごとの回数も含めてご説明しています。

上塗りだけを決めて下塗りをあいまいにすると、今の壁に何を使うつもりなのかが、契約の時点ではわかりません。

今の外壁に合う下塗りを選んだ理由も聞いておくと、材料の名前が並んでいるだけでなく、必要な工事として納得できます。

サイディング外壁に白色の下塗り材をローラー施工する様子
外壁への下塗り材の施工

色は、口で言った「明るいベージュ」だけで済ませないこと。決めた色番号と塗る場所、ツヤの希望などを書いて残します。

色を後日決める契約なら、いつまでに、どうやって決めるかを決めておき、決まった後の記録も契約の書類と一緒に保管してください。

使う塗料が品切れになったときなどの材料の変更も、「同じくらいの品です」という説明だけでお任せにしないこと。

製品名、費用、保証への影響を聞いて、納得してから変える流れにします。

茶色のサイディング外壁をローラーで上塗りする職人
外壁の仕上げ塗装

屋根は補修と塗装を区別する

屋根も契約に入れる場合は、塗る範囲のほかに、割れやさび、板金(ばんきん:金属の板の部材)の傷みにどう手を打つのかを読みます。

表面を塗り替えることと、傷んだ屋根材やその下の板を取り替えることは、別の工事です。

調査の写真で傷みを指摘されたのに、その手当てが見積書に見当たらないなら、塗装の項目のどこに入れているのかを聞いてください。

施工前のスレート屋根に汚れや傷みが見られる状態
施工前に調べる屋根の状態

屋根や庇(ひさし)の金属部分を磨いたり錆止めを塗ったりする場合は、完成後に見えなくなる作業も、写真などで記録に残してもらいます。

屋根に塗装以外の工事が必要なら、そのやり方と金額を分けて出してもらうほうが、何を頼むのかがはっきりします。

窓上の庇表面を研磨してケレン清掃する様子
庇の金属面をケレン清掃

総額と支払う時点を合わせて読む

工事代金で見たいのは、税込みの総額だけではありません。いつ、いくらを、どんな条件で払うのかまで確かめます。

工事の初めや途中で払う場合と、終わってから払う場合とでは、用意するお金と、確かめるタイミングが違ってきます。

契約金額に含まれない費用を聞く

足場、養生、ごみの処分、駐車場などに、別料金がかかるかを契約の前に聞いてください。

足場は高い所で作業するために家のまわりに組む仮設の通路、養生(ようじょう)は塗料が付いてはいけない所を覆って守ることです。

「別途」と書かれた項目があれば、その費用がいつ決まるのか、誰が払うのかまで説明を受けます。

足場を組む場所が狭い、車をしばらく別の場所へ移す必要がある、といった条件は、現地調査でわかることもあります。

工事に必要とわかっている費用を、後から知らされることにならないように。契約の時点で決められることは、しっかり詰めておくことが大切です。

足場と飛散防止シートを設置した建物
足場と飛散防止シートを設置した建物

一方で、足場を組んではじめて見つかる傷みまで、すべてを前もって決めておけるとは限りません。

そうしたまだ決まっていない補修は、次の章でお話しする追加工事の手続きとあわせて扱います。

支払い条件を日付と段階で確かめる

契約のとき、工事の始め、途中、完了のときなど、支払う時点とそれぞれの金額を読んでください。

何回かに分けて払う場合は、合計が契約金額と同じになっているか、追加工事がなければ何を払う予定なのかがわかる状態にしておきます。

前払いがあるからといって、すぐに不適切とは限りません。

ただ、工事が始まる前に代金の大部分を払う条件なら、その理由と、工事が進まなかったときの扱いを慎重に聞いておく必要があります。

ローンや分割払いを使う場合も、月々の金額だけで決めないこと。支払いの総額、手数料、工事の契約を変えたときの手続きを知っておきます。

支払い方法の選び方は、外壁塗装のローンと支払い方法でくわしく紹介しています。

契約相手とは違う名義への振り込みを急に求められたら、手元の契約書にある連絡先から、会社に直接確かめてください。

完了の確認方法を決めておく

工事が終わってから払う条件なら、何をもって「完了」とするのかをはっきりさせておきます。

塗る作業が終わった日、足場をばらした日、お客様が見て確かめた日とでは、意味が違うからです。

足場がないと近くで見にくい所は、ばらす前に施工会社が点検し、写真で説明を受けるなど、確かめ方の手順を相談できます。

気になる所があったら、場所、直し方、直す日を記録に残し、支払いとの関係を会社と話し合います。

不具合がありそうだと思っただけで、支払いを一方的に止めてしまうのは避けたいところです。契約の条件と今の状態をふまえて対応することが必要です。

代表 齋藤直樹

金額を読み合わせるときは、「この総額で、どこまで終わった状態で引き渡してもらえますか」と聞いてみてください。

塗装だけでなく、掃除、足場の解体、補修の確認まで含めて話ができます。

追加工事は着手前に内容を決める

追加工事は、作業が終わってから金額を知らされる形を避け、必要な理由と費用を聞いて納得してから進めるのが基本です。

連絡と承認の手順を契約のときに決めておけば、工事中に慌てて決める負担を減らせます。

新しい傷みが見つかった場合

最初は見えていなかった傷みが見つかったら、その場所の写真と、そのままにしておくとどんな困りごとが起きるのかを説明してもらいます。

追加工事が必要と言われても、「すぐ断る」か「その場で全部お願いする」かの二択にする必要はありません。

予定の工事を続けるためにどうしても必要な補修なのか、今回一緒にやると都合がよい工事なのかを、分けて聞きます。

直し方がいくつかある場合は、費用と工期の違いや、今回やらないと残る問題を説明してもらってください。

もともとの工事範囲に入っていた作業が、名前だけ変えて追加で請求されていないかも、最初の見積書と照らし合わせます。

希望による変更も金額に反映する

工事中に「この雨戸も塗ってほしい」と頼んだ場合、小さなお願いに思えても、それは新しい作業です。

レストランで一品追加するときに、値段を確かめてから頼むのと同じように考えてください。

職人がその場で「いいですよ」と言っても、料金を決める担当者にまで伝わっているかはわかりません。

足してほしい場所と中身を窓口に伝え、費用と日程の説明を受けてから頼んでください。

反対に、予定していた場所を塗らないことにした場合も、外した後の範囲と、減額があるかどうかを記録に残します。

塗料の注文や下地処理がすでに進んでいれば、やめた分がそのまま全部値引きになるとは限らないからです。

変更書面に残したいこと

変える場所、作業の中身、追加または減額の金額、工期への影響、お互いが納得した日付を残します。

口だけで済ませず、契約の変更として、必要な書面や電子の手続きで取り交わしてください。

正式な変更の書類を受け取るまでの連絡も、メールやメッセージで保存しておけば、後から経緯をたどりやすくなります。

家族の誰が追加を承認できるのかも、契約のときから会社に伝えておくと安心です。

追加工事は、必要性・金額・工期を聞いてから了承してください。

「現場に任せる」の一言で、費用が増えることまで了承したと受け取られないよう、承認する範囲を具体的にしておきます。

契約前に、工事の範囲を一緒に確かめませんか

診断書と内訳の分かるお見積書で、どこまでが工事に含まれるかを書面でご説明します。

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工期の変更と保証条件を読む

工事の始まる日、完成予定日、保証期間は、数字だけを見て終わりにしないこと。変わるときの条件や対象の範囲まで読む必要があります。

そこがわかると、工事中の予定と、完成後の手入れの計画を立てられます。

雨で延びる場合の扱いを聞く

塗装は、天気や塗る面の乾き具合で作業日が変わるもの。完成予定日を過ぎるかもしれないことと、そのときの連絡方法を確かめておきます。

工期が延びたときに、足場や駐車場などの費用がどうなるのかも、契約の条件で読んでおきたい項目です。

旅行や家族の行事で避けたい日があれば、工事前の打ち合わせだけでなく、契約までに相談しておくと日程の食い違いが減ります。

作業をしない曜日や時間帯について話がまとまった場合も、口約束にせず書いて残してください。

窓を養生する期間や玄関の出入りなどは、工程表と一緒に説明を受けると、暮らしへの影響がわかります。

窓を養生してサイディング外壁を塗装する準備をした様子
塗装工事中の窓の養生

保証の対象を部位ごとに読む

保証書に、対象の工事、期間、対象になる不具合、対象にならない条件、連絡先が書かれているかを読みます。

外壁の塗膜に付く保証と、防水工事の保証、塗料メーカーの説明を、ひとまとめにして受け取らないことが大切です。

たとえば、塗料の期待耐用年数(性能を保てると見込まれる年数の目安)が長いとします。

それでも、すべての外壁材や目地の不具合まで、その年数のあいだ無料で直してもらえるとは限りません。

「剥がれが出たら」「色が変わったら」「雨漏りしたら」のように具体的な症状を挙げると、保証の対象を聞きやすくなります。

定期点検や別の手入れが条件になっているなら、費用がかかるか、いつ行うかも含めて、契約の前に知っておいてください。

保証書が完成後に出るものでも、中身の見本や条件の説明は契約前に受けておくと、年数だけで決めずに済みます。

アップリメイクの工事保証は、塗料に応じて5年から最長10年です。

工事保証書は書面でお渡ししており、対象や期間の考え方は保証・アフターサポートのページにまとめています。

代表 齋藤直樹

工事が終わった後の書類は、契約書、最終見積書、変更の書類、工事写真、保証書をひとまとめにして保管しておくと安心です。

不具合を相談するときも、次の修繕を考えるときも、何を工事した家なのかを伝えやすくなります。

値引きや無料を理由に即決しない

値引き、モニター、モデル施工といった言葉が出てきても、最後に何を契約し、何を負担するのかを先に確かめます。

呼び名が特別でも、工事の中身と契約の条件を読む手順は変わりません。

モニターの条件をすべて聞く

モニター価格での工事をすすめられたら、写真の掲載、看板の設置、感想の提出など、何に協力する条件なのかを聞きます。

家の外観を広告に使う場合は、住所や名前を出すのか、どこに載せるのか、期間をどうするのかも関わってきます。

工事代金の値引きと、広告への協力を分けて考えられれば、金額以外の条件も含めて決められます。

「材料が無料」と言われた場合も、足場、工事費、補修費などを足した総額を見てください。

一部の項目が無料であることと、工事全体が安いことは同じではありません。

条件を書面で見せてもらえないなら、その場で契約せず、説明がそろうまで持ち帰りましょう。

不安をあおる説明は根拠を求める

「今すぐ塗らないと家が危ない」と言われたら、どの部分にどんな不具合があって、何を急ぐ必要があるのかを聞いてください。

部材が落ちる危険への応急の手当てと、家全体の塗り替えとでは、必要な作業も、決めるまでにかけられる時間も違います。

傷みの写真を見せられた場合も、それが本当にご自宅のどこを撮ったものかを確かめ、全体の修繕をその場で決めないことが大切です。

断った後もすすめられ続けるなど、落ち着いて考えられない状況なら、契約を進めるのは待ってください。

先に、消費生活センター(契約トラブルを相談できる公的な窓口)へ経緯を相談するほうが安全です。

「工事が本当に必要か」の確認と、「すすめ方が適切だったか」の相談は、分けて行えます。

契約後にやめたいと思ったら

契約した後の解約は、工事が始まる前かどうかだけでは決まりません。

契約の中身、すすめられた経緯、書面を受け取った日、準備や工事の進み具合を確かめて対応します。

まだ契約していない段階で見積もりを見送る方法は、外壁塗装の見積もりの流れと断り方で紹介しています。

書面がなくても記録を集める

契約書を受け取っていなくても、口約束などの合意で契約が成り立っていることがあります。

「サインしていないから契約していない」と決めつけず、いつ、何を頼むと伝えたのか、相手がどう答えたのかを振り返ってください。

一方で、建設工事の契約では、工事の中身や代金などを書面で取り交わすルールがあります。条件を満たした電子契約も使えます。

契約が成り立っているかという問題と、必要な書面が渡されているかという問題は、分けて考える必要があります。

契約書がない場合は、見積書、注文書、領収書、メール、メッセージを集め、書面がない経緯も含めて相談してください。

後から出された書類は、受け取った日と、実際の契約の流れが正しく書かれているかを読みましょう。わからない中身に、急いでサインしないようにします。

クーリング・オフに該当する場合

訪問販売(業者が家に来て契約をすすめる売り方)に当たる契約などでは、クーリング・オフが使えることがあります。

訪問販売の場合は、原則として、法律で決められた書面を受け取った日を含めて八日以内に、申し込みの取り消しや契約の解除を伝える制度です。

伝える方法は、書面か電磁的記録(メールなどの電子データ)です。

当てはまる場合は、解約にともなう違約金などを払う必要はありません。

ただ、すべての塗装の契約が対象になるわけではなく、訪問を受けた経緯や契約の事情を確かめる必要があります。

出典:消費者庁「特定商取引法ガイド・訪問販売」

契約した日と、必要な書面を受け取った日が同じとは限りません。日付を思い出せないときのために、封筒、メール、受け取ったファイルも残しておきます。

伝えた内容と送った記録も保存し、相談のときに経緯を話せるようにしておいてください。

もう工事が始まった、期間が過ぎた、書面に不備があると思う。そんな場合も、ご自分だけで「使えない」と決めず、すぐに188へ相談することが大切です。

着工前でも費用の扱いは異なる

クーリング・オフとは別に契約をやめたい場合、工事が始まる前でも、材料の手配や準備が進んでいることがあります。

契約書の解約についての条項を読み、相手から請求されるなら、その根拠と計算の内訳を受け取ってください。

「まだ塗っていないから必ず無料」とも、「契約したから全額払う」とも、どの場合も同じようには決められません。

なお、アップリメイクでは、施工開始前であればいつでも契約を解除できるとお約束しています。納得していただいたうえで工事を進めたいと考えているためです。

違約金の条項が書かれていても、法律の上でそのまま有効とは限らず、金額と条件をよく見る必要がある場合もあります。

説明がわからないまま、支払いや合意書へのサインを急がないこと。契約の書類を持って相談します。

工事を止めたい気持ちは早めに伝え、相手がどこまで準備したのか、この先の手配をどうするのかも記録に残しておくと安心です。

契約前に見積もりを断ることと、成立した契約を解約することは、同じ手続きではありません。

契約後に別の会社へ頼み直したい場合も、先の契約をどう扱うかを解決してから、新しい契約を考えてください。

代表 齋藤直樹

解約を考えたら、契約の書類を手元に置いて、なるべく早く相談することが大切です。

すすめられた経緯と日付がわかれば、期限のある制度が関係するかどうかを確かめやすくなります。

相談先は困っている内容で選ぶ

すすめ方や解約の問題は消費生活センターへ、工事の中身や見積書の専門用語など住まいの問題は住まいるダイヤルへ相談できます。

どちらに相談すればいいか迷う場合も、困っていることと今の段階を伝えるところから始められます。

勧誘や解約は消費生活センターへ

断ってもすすめられる、契約を急かされた、解約の費用を請求された。こうした問題では、消費者ホットライン188から地域の相談窓口につながります。

「塗装を契約して不安です」だけでなく、訪問されたのか自分から頼んだのか、契約済みか、工事が始まったかを最初に伝えてください。

電話を受けた日、訪問の日、契約の日、書面を受け取った日を順番にメモしておくと、相談員が状況をつかみやすくなります。

急いでいる場合は、資料を完璧にそろえるまで待たなくて大丈夫です。手元にあるものから相談して構いません。

見積書の疑問は住まいるダイヤルへ

住まいるダイヤルでは、住まいのリフォームについての電話相談を受け付けています。

契約前の見積書については、条件に合えば、無料のリフォーム見積チェックサービスも使えます。

このサービスは、見積もりの中身を理解する手助けをするものです。相手との交渉を代わりに行ったり、責任を問うための鑑定をしたりするものではありません。

すでに業者とトラブルになっている場合は、見積チェックを直接申し込むのではなく、電話相談で状況を伝えてください。

出典:住まいるダイヤル「リフォームの見積書に関する相談」

高すぎると思ったら内訳を残す

工事の後でほかの価格を知り、「高い契約だったのでは」と心配になることもあるでしょう。

そんなときは総額だけを比べず、工事の範囲と、実際に行われた作業を確かめます。

広告の価格は、対象の面積や補修の範囲が違うことがあります。それだけで、不当な契約だったと決めることはできません。

約束した作業がされていない、説明のない追加の請求がある、聞いていた材料と違う。そんな疑いがあれば、契約書、工事写真、請求書を照らし合わせます。

相手に聞いたことと、その答えも残しておき、具体的に何が違うのかを相談窓口に伝えてください。

価格や工事の説明については、戸建て外壁塗装の費用相場と内訳も、項目を理解する手がかりになります。

相談で伝えること 役立つ資料
どのように契約したか 広告、訪問日、電話やメッセージの記録
どの工事を頼んだか 契約書、最終見積書、仕様書、変更書面
いくら支払ったか 請求書、領収書、振込明細
何が問題になっているか 施工前後の写真、指摘した箇所、相手の回答
どのような解決を希望するか 説明、補修、契約の見直しなど、希望を書いたメモ
代表 齋藤直樹

相手への不満をすべて話そうとするより、「契約ではこうなっているが、実際はここが違う」と伝えるほうが、相談が進みやすくなります。

わからない部分は、わからないままで大丈夫です。書類と経緯を見てもらいましょう。

塗装契約についてよくある質問

契約の前と後とで答えが変わる点を中心に、補足しておきます。

Q1. 見積書だけで契約してよい?

A. 工事の範囲と金額だけでなく、工期、支払い、変更、保証、解約などの条件を書面で確かめてから契約してください。

見積書だけでは、工事中や完成後の取り決めが十分にわからないことがあります。

Q2. 屋根の追加工事は断れる?

A. まだ追加工事に合意していないなら、その場で頼む必要はありません。

必要な理由を聞き、すでに契約した範囲に入っている作業なのか、新しく契約を変える話なのかも確かめましょう。

安全や雨漏りに関わる場合は、必要な応急の手当てと本工事を分けて相談します。

Q3. 電子契約なら控えは不要?

A. 電子契約でも、合意した中身を後から確かめられるよう、ご自分で保存しておく必要があります。

契約書だけでなく、そこで指している見積書や仕様書も一緒に保存し、ダウンロードの方法と見られる期間も確かめておくと安心です。

Q4. 着工していなければ解約は無料?

A. 無料とは限りません。

契約の条件や準備の進み具合、クーリング・オフが使えるかどうかなどで扱いが変わります。請求の根拠を受け取り、契約の経緯とあわせて相談してください。

納得した約束を残してから契約する

外壁塗装の契約では、工事の範囲と材料を最終の見積書にそろえ、代金、工期、追加工事、保証をひと続きの約束として読むことが大切です。

わからない項目を契約の後に持ち越さず、説明を受けて書面を直してもらう。それが、工事中の行き違いを減らすいちばんの近道です。

すでに契約して困っている場合は、新しい工事を急いで決める前に、記録を手元に置いて公的な相談窓口に相談してください。

アップリメイクでは、お住まいの診断結果とご希望に沿って、必要な工事と見積もりの中身をご説明します。わからない言葉があれば、何度でも聞いてください。

静岡で塗装を考えていて、まず家にどんな補修が必要かを確かめたい方は、外壁・屋根の無料診断をご利用ください。

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    株式会社アップリメイクの代表取締役社長の斎藤直樹

    齋藤直樹

    株式会社アップリメイク代表取締役の齋藤直樹です。元塗装職人として培った現場経験と、1級塗装技能士(建築塗装作業)などの専門知識を生かし、建物の状態やご予算に合った、分かりやすく誠実なご提案を大切にしています。 塗装の仕事が大好きで、地元・静岡のお客様に「アップリメイクに頼んでよかった」と笑顔になっていただくことが何よりの喜びです。外壁塗装・屋根工事の施工事例や、住まいを長持ちさせるための情報を発信しています。 主な保有資格:1級塗装技能士(建築塗装作業)・2級建築施工管理技士・有機溶剤作業主任者技能講習修了・危険物取扱者 乙種第4類 ほか

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